超・面白かった。ダブルオーのDVDを購入するかどうか迷っていたんだけど、今回の第13話を観て購入を確定。
いやー、新年1発目でこれは良かったです。
刹那の思いとソレスタルビーイングの実行部隊の思い、そしてマリナ・イスマイールの「信じたい」という思いが折り重なってくるような描き方に、何かがこう1点に収斂していく感じがビシビシ伝わってきました。
第13話、堪能しました。
■信じたい
ダブルオーは魅せ方という面で凄く渋い。渋くて面白いです。
今回なんかは特に、複数の視点が乱立する中で、みんなの期待が一点に収斂されていったじゃないですか。
こういう描き方は本当に上手いですね。
観てて熱かった。
ミクロ視点では刹那、マリナさん、そしてソレスタルビーイングのメンバーの思いが。
マクロ視点では世界のみんながTV越しに「ソレスタルビーイングは本当に紛争根絶を願っているのか?」その本気度合いを見守っている。
そんな思いが「聖者(マスードさん)を帰還させる」という一点に収斂して、世界中がガンダムの一挙手一投足に注視する。
#当然マクロ視点・ミクロ視点の中間視点である視聴者視点もその挙動に注視、そして期待する。
色んな視点、思いが交錯して一点に収斂。
圧倒的武力を持って紛争を根絶する、と宣言したソレスタルビーイング=ガンダムが、非武装で王宮に降り立つ。
それが「聖者の帰還」。
堪能しました。
熱かったです。
刹那としては第12話で墜ちることろまで墜とされて、「(かつて自分を救ってくれた、神は居ないと思った自分に舞い降りた)ガンダムになれない」とまで思ったけれども、そこで登場する因縁の相手であるアリー・アル・サーシェスとの再戦(藤原さんの演技は素晴らしかった)。
ここでひとつ過去との対峙。
決着はつかないまでも、私怨よりもマスードさんを救出する、という点において、刹那は自分自身をも救うチャンスを得るわけですよね。
刹那は(意外と)純粋に紛争の根絶を願っている。
神に願っても紛争は終わらない。
それに気付いたときに舞い降りたガンダム。
ガンダムは(局所的ではあるかもしれないけれど)自分の命を救い、その戦場を収めた。
だから今度は自分がガンダムを駆り、紛争を根絶したいと願った。
その手段の一つがマスードさんを帰還させること。
それを成し遂げることで、刹那の中の何かが一つ決着がつく。
まるで贖罪のように。
そして帰還のシーン。
それは聖者(マスードさん)が帰還しただけでなく、ガンダムという聖者がクルジスの内戦に降臨したときから数えて、再びこの地に紛争を根絶するために帰還したかのように。
圧倒的武力を誇るガンダムが、非武装で降り立つその姿。
この意味は熱いなぁ。
また、マリナさんはもう完全に絶望状態。
そんな中、呟く言葉が
信じたい
信じたいのよ
それはもうすがるものが無いから呟いたのか、それともソレスタルビーイングの紛争を根絶したいという願いを信じたいと、暗殺者が目前にいて、そして殺されるという人を信じられなくなりそうな状況の中で、だからこそ、人を信じたいと思ったのかもしれない。
もう信じる<祈る>ことしかできないから。
また、ソレスタルビーイングのメンバーも自分達の本気を示したい、紛争の根絶を真に願っていることを。
スメラギさんのプランを支持するアレルヤもまた熱い。
#そこで対照的に描かれるティエリアも意味深。
また、TV越しに、世界各国の首脳も注視し、そして同じく一般市民(その代表として描かれる沙慈くんたち)も事の成り行き、そして「彼らは本当に紛争根絶を願っているのか?」ということを、マスード氏の帰還の成否に委ねている。
#そして願わくば、紛争が終わって欲しいと思っている。
こういう思いが王宮に入っていく非武装のガンダムに収斂していく。
これは熱かったなぁ。
そしてマリナさんに戦え、と示唆する刹那。
それは自分も自分の信じる道で戦うから、と暗に言っているように。
紛争は終わっていないけれども、マリナさんの絶望の底はここで、ココから先が浮揚していく転換点になったんじゃないかなぁ。
最後に、ロックオンと王留美の会話。ここもまた渋い。
これで解決したと思うか?
否。
しかしながら、人間は
歩み寄ることができる
というこの物語の終着点をも思わせる言葉で締め。
普通ならこれで最終回だよね。
いやー、いいねぇ。
これで第1クールが終わったわけですが、ラスト、この第13話は非常に面白かったです。
今までDVDの購入を迷ってましたが、今回のお話で購入を決定。
つか、もうガンダムは全部買う、と開き直ることができました(笑)。
■ラストシーン
スメラギさんなんかが、今回のミッション成功を祝って乾杯をしていたり、ソレスタルビーイングの実行部隊は本気で紛争の根絶を願っていると見えますよね。
でも、アレハンドロ・コーナーとかは微妙(もちろん今回の非武装化プランに反対したティエリアも然り)。
ソレスタルビーイングの本当の狙いって何?というのが、今回のアザディスタン編で少し疑問として浮かび上がった感じ。
#改革派が国連なんて連れてこなければ・・・、という作中台詞もありましたが、やはり数ある国の中から何故アザディスタンに来たのか、そして何故アレハンドロ・コーナー自身がアザディスタンに来たのか。
まるで特等席で鑑賞するかのような感じさえありましたね。
#逆に今回の件で王留美の立ち位置は実行部隊より?みたいな感じに見えましたね。
#実行部隊とアレハンドロ・コーナーとの間で板ばさみorどっちに着くかを選択する、という場面があっても面白い。
真の狙い、というのがまだまだありそうなんで、アリー・アル・サーシェスが属している組織であるとか、その辺とともに興味津々です。
■ロックオン
ロックオンは実際にも射撃の達人であることが判明。
#ちなみにうちの奥さんと娘はロックオンファンであり、ガンプラ買うときもしきりにデュナメスを買え、と言われました。
#で、買って組み上げたら、今度は緑色が綺麗に出てない、とか文句言われました(笑)。たしかに無塗装状態の色は違う色だね。
第2部に入っていくと思われる来週以降、ロックオンの過去にもスポットが当たると面白いな。
第1部、堪能しました。
ふぅー。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻
今回の第13話でDVD購入を決定。
実は迷っていたけど、もうガンダムシリーズは全部買うか、と開き直りました(笑)。
いやー、新年1発目でこれは良かったです。
刹那の思いとソレスタルビーイングの実行部隊の思い、そしてマリナ・イスマイールの「信じたい」という思いが折り重なってくるような描き方に、何かがこう1点に収斂していく感じがビシビシ伝わってきました。
第13話、堪能しました。
■信じたい
ダブルオーは魅せ方という面で凄く渋い。渋くて面白いです。
今回なんかは特に、複数の視点が乱立する中で、みんなの期待が一点に収斂されていったじゃないですか。
こういう描き方は本当に上手いですね。
観てて熱かった。
ミクロ視点では刹那、マリナさん、そしてソレスタルビーイングのメンバーの思いが。
マクロ視点では世界のみんながTV越しに「ソレスタルビーイングは本当に紛争根絶を願っているのか?」その本気度合いを見守っている。
そんな思いが「聖者(マスードさん)を帰還させる」という一点に収斂して、世界中がガンダムの一挙手一投足に注視する。
#当然マクロ視点・ミクロ視点の中間視点である視聴者視点もその挙動に注視、そして期待する。
色んな視点、思いが交錯して一点に収斂。
圧倒的武力を持って紛争を根絶する、と宣言したソレスタルビーイング=ガンダムが、非武装で王宮に降り立つ。
それが「聖者の帰還」。
堪能しました。
熱かったです。
刹那としては第12話で墜ちることろまで墜とされて、「(かつて自分を救ってくれた、神は居ないと思った自分に舞い降りた)ガンダムになれない」とまで思ったけれども、そこで登場する因縁の相手であるアリー・アル・サーシェスとの再戦(藤原さんの演技は素晴らしかった)。
ここでひとつ過去との対峙。
決着はつかないまでも、私怨よりもマスードさんを救出する、という点において、刹那は自分自身をも救うチャンスを得るわけですよね。
刹那は(意外と)純粋に紛争の根絶を願っている。
神に願っても紛争は終わらない。
それに気付いたときに舞い降りたガンダム。
ガンダムは(局所的ではあるかもしれないけれど)自分の命を救い、その戦場を収めた。
だから今度は自分がガンダムを駆り、紛争を根絶したいと願った。
その手段の一つがマスードさんを帰還させること。
それを成し遂げることで、刹那の中の何かが一つ決着がつく。
まるで贖罪のように。
そして帰還のシーン。
それは聖者(マスードさん)が帰還しただけでなく、ガンダムという聖者がクルジスの内戦に降臨したときから数えて、再びこの地に紛争を根絶するために帰還したかのように。
圧倒的武力を誇るガンダムが、非武装で降り立つその姿。
この意味は熱いなぁ。
また、マリナさんはもう完全に絶望状態。
そんな中、呟く言葉が
信じたい
信じたいのよ
それはもうすがるものが無いから呟いたのか、それともソレスタルビーイングの紛争を根絶したいという願いを信じたいと、暗殺者が目前にいて、そして殺されるという人を信じられなくなりそうな状況の中で、だからこそ、人を信じたいと思ったのかもしれない。
もう信じる<祈る>ことしかできないから。
また、ソレスタルビーイングのメンバーも自分達の本気を示したい、紛争の根絶を真に願っていることを。
スメラギさんのプランを支持するアレルヤもまた熱い。
#そこで対照的に描かれるティエリアも意味深。
また、TV越しに、世界各国の首脳も注視し、そして同じく一般市民(その代表として描かれる沙慈くんたち)も事の成り行き、そして「彼らは本当に紛争根絶を願っているのか?」ということを、マスード氏の帰還の成否に委ねている。
#そして願わくば、紛争が終わって欲しいと思っている。
こういう思いが王宮に入っていく非武装のガンダムに収斂していく。
これは熱かったなぁ。
そしてマリナさんに戦え、と示唆する刹那。
それは自分も自分の信じる道で戦うから、と暗に言っているように。
紛争は終わっていないけれども、マリナさんの絶望の底はここで、ココから先が浮揚していく転換点になったんじゃないかなぁ。
最後に、ロックオンと王留美の会話。ここもまた渋い。
これで解決したと思うか?
否。
しかしながら、人間は
歩み寄ることができる
というこの物語の終着点をも思わせる言葉で締め。
普通ならこれで最終回だよね。
いやー、いいねぇ。
これで第1クールが終わったわけですが、ラスト、この第13話は非常に面白かったです。
今までDVDの購入を迷ってましたが、今回のお話で購入を決定。
つか、もうガンダムは全部買う、と開き直ることができました(笑)。
■ラストシーン
スメラギさんなんかが、今回のミッション成功を祝って乾杯をしていたり、ソレスタルビーイングの実行部隊は本気で紛争の根絶を願っていると見えますよね。
でも、アレハンドロ・コーナーとかは微妙(もちろん今回の非武装化プランに反対したティエリアも然り)。
ソレスタルビーイングの本当の狙いって何?というのが、今回のアザディスタン編で少し疑問として浮かび上がった感じ。
#改革派が国連なんて連れてこなければ・・・、という作中台詞もありましたが、やはり数ある国の中から何故アザディスタンに来たのか、そして何故アレハンドロ・コーナー自身がアザディスタンに来たのか。
まるで特等席で鑑賞するかのような感じさえありましたね。
#逆に今回の件で王留美の立ち位置は実行部隊より?みたいな感じに見えましたね。
#実行部隊とアレハンドロ・コーナーとの間で板ばさみorどっちに着くかを選択する、という場面があっても面白い。
真の狙い、というのがまだまだありそうなんで、アリー・アル・サーシェスが属している組織であるとか、その辺とともに興味津々です。
■ロックオン
ロックオンは実際にも射撃の達人であることが判明。
#ちなみにうちの奥さんと娘はロックオンファンであり、ガンプラ買うときもしきりにデュナメスを買え、と言われました。
#で、買って組み上げたら、今度は緑色が綺麗に出てない、とか文句言われました(笑)。たしかに無塗装状態の色は違う色だね。
第2部に入っていくと思われる来週以降、ロックオンの過去にもスポットが当たると面白いな。
第1部、堪能しました。
ふぅー。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻
今回の第13話でDVD購入を決定。
実は迷っていたけど、もうガンダムシリーズは全部買うか、と開き直りました(笑)。