蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ヒロイック・エイジ 第13話「時空流の戦い」 感想

2007-07-04 00:07:45 | ヒロイックエイジ
レクティがその身に宿すノドス「エルマントス」の能力は時空跳躍という反則的能力でした。
#もうちょい正確に言うと、色々と分岐していく過去へ遡り、この攻撃ならエイジを確実に仕留められるというポイントを何度も探る、というものでした。

つか、その全てのアタックにおいて優位性を示す、つまり倒される可能性の無いエイジ=ベルクロスのほうが実は反則的だ(笑)。

……というわけでも実はなく、やはり予想通り孤独の英雄の戦いは疲弊を増すごとに「狂乱」へとひた走る、そういう展開に入って参りました。

「狂乱」になれば敵も味方も関係なく攻撃を始めると思われ、これによって英雄の種族自体も5匹までに減少したわけですよね。
恐らく星のひとつや二つを破壊することなど造作もないわけで、こうなってくるとやはりここでのクライマックスとしては、舞台を地球付近に持ってくることでしょうね。

最大の大きさを誇る木星が吹き飛んだ、そんな戦いをしている中で、スターウェイに引きずられて辿り付く先はやはり地球。
「狂乱」状態のエイジが地球まで吹き飛ばしてしまうのではないか?という舞台設定になるとやっぱり緊張感あって良いですよね。

そんなエイジを助けられるのはアルゴノートクルーとディアネイラしかいない、そんな展開になるんでしょうね。
#ここまで引っ張っているのはきっとそこを描きたいがために違いない。

そのためには自分が兄たちを差し置いて前に立つことに逡巡しているディアネイラが、自らの意思で星の道を示す、という決意をしないといけないわけで、そのきっかけとしてエイジの「狂乱」があって、それを鎮めるためにも自分が立ち上がらないといけない、エイジをとめることができるのはディアネイラ、そしてアルゴノートクルーしかいない、孤独の英雄を助けるのは自分たち仲間しかいない、という展開だといいなぁ。

黄金の種族が残した契約、そしてノドスということについては何となくこれまでの予想で正しいかも?と思える表現もありました。
銀の種族の持つ安定という理念、それを打ち破ろうとする鉄の種族の好奇心?
このせめぎ合いの末に生まれる星の道に、この宇宙の未来を託した、と考えるのが筋でしょうか。
#逆に通常感情の起伏が少ない銀の種族、その銀の種族のノドスであるユティに、ノドスであるがゆえに感情を持っている、というのは一つ非常に面白くて、この感情が恐らく後半へ向けて何らかの鍵になるんじゃないかと予想。

それにしてもここまで個人的に思ってしまうのはちょっと淡々と進みすぎている気がしないでもないんですよね。
冲方さんファンとしてこの作品を観始めたものとしてはそろそろ冲方さん自身の脚本で観たいところでございます。
#14話までは違うことは分かっていますが、15話以降期待してしまうなぁ……。

ヒロイック・エイジ DVD1


ヒロイック・エイジ DVD2


ヒロイック・エイジ オリジナル・サウンドトラック