めちゃめちゃ面白かった。これは一気にエンジンがかかったなと思わせるに十分な展開を見せてくれた第39話「天空のキラ」。
ラストの「君は僕に似ている」がかかる部分まで含めて完全に釘付け、バトルエンタメ含めてかなり大満足でした。
議長の真の狙いについても、これまで考察してきた部分でほぼ正解かなと思えるところまでやっと来ました。
恐らく今後は、これまで伏線としてかなりタメてきた部分の開放になるであろうことが予想されるため、第4クールの密度の濃さはかなりのものになると見ました。
最終話までもう目が離せませんね。
■キラとラクス
個人的に最高。
やっぱりこの二人、最高でした。
今の僕には何の力もなくて
これじゃあ何も守れない
勝ちたいわけではありません
守りたいのです
「守る」その言葉に共鳴する二人の台詞。
そしてしばしの時を経て、再会する二人。
「守る」ために「力」を手にすることに、躊躇しつつ、それでも自分たちの戦いをしなければ何も変わらないと決意する二人。
特にこの「力」をキラに手渡すことに憂いを帯びるラクスが良くて、それを分かった上で自分の決意を述べて受け取るキラもまた良い。
この二人、やっぱり個人的に凄く好きです。
この二人の信頼関係は絶対に揺るがない、そんな描写でしたね。
特に前作SEEDのときは理解者、同志みたいなイメージから抜けられなかったところもあった(スペシャルエディション「鳴動の宇宙」の新カットがなければ特にそう思う)二人が、二年の時を経て互いに無くてはならない存在まで歩み寄っていたことが何か感慨深くもありました。
またもや現時点では世間からはテロリストとしてしかみなされていない二人。
しかし、時代を変える新しい力は再びラクスの元から解き放たれる、これぞSEEDの世界でしょう?そんな風に思いましたね。
もう感無量、みたいな。
いや、ほんと良かったです。
■ストライクフリーダム
カッコ良過ぎ&これ以上無いくらい強過ぎ、そして最高。
ドラグーン全開から、額を煌かせながら、
当たれーーー!!!
の一斉射撃。
鳥肌立った!!
もうディアクティブモードの状態からカッコよかった。
つか、あの時、ついに来たか~、みたいな感じで既に感慨深くなってました。
そして久々の保志さんの早口入力(笑)。
開かれるハッチ、そこにかかる西川さんの「Vestige」。
前作で「ミーティア」がかかるときをフラッシュバックさせて、ストライクフリーダム発進。
これで燃えないわけがない。
フリーダムからストライクフリーダムへ乗り換えるんじゃなく、ストライクからストライクフリーダムへ乗り換えるってのは何というか妙にしびれました。
#個人的にストライクは歴代ガンダムの中でもかなり好きなので。
#またルージュベースを壊すことで、カガリに新機体を与えるという意味合いもあって一石二鳥みたいな。
そしてあの羽部分が全てドラグーン!!
完全に度肝抜かれました。
いや、抜かれるなら度肝がいいよね。
ここはもうバトルエンタメとしては最高だったなぁ。
とにかくストライクフリーダムカッコいい。
これはMGは絶対買いですな。
#MGのフリーダムでも十分カッコいいんだから。
#そういう意味ではMGのストライクも十分カッコいいんだけど。
■アスランとカガリ
今回のアスランの独白は個人的にかなり良かったです。
守りたかったんだろ?オーブを
俺は焦ったのかな・・・
嫌だったんだ・・・何もできない自分が
カガリは国という責任を負って、毎日死に物狂いなのに
俺は何もできないどころか、ユニウスセブンがあんな・・・
何かしたかった・・・止めたかったんだ、本当は・・・
戦争になるのを・・・
しょうがないのかな・・・もうほんとに・・・
いや、そんなはずは無い、絶対に
ここが熱い、本当に熱い。
前作SEED最終話で「逃げるな生きるほうが戦いだ!」と諦めることを断固拒否したカガリから漏れる弱音に対して、今度はアスランが「そんなはずは無い、絶対に」と断言。
#しかもその回想にはシンを思い出しているところがまた熱い。
熱かった・・・、そして長かった。
アスランの長いタメは、ここがようやく終点にして、新しい起点になる、そういう瞬間だと理解しました。
残るはカガリ。
シンデレラカーブの頂点を極めるかどうかは次のオーブ侵攻にかかっていることは、もう最近の感想でずっと言っているんですが、ここでオーブの獅子を超えていけるか?ここが大きなポイントになってきますよね。
キラとラクスは自分たちの行動=理想に迷いをもちながら、それでもそれだけじゃ駄目なんだという思いを胸に行動開始。
そしてアスランも長いタメからようやく起点に立つ決断を。
残るカガリが今までシンにも「綺麗事はアスハのお家芸だな!!」と言われていたように、理想論・建前を述べてきただけのこれまでから、トダカさんを始め多くのオーブ兵を目の前で失ってきたカガリがどう決断するのか?もうずっと楽しみで仕方ありません。
次回予告を見るに、金色のMSがアカツキと思われ、恐らくカガリが搭乗だと思うのですが、これも実は相当に熱いと思います。
前線で大活躍というのは個人的には望みませんが、今まで理想論を述べていたカガリが国を背負って理想も現実も飲み込む、それがオーブなんだ、と言って立ち上がるならば、僕は全力で応援したい、それくらい熱いなと。
前作SEEDでは丁度第40話「暁の宇宙へ」で滅んだオーブ。
それがDESTINY第40話「黄金の意思」でどう昇華されるのか?
第4クールの密度はマジで濃いですね。
■議長の目的
これは今回ラクスの言葉からほぼこれまでの考察で大体合致するかなと思えるところまでようやく来た気がします。
■まず議長の作ろうとする世界とは?
これは第36話「アスラン脱走」の感想で詳述しているのですが、今回これにプラスしてデスティニープランなるものが提示されましたね。
人は自分を知り
精一杯できることをして役立ち
満ち足りて生きるのが一番幸せだろう?
第29話「FATES」では議長自身も「FATE=不幸な宿命」に抗い、「DESTINY=偉大なる結末を暗示」へ導こうとする人だと言うことは分かりました。
しかし、それは専制君主制に近い形で、世界にとって都合の良いように役割を与えてあげる、そういう世界を作ろうとしている、ということですね。
実は今回、それに対する強烈なアンチテーゼが何気に提示されていて、それは議長の共同研究者と思われる人のノートで、
だが我々は忘れてはならない
人は世界のために生きるのではない
人が生きる場所
それが世界だということを
と言っているわけですよ。
これは何気に熱いですよ。
議長は世界を中心に役割を正しく与える人間がいれば平和になると考えているんですが、この人はそうではなく、人が生きているから世界があるのだ、と真っ向から反対のことを述べているわけです。
これは熱い。
これによってオーブ侵攻の議長の思惑について僕の仮説はほぼ自分なりに納得することができました。
■では何故オーブ侵攻なのか?
ラクスがくれたヒントが完全に僕の納得度を上げることになったんですが、何故オーブは議長が考える世界には邪魔なのか?
それについては第37話「雷鳴の闇」で詳述しているのですが、ここ最近の感想で、うちのブログの方向性としてDESITNYでのテーマは最終的には「自立・自律」にあるんじゃないか、というのを感想そしてコメント欄での意見交換を含めて言ってきたわけですが、議長の狙いとしては前述したとおり、役割とは与えれれるものであって、それを正しく与えるものがいれば、後はその役割を全うする人がいれば世界は平和になる、そういう感じだと思っています。
つまり、そこには自分で考える、アスランのように「余計なことを考えすぎる」人は必要ないということになります。
そしてオーブという国は第28話でトダカさんが散ったように、諾々と命令に従うのではなく、自分で考えて行動を起こすことができる可能性を強く持った国、自分たちの国に対して理念を持った国、そういう国民性を持っている国だからこそ、AAにいるオーブ兵のように自分たちで考えて「自立」しようとする人が増える前に、国として「自立」する前に討ちたい、それが本音なんだと予想します。
プロデューサーの竹田青滋さんはこんなことを言っていて、「(自衛隊派遣のような自分たちの国のアイデンティティーに関わる部分が)深く議論されることなく、するするっと決まってしまう」ことに危機感を持ったとも言っていて、DESTINYの世界で議長が考えるならば、その役割はきっと正しくて、それは深く議論されることなく、決まってしまう。
そこに自分の考え、意思、そしてそれが本当に正しいことなのか判断することができなくなってしまう。
自分で考えることなく諾々と世論に流される、そういう世の中でいいんですかね?みんなももうちょっとだけ世間に興味を持ってみようよ、そんなメッセージ性があると思うんですね。
DESTINYではよく「迷いながら」の表現が出てくるのですが、それは決してネガティブな要素ではなく、むしろポジティブ、自分で考えることの重要性を説いているとも取れます。
そこで議長が考える、「役割」を与えられるものと、迷いながらでも自分で考え「役割」を切り開くもの、どちらの世界が好きですか?ひいては自分はどちらがいいですか?と視聴者に問いかけている、ここがDESTINYのテーマ的な面白さかなと思うんですよね。
ここからは多少余談なんですが、仕事をしている人は少なからず感じたことがあると思うのですが、仕事って与えられた仕事しているだけだと、自分のやりたい仕事ってできないんですよね。
自分でこういう仕事をやりたいから、だから自分で仕事を作っていく、そういうことが必要ですよね。
仕事って、就職してからが本当の就職活動で、仕事を与えられてこなしていくだけというのが許されるのは入社して何年目かまでで、それ以降は自立が求められるし、自分で切り開いていかないと、今あるポジションや仕事なんていうのは風向きが変わればいくらでも無くなる、そういう不安定な場所にいるんですよね。
それは大企業であっても変わらないことで、企業自体が倒れることもあれば、職場内で自分の部署やプロダクトがなくなることもある。
そういうときに自立した人はまた切り開くことができるし、できない人は埋もれるかもしれない。
役割を失った人が消される・消えるというのはアスランで実証済みですし(って笑えない?)。
■議長が倒れるポイントがあるとすれば
今回アスランの回想が無かったら気がつかなかったかも知れませんが、メンデルの資料でデリートされていたのはサトー隊長ですよね、きっと。
これである程度これまでの考察で納得できました。
第33話「示される世界」の感想でユニウス・セブン落下の件から議長のシナリオだったんじゃないか、という仮説を立てていたので、議長が崩れるとすればこの部分から始まってベルリンのデストロイ大破壊までつながって暴露されていくんじゃないかと思います。
#ここにミーアが絡んでくると非常に面白いと思っているんですけどね。
#つか、議長がユニウス・セブンを落としたというのは第5話の後からずっと思っているんでようやく確信か?みたいな。回想王アスランのおかげです(笑)。
最終的には「自立・自律」をテーマとしつつ、運命を与えられることを良しとするか?運命を切り開くことを良しとするか?そういう運命対決になるんじゃないかと予想です。
■あと色々と
■虎ガイア
めっちゃびっくり&喜んだ。
ガイアってワンオフものかと思ってたら、そうでもないのね。
それにしてももとラゴウ乗りの虎がガイアってのは何か納得。
つか、虎から犬になっちゃったよ、みたいな(笑)。
■熱メイリンたん
そんなメイリンたんに僕が熱を出しそうです。
つか、もう出てます。
■アビー、ワンカット登場?
C.V.はエウレカセブンのタルホ姉さんでしたね。
つか、オペレータの声ばっちりじゃない?
■ドムカッコいいよドム
ファクトリーで整備中のドム。
何かだんだんカッコよく見えてきたんですけど。
■ストライクブースター
色々あると思うけど、個人的には有りで(笑)。
つか、すげーな。
シールドがルージュ色だったのがナイス。
■キラとラクス
この二人だけめっちゃ飛びぬけて作画良くなかったですか?
#アスランとメイリンたんもかなり良かったですが。特にメイリンたん。
つか、ラクス、美しすぎるとおもた。
■マリューさん
何気にお姉さん度がアップしていて、DESTINYでのマリューさんは好き。
■アスラン
キラを送り出す一言がアスランからだったというのが何気に熱かったです。
■二分間で25機
今後何かの単位に使われそうです。
いやー、今週めっちゃ面白かったです。
第4クールは凄く楽しみです。
ラストの「君は僕に似ている」がかかる部分まで含めて完全に釘付け、バトルエンタメ含めてかなり大満足でした。
議長の真の狙いについても、これまで考察してきた部分でほぼ正解かなと思えるところまでやっと来ました。
恐らく今後は、これまで伏線としてかなりタメてきた部分の開放になるであろうことが予想されるため、第4クールの密度の濃さはかなりのものになると見ました。
最終話までもう目が離せませんね。
■キラとラクス
個人的に最高。
やっぱりこの二人、最高でした。
今の僕には何の力もなくて
これじゃあ何も守れない
勝ちたいわけではありません
守りたいのです
「守る」その言葉に共鳴する二人の台詞。
そしてしばしの時を経て、再会する二人。
「守る」ために「力」を手にすることに、躊躇しつつ、それでも自分たちの戦いをしなければ何も変わらないと決意する二人。
特にこの「力」をキラに手渡すことに憂いを帯びるラクスが良くて、それを分かった上で自分の決意を述べて受け取るキラもまた良い。
この二人、やっぱり個人的に凄く好きです。
この二人の信頼関係は絶対に揺るがない、そんな描写でしたね。
特に前作SEEDのときは理解者、同志みたいなイメージから抜けられなかったところもあった(スペシャルエディション「鳴動の宇宙」の新カットがなければ特にそう思う)二人が、二年の時を経て互いに無くてはならない存在まで歩み寄っていたことが何か感慨深くもありました。
またもや現時点では世間からはテロリストとしてしかみなされていない二人。
しかし、時代を変える新しい力は再びラクスの元から解き放たれる、これぞSEEDの世界でしょう?そんな風に思いましたね。
もう感無量、みたいな。
いや、ほんと良かったです。
■ストライクフリーダム
カッコ良過ぎ&これ以上無いくらい強過ぎ、そして最高。
ドラグーン全開から、額を煌かせながら、
当たれーーー!!!
の一斉射撃。
鳥肌立った!!
もうディアクティブモードの状態からカッコよかった。
つか、あの時、ついに来たか~、みたいな感じで既に感慨深くなってました。
そして久々の保志さんの早口入力(笑)。
開かれるハッチ、そこにかかる西川さんの「Vestige」。
前作で「ミーティア」がかかるときをフラッシュバックさせて、ストライクフリーダム発進。
これで燃えないわけがない。
フリーダムからストライクフリーダムへ乗り換えるんじゃなく、ストライクからストライクフリーダムへ乗り換えるってのは何というか妙にしびれました。
#個人的にストライクは歴代ガンダムの中でもかなり好きなので。
#またルージュベースを壊すことで、カガリに新機体を与えるという意味合いもあって一石二鳥みたいな。
そしてあの羽部分が全てドラグーン!!
完全に度肝抜かれました。
いや、抜かれるなら度肝がいいよね。
ここはもうバトルエンタメとしては最高だったなぁ。
とにかくストライクフリーダムカッコいい。
これはMGは絶対買いですな。
#MGのフリーダムでも十分カッコいいんだから。
#そういう意味ではMGのストライクも十分カッコいいんだけど。
■アスランとカガリ
今回のアスランの独白は個人的にかなり良かったです。
守りたかったんだろ?オーブを
俺は焦ったのかな・・・
嫌だったんだ・・・何もできない自分が
カガリは国という責任を負って、毎日死に物狂いなのに
俺は何もできないどころか、ユニウスセブンがあんな・・・
何かしたかった・・・止めたかったんだ、本当は・・・
戦争になるのを・・・
しょうがないのかな・・・もうほんとに・・・
いや、そんなはずは無い、絶対に
ここが熱い、本当に熱い。
前作SEED最終話で「逃げるな生きるほうが戦いだ!」と諦めることを断固拒否したカガリから漏れる弱音に対して、今度はアスランが「そんなはずは無い、絶対に」と断言。
#しかもその回想にはシンを思い出しているところがまた熱い。
熱かった・・・、そして長かった。
アスランの長いタメは、ここがようやく終点にして、新しい起点になる、そういう瞬間だと理解しました。
残るはカガリ。
シンデレラカーブの頂点を極めるかどうかは次のオーブ侵攻にかかっていることは、もう最近の感想でずっと言っているんですが、ここでオーブの獅子を超えていけるか?ここが大きなポイントになってきますよね。
キラとラクスは自分たちの行動=理想に迷いをもちながら、それでもそれだけじゃ駄目なんだという思いを胸に行動開始。
そしてアスランも長いタメからようやく起点に立つ決断を。
残るカガリが今までシンにも「綺麗事はアスハのお家芸だな!!」と言われていたように、理想論・建前を述べてきただけのこれまでから、トダカさんを始め多くのオーブ兵を目の前で失ってきたカガリがどう決断するのか?もうずっと楽しみで仕方ありません。
次回予告を見るに、金色のMSがアカツキと思われ、恐らくカガリが搭乗だと思うのですが、これも実は相当に熱いと思います。
前線で大活躍というのは個人的には望みませんが、今まで理想論を述べていたカガリが国を背負って理想も現実も飲み込む、それがオーブなんだ、と言って立ち上がるならば、僕は全力で応援したい、それくらい熱いなと。
前作SEEDでは丁度第40話「暁の宇宙へ」で滅んだオーブ。
それがDESTINY第40話「黄金の意思」でどう昇華されるのか?
第4クールの密度はマジで濃いですね。
■議長の目的
これは今回ラクスの言葉からほぼこれまでの考察で大体合致するかなと思えるところまでようやく来た気がします。
■まず議長の作ろうとする世界とは?
これは第36話「アスラン脱走」の感想で詳述しているのですが、今回これにプラスしてデスティニープランなるものが提示されましたね。
人は自分を知り
精一杯できることをして役立ち
満ち足りて生きるのが一番幸せだろう?
第29話「FATES」では議長自身も「FATE=不幸な宿命」に抗い、「DESTINY=偉大なる結末を暗示」へ導こうとする人だと言うことは分かりました。
しかし、それは専制君主制に近い形で、世界にとって都合の良いように役割を与えてあげる、そういう世界を作ろうとしている、ということですね。
実は今回、それに対する強烈なアンチテーゼが何気に提示されていて、それは議長の共同研究者と思われる人のノートで、
だが我々は忘れてはならない
人は世界のために生きるのではない
人が生きる場所
それが世界だということを
と言っているわけですよ。
これは何気に熱いですよ。
議長は世界を中心に役割を正しく与える人間がいれば平和になると考えているんですが、この人はそうではなく、人が生きているから世界があるのだ、と真っ向から反対のことを述べているわけです。
これは熱い。
これによってオーブ侵攻の議長の思惑について僕の仮説はほぼ自分なりに納得することができました。
■では何故オーブ侵攻なのか?
ラクスがくれたヒントが完全に僕の納得度を上げることになったんですが、何故オーブは議長が考える世界には邪魔なのか?
それについては第37話「雷鳴の闇」で詳述しているのですが、ここ最近の感想で、うちのブログの方向性としてDESITNYでのテーマは最終的には「自立・自律」にあるんじゃないか、というのを感想そしてコメント欄での意見交換を含めて言ってきたわけですが、議長の狙いとしては前述したとおり、役割とは与えれれるものであって、それを正しく与えるものがいれば、後はその役割を全うする人がいれば世界は平和になる、そういう感じだと思っています。
つまり、そこには自分で考える、アスランのように「余計なことを考えすぎる」人は必要ないということになります。
そしてオーブという国は第28話でトダカさんが散ったように、諾々と命令に従うのではなく、自分で考えて行動を起こすことができる可能性を強く持った国、自分たちの国に対して理念を持った国、そういう国民性を持っている国だからこそ、AAにいるオーブ兵のように自分たちで考えて「自立」しようとする人が増える前に、国として「自立」する前に討ちたい、それが本音なんだと予想します。
プロデューサーの竹田青滋さんはこんなことを言っていて、「(自衛隊派遣のような自分たちの国のアイデンティティーに関わる部分が)深く議論されることなく、するするっと決まってしまう」ことに危機感を持ったとも言っていて、DESTINYの世界で議長が考えるならば、その役割はきっと正しくて、それは深く議論されることなく、決まってしまう。
そこに自分の考え、意思、そしてそれが本当に正しいことなのか判断することができなくなってしまう。
自分で考えることなく諾々と世論に流される、そういう世の中でいいんですかね?みんなももうちょっとだけ世間に興味を持ってみようよ、そんなメッセージ性があると思うんですね。
DESTINYではよく「迷いながら」の表現が出てくるのですが、それは決してネガティブな要素ではなく、むしろポジティブ、自分で考えることの重要性を説いているとも取れます。
そこで議長が考える、「役割」を与えられるものと、迷いながらでも自分で考え「役割」を切り開くもの、どちらの世界が好きですか?ひいては自分はどちらがいいですか?と視聴者に問いかけている、ここがDESTINYのテーマ的な面白さかなと思うんですよね。
ここからは多少余談なんですが、仕事をしている人は少なからず感じたことがあると思うのですが、仕事って与えられた仕事しているだけだと、自分のやりたい仕事ってできないんですよね。
自分でこういう仕事をやりたいから、だから自分で仕事を作っていく、そういうことが必要ですよね。
仕事って、就職してからが本当の就職活動で、仕事を与えられてこなしていくだけというのが許されるのは入社して何年目かまでで、それ以降は自立が求められるし、自分で切り開いていかないと、今あるポジションや仕事なんていうのは風向きが変わればいくらでも無くなる、そういう不安定な場所にいるんですよね。
それは大企業であっても変わらないことで、企業自体が倒れることもあれば、職場内で自分の部署やプロダクトがなくなることもある。
そういうときに自立した人はまた切り開くことができるし、できない人は埋もれるかもしれない。
役割を失った人が消される・消えるというのはアスランで実証済みですし(って笑えない?)。
■議長が倒れるポイントがあるとすれば
今回アスランの回想が無かったら気がつかなかったかも知れませんが、メンデルの資料でデリートされていたのはサトー隊長ですよね、きっと。
これである程度これまでの考察で納得できました。
第33話「示される世界」の感想でユニウス・セブン落下の件から議長のシナリオだったんじゃないか、という仮説を立てていたので、議長が崩れるとすればこの部分から始まってベルリンのデストロイ大破壊までつながって暴露されていくんじゃないかと思います。
#ここにミーアが絡んでくると非常に面白いと思っているんですけどね。
#つか、議長がユニウス・セブンを落としたというのは第5話の後からずっと思っているんでようやく確信か?みたいな。回想王アスランのおかげです(笑)。
最終的には「自立・自律」をテーマとしつつ、運命を与えられることを良しとするか?運命を切り開くことを良しとするか?そういう運命対決になるんじゃないかと予想です。
■あと色々と
■虎ガイア
めっちゃびっくり&喜んだ。
ガイアってワンオフものかと思ってたら、そうでもないのね。
それにしてももとラゴウ乗りの虎がガイアってのは何か納得。
つか、虎から犬になっちゃったよ、みたいな(笑)。
■熱メイリンたん
そんなメイリンたんに僕が熱を出しそうです。
つか、もう出てます。
■アビー、ワンカット登場?
C.V.はエウレカセブンのタルホ姉さんでしたね。
つか、オペレータの声ばっちりじゃない?
■ドムカッコいいよドム
ファクトリーで整備中のドム。
何かだんだんカッコよく見えてきたんですけど。
■ストライクブースター
色々あると思うけど、個人的には有りで(笑)。
つか、すげーな。
シールドがルージュ色だったのがナイス。
■キラとラクス
この二人だけめっちゃ飛びぬけて作画良くなかったですか?
#アスランとメイリンたんもかなり良かったですが。特にメイリンたん。
つか、ラクス、美しすぎるとおもた。
■マリューさん
何気にお姉さん度がアップしていて、DESTINYでのマリューさんは好き。
■アスラン
キラを送り出す一言がアスランからだったというのが何気に熱かったです。
■二分間で25機
今後何かの単位に使われそうです。
いやー、今週めっちゃ面白かったです。
第4クールは凄く楽しみです。