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交響詩篇 エウレカセブン 第30話「チェンジ・オブ・ライフ」感想

2005-11-14 06:00:19 | エウレカセブン
今週はタイトルにもある通りやっぱり「変化」というキーワードに収斂されていました。
成長物語を描くにおいて最も重要でかつ、視聴者としても期待してしまうポイントが主人公達の「変化」の過程。
エウレカセブンの特徴としてはそこにプラスして周囲のサブキャラにもしっかりと「変化」を描くことで全体が動いていく感じを演出してところにあって、その辺もこの作品を好きな理由のひとつですね。

起承転結で言えば第3クールは「転」。
徐々に明かされる過去とともに、新しく事態は進行しているというパラレルな感じで進む本編。
新たな展開へ転がっていく、今回はそのつなぎのお話、一気に話が転がる直前のタメという感じでしたが、登場人物たちが過去から「変化」していく過程は観ていてやっぱりいいもんですね。

■レントン
何気に主人公レントンの心的成長が著しいです。
やっぱりチャールズとレイと出会ったことが彼を大きくしてるんだなと実感できて、ビームス夫妻ファンとしては嬉しい限り。

俺の知らない何もかもを知った上で
それでもなお、俺は貫こうと思うんだ

君を守るっていうこと
それが俺とチャールズさんたちと交わした約束なんだよ
エウレカ


今回良くぞ言った、という台詞の一つ。
エウレカセブンって基本的にはレントンとエウレカの成長物語だと思うので、どんなに伏線が貼られようとも、どんなに謎が残っていようとも、この二人の気持ちを軸にして観ていれば本編を見失うことは無いと思うんですよね。
第2クールの重い展開っていうのは、こういうのに説得力を持たせて来てるんで、今後の展開もきちんと対比構造を考えて展開されると思っていて、明暗をきちんと把握していくとこの作品、より楽しめるかなと。

またダイアンのくだりも素晴らしい。
これまではアドロックと比較されたり、いろいろあったレントンですが、それが「俺は俺です」といえるようになったのがまた良いって感じです。
#ここは先週エウレカに言った「君は君だよ」の対比表現かな?
この辺はホランドときちんと話をするあたりまで取っておきたいですね。

■エウレカとタルホさん
今回色んな人(LFOも含めて)の「変化」が描かれましたが、今回の「変化」を集約するにあたっては、エウレカとタルホさんの会話に全てが収斂されていたって感じでしたね。


どうしたの?

変わった
タルホ、変わったね


違う
戻ったのよ

なんかね、全部ほっぽらかしちゃおうかなって思ったんだ
ちょっといろいろと辛かったしね
だけどこうしてみて思った
やっぱり全然変わってなかった
昔の想い、昔の気持ち
昔に戻っただけなのよ
変よね、ほんと変


いいんじゃないかな
だって、私にはタルホが変わったって思えるもの
私も気が付かないうちに変わっていたもん
タルホだって変わった
でも、それって怖いことじゃないよ


まったく
あんたには敵わないな
ほんと羨ましい



ここからラストカットでエウレカが自分の帽子を花とともに捨てるシーンへのつながりが美しくて、タルホさんが自分の今までの服を捨てたシーンとの対比もあって、表現上手すぎです。
確か第17話の「スカイ・ロック・ゲート」あたりから第19話の「アクペリエンス・2」あたりにかけて、変化することに戸惑うエウレカが描かれているんですよね。
変わっちゃったからニルバーシュが動いてくれない、変わっちゃったのかな?変わってないよね、みたいな台詞があるんですよね。

そんなエウレカがタルホさんに「それって怖いことじゃないよ」と告げるシーンはもうかなりこちらとしても敵いませんって感じです。
#やっぱりそれを思うと第2クールの演出は随所で利いてるなぁ。
#またそのエウレカの変化を引き出したのがレントンで、エウレカとレントンの関係性が着実に描かれているというのが視聴者としては非常に嬉しいところ。

タルホさんにしても、本人は戻ったと言ってるけれども、戻ったんじゃなくて、戻ることも含めて変化なんだよ、みたいな表現をエウレカを通じて表現してるあたりほんと上手いなぁ。
初心に戻る、じゃないけど、自分の気持ちに素直になって、そういう部分を受け入れて、そうやって変化して成長していくんでしょ、みたいな。
やっぱり、この物語はサブキャラ含めて成長してる、そういうところが好きなんですよね。

またここでかかるBGM「記憶の中の海」が秀逸で、音楽だけでもしみじみこのシーンの良さを感じさせてくれるんですよね。
#サントラはお勧めです。

変化への肯定、受け入れ、ここがやっぱり今回のテーマであり、そしてそこに全てが集約されていましたね。
#だから最後のカットでタルホさんとホランドの会話の中で「おじさん、おばさんになって」のところが生きるんですよね。
#変化を受け入れるってことの意味ですもんね、これ。

■モーリス
タルホさんとエウレカのシーンの直前に入っていたのは、モーリスとストナーのツーショットでした。
モーリスは一応3人の中では最年長、ゆえにそろそろ自立心が芽生えてきたというところでしょうか。
それともレントンとエウレカの関係性を感じ取って距離を置こうとしているのか。
そのどちらもそうなのかもしれないし、この辺は後の放送を楽しみにしたいところ。
つか、こういう子供キャラにもきちんと配慮されていたり、エウレカがレントンを差し置いてモーリスを探しに駆け出すあたり、サブキャラを大事にしてるのがこういうところにも表れてるんですよね。

■ニルバーシュ
Spec2への伏線は十分だ(笑)。
今回ちらっと出てきたアゲハ隊の依頼で開発していたミサイルですが、これってスカブコーラルの深部に打ち込むってことはそろそろ大掛かりな展開が間近だということですが、このミサイルを搭載するのは無人の戦闘機みたいなことをちらっと言ってましたね。
そういえば、今まで戦艦はあったけど、戦闘機はなかったんですよね。
・・・Spec2への伏線かよ!!
むふふー、楽しみですね。

■複座の意味
今回アーキタイプを見せることで前々から疑問に思っていたニルバーシュの複座型について言及がありましたね。
個人的な予想としては第13話「ザ・ビギニング」の感想で書いたとおりなんですが、やっぱり意味としては2つかなと。
1つは金枝篇から金枝の意味あい。
もう1つはやっぱり、僕はこの物語、エウレカとレントンが手をつなぐまでのプロセスが重要で、そしてこれからも手をつなぐことが一番重要だとずーと書いて来ていることもあって、二人が手をつなぐためなんだろうなということを『rayline=guide』を読んで確信しましたよ。

■エウレカ=発見
この言葉のつながりがここで出てくるとは思わなかったのですが、むしろここで出てくるのが正しかったか、と思わせた今回。
エウレカ=発見とは、アルキメデスがアルキメデスの法則を「発見」したときに叫んだ言葉、ゆえに発見されたからエウレカはエウレカなわけですね。
人類に新しい法則を「発見」させた、とかそういう使われ方なのかもしれないですね。

つか、時間軸がいまいち掴めなかったんですが、LFOってそんなに最近発掘されたもんなんですか?
って、エウレカっていったいいくつなのよ?とか、色々考えてしまいましたよ(年取らないんじゃないか?とか)。
うーん、まあでも周りのメンバーの年の取り方考えても、そんなに時間は経過していないようにも見えますけどね。

■アクセル・サーストン
おお、これで第1話の謎が解明されましたね。
何でじっちゃんがニルバーシュのことを知っているか、と言う部分ですね。
それにしてもじっちゃんがニルバーシュのリフボードを作っていたとは!!
第1話でレントンにリフボードのことを「あんな板切れ」と言っていたのは、アドロックのこともあったとは思うんですが、将来自分の孫がリフライダーからLFOライダーになって欲しくなかった、軍人になって欲しくなかった、そういう意味合いもあったんだなと、改めてじっちゃんが好きになりましたよ。

あと、今回の研究所の研究者たちのことを「じっちゃんと同じ匂いがする」という一言だけで視聴者としても「ああなら大丈夫」と思えてしまうのは、そういう意味で先週アクセル・サーストンを登場させて、ドミニクのバイクを修理していたりするところにもあって、構成の妙味を感じるとともに、じっちゃんの人徳だなと思いました(笑)。


さて、きっちりとタメを作ってくれたお話しも終わり、次回からは一気に物語が動いてきそうな気配がしてきましたね。
コーラリアンの覚醒=物語の肝でもあるんで、どんな展開になっていくのか楽しみですね。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第5巻
2005/11/25発売
第15話~第18話を収録




サントラもお勧めなのです。


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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
有難うございました (プー兄さん)
2005-11-14 12:59:49
先日はいろいろ推薦してくださって有難うございました。ウルフズレイン早速探してみます。ハガレンも見たことなかったので友人にビデオを借りることにしました。



途中鬱な展開の多かった第2クールでしたが燕。さんの指摘のとおり、今クールの伏線にしかっりなっていて流石だと思います。18話で迷いを抱えていたレントンが「俺は俺だ」と言い切ったり、変わることを恐れていたエウレカが変化を前向きに受け止めるようになったりと2人の成長にじーんときました。



映画

エウレカが乗ると『ほら、この通り』

あのナレーションに爆笑。



モーリス

燕。さんも指摘されてましたが、レントンを差し置いてモーリスを探しに走るエウレカがとても良かった。自分は好きになった人の家族も大事にしたいし、その人にもまた家族を大事にしてほしいと思うので、今回真っ先に子供たちのことを優先したエウレカに拍手を送りたくなりました。



ロングのエウレカがかわいかった…
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Unknown (かわさきたもつ)
2005-11-14 16:47:15
> モーリスは一応3人の中では最年長、ゆえにそろそろ自立心が芽生えてきたというところでしょうか。

> それともレントンとエウレカの関係性を感じ取って距離を置こうとしているのか。

> そのどちらもそうなのかもしれないし、この辺は後の放送を楽しみにしたいところ。



上記演出の伏線ですが、

・1クールめのOPで、既にモーリスがカメラをぶら下げている。

・3クールめのエンドクレジットで、ストナーとモーリスがじゃれ合っている。

のに気づいてしまいました。

燕。が何度も指摘されている通り、この作品の緻密な構成には驚いてしまいます。

(よくも悪くも)全ての演出が、意図されたものなのですから。



ちなみに私は上記演出、最終回でのレントン&エウレカ「夫婦水入らず新婚生活(笑)」への布石と考えることにしています。



で、その期待を不安にさせるご指摘、



> エウレカっていったいいくつなのよ?とか、

> 色々考えてしまいましたよ(年取らないんじゃないか?とか)。



そ、その通りですが、こ、困ります!

二人にはきちんと「おじさんとおばさん」になってほしい私としては……。



PS

いろいろなblogを見回ると「レントン邪魔!」大好評のようですね。

ネット内でも二人を暖かくみつめる人々がたくさんいるのをイメージできて、

本当にうれしくなってしまいます。



(お礼)

こちらのサイトは、作品に対するネガティブなコメントが少ないので、とても居心地がいいです。最近の月光号の中のようで……。
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あの頃に戻った (ムニ枕)
2005-11-14 18:39:25
>タルホの「違う 戻ったのよ」

レントンがアイロンで穴を開けた軍服、今回捨てた服、着ている服。素晴らしい表現です。

着ている服は、初めてホランドに会った時の服?という妄想をしてみたり(笑)。



>戦闘機

コーラリアンと人間を戦わせようという某大佐の謀略が見え隠れしてます。世界に被害を出して世論を対コーラリアンにするという目的もありますね。

先週のドミニクを見てしまうと、彼は最後までデューイに従うのか?と疑問に思っています。



■サマー・オブ・ラブ

燕。さんの予想通り、アドロックのみがコーラリアンに取り込まれたみたいですね。そうなると、エウレカはアドロック死亡?の真相を知ってそうな・・・



やっぱ凄いアニメです。脇役にも血が通っているというか、物語の世界で生きていますね。今回のモーリス、じっちゃん etc

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レントン頼もしいよレントン (風龍)
2005-11-14 21:39:48
こんばんわ。



最近のエウレカセブンは、燕。さんの言われるように

レントンの成長が本当にめざましいですね。

とても第二話で鼻水たらしてた人と同一人物とは(笑)

この先、アドロック・ダイアン絡みでもう一つ、あるいは

エウレカ絡みで更に大きな揺さぶりが来ることが予想されますが

今のレントンにはそれらも乗り越えていけそうな雰囲気がありますね。



さて、今回の話で一番共感したのは



・技術屋ってのはこういうもんだ(モリタ)



私も技術職の端くれをやっているからある程度わかるんですが、

こういう人たちって

自分達の興味ある物や事例を見せられると、途端に

「甘いものは別腹理論」が働いちゃうんですよねぇ。

多分私もあの場にいたら疲れていようが何だろうが大喜びで

ニルバーシュにかじりついていたかと。



・余談(最近気になるあの人)



最近なにげにジョブスが存在感を増しているような…

ああいう冷静な実務屋タイプは大好きなので、これから予想される

軍施設へのハッキングあたりで活躍を期待したいところです。



ではでは

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おじさんにもうなっちゃってます (yasu)
2005-11-14 21:50:49
アゲハ隊の無人爆撃機、その名も「エイフェックス」と聞いてニヤッとした人は私だけではないはず。テクノファンというわけではない私でもテクノ界の奇人、テクノモーツァルトのCDは持ってますぜぇ。すさまじい攻撃力を有することは名前からして間違いないでしょうw





>エウレカっていったいいくつなのよ?とか、色々考えてしまいましたよ(年取らないんじゃないか?とか)。



人間の年に換算すると14歳くらいということで・・・いや、よく考えると結構シビアな問題であります。では二人は相互に人間化、コーラリアン化が進行・融合し、止揚してこの問題は解消されるものと妄想してみます。





>エウレカセブンって基本的にはレントンとエウレカの成長物語だと思うので、どんなに伏線が貼られようとも、どんなに謎が残っていようとも、この二人の気持ちを軸にして観ていれば本編を見失うことは無いと思うんですよね



まったく同感です。この世界の「謎」だとかは、あえて乱暴に言えば二人の物語を進行させる仕掛けに過ぎないと思ってます。また、これがただのロボアニメだったならば、普段は、アニメも見ないし漫画を読む習慣もない私は見てなかったです。



ひとりの少年の14歳から15歳の1年間を切り取ってみせる、、京田監督、随分難しい方法で物語を描こうとしています。謎解きの部分に関しては、多くの視聴者が置いていかれると思うんですよね。

視聴者にはっきりと説明される謎はあくまで14歳のレントン少年に理解される範囲になるでしょう。それ以外の部分は注意深く見ていた視聴者にだけ理解されるところとなるでしょうし、テロ云々など、そもそも解決など提示しようもない問題もあります。



でも、燕。さんのいうように二人の物語を描ききれば大団円ですよ。



作画監督のよしださんがご自身のホームページで、エウレカの眉はいつ入るのかとの質問に「あれは眉どころじゃない大変な出来事だったんだ、本当は丸坊主にするつもりだった。でも商売に負けた」というような書き込みをされていましたが、なかなか理解されないことへのいらだちなのかな。意地になって最後まで今のエウレカで行くかも知れませんね。(最終回のラストシーンは愛の奇跡で顔の傷だけでも直してやって・・・眉はないほうが好みですw)

返信する
ジャマーするぜ!! (ドミニア)
2005-11-14 22:07:37
エレ7もついに30話。ドンドンぱふぱふ。

もう100話ぐらいまでイって下さいと切に願いたい所ですが、一年と分かりきっていると悲しいもので。



今週のテーマもまた「変化」。レントン、タルホ、エウレカ、モーリスの変化を描いた今回はしんみりと良かったですねー。

工場の映画などは、自分が工場見学をして、レントンやエウレカの席の後ろ辺りで見ているような感じで楽しかったですね。人には積み重ねた過去があり、ロボットにもまた歴史という名の過去がある。

・・・ただ、【ストーリーを楽しむ派】、中でもテイストするタイプの人たち以外には、今週の展開などは地味で辛かったんじゃないかなーという心配もあったりして。工場見学ですからね。戦闘も無いしシャワーも無い(ぉ



●パシリから中央へ

今週が始まってまず驚いたのが、パシリ的な役がレントンからドギーになってたこと、しかもストナーとマシューが小脇。すごいですなご隠居(ぉ

ってまあ勿論考えすぎでしょうが、それでも少なくとも対等レベルではあるというのは把握できていいです。そしてその後のレントンの独白が素晴らしい。チャールズの死による成長も見られ、見守っている身分としては嬉しい限り、手を振ってくれるエウレカもいいなぁ。



●じっちゃんと同じ匂いの研究者

でも、なんかどこか狂ったような感じはあるというか。特に映画。ナレーションから何からまるで血が通ってない、それこそLFOより研究者の方が鉄とチューブで出来てるみたいで気持ちが悪かった。そりゃあアクセル爺さんも飛び出すわ。



●ニルバーシュカイザー(ぉ

ふーむ、成長してるのに鎧のサイズが合わないからあんなガギゴギしてたってことかしら?

ロボット漫画の王道というかお約束では、パワーアップというのは強い相手が出てきてボコられた時と決まってたりするんですが、ニルバーシュは特に何かにボコられることも無く進化(あ、前にアネモネにボコられたっけ?)しかし裸のニルは本当に寒そうだなぁ。あのカッコでサムサムポーズでガタガタ震えるニルを想像してちょっと萌えたドミでした(ぇー

しかしどんな追加武装とかあるのかないのか。純粋な能力UPだけなのかな、フルアーマーニルバーシュとかνニルバーシュとか見てみたい(笑



●短髪軍人姿タルホ

・・・あんた、誰だ!?(ぉ

というか、軍時代はそんなに清楚可憐そうな格好だったというのか!? 性格は!?

悪い虫(ホランド)に捕まって遊びを覚えたなんてお父さん許さんぞ────!!!(誰が父さんか



●イフの展開

タルホ 「相変わらずだね、昔っから嫌いだったモンね、こういう曲がさ」

ホランド「・・・・・・・・・・・・・あー・・・ どちら様?」

タルホ 「(ブチッ!!)」

(バキッ! ドゴッ! グシャッ!!)

【DEAD END】

タイガー道場へ行きますか?(ぉ



●帽子を捨てたエウレカ

タルホはともかく、エウレカが帽子を捨てるのは、う~~ン・・・・・

やっぱり映像の中のロングとか、例の時の解けた髪とかの方がいいなぁ。マユ無しを隠すのがそもそもの帽子の効果だったから、これは【元に戻りますフラグ】なのかそれとも終盤までこのエウレカでいっちゃうのか。

これまでエウレカを戻さないというのに結構?マークでしたが、もしかして脚本は富野監督を意識してるのでしょうか。

ガンダムのアムロで、これまでにない自己中心的な主人公を出し、イデオンはこれまでにない衝撃的な髪形の主人公コスモを出し、ザブングルでは丸顔赤鼻ずんぐりむっくりブ男という正に前代未聞の主人公ジロンを。

と、生きる伝説の富野監督は様々な無謀とも思える挑戦をして、その内少なくとも2つはかなりメジャーとなって、個人的な視点では3つとも成功作品。



一スパロボの脚本としては、全ての漫画家が手塚治を目指す様に、富野の伝説を目指したい、そう思ったんでしょうか?

【容姿に深いハンディを抱えた少女】をヒロインにする、という形で。



まあ、妄想でしかないんですけどね。
返信する
Unknown (浮雲)
2005-11-14 23:19:17
管理人様、またお邪魔させて頂きます。

燕。さんの感想を受けて、私なりの感想を話させていただきます。



今回、なんか久しぶりに爽やかな気持ちになりました。と、言うのも…

◆エウレカ

待っていたんです!この笑顔!

先週、強くなってもらいたいと言いましたが、ここの所泣いてばっかりいる印象が強くて、その上レントンにベッタリ。あくまでも個人的な好みなんですけれども、こんなのエウレカじゃないと思っていたんです(だから、強い女性の例としてレイを挙げたのです)。

あの涙はエウレカの『心の氷の壁』だったんだなと、あらためて今回そう思いました。じゃなければ、あんなにはっきりと“発見”なんて言わないでしょう。

>モチロン融かしたのはレントンの熱い気持ち。ホランドの思いやりでは違ったのですね。



◆レントン

「君は君だ」と言ってはみたものの、やっぱりちょっとショックだったみたい。自分がこの人しかいない、君だけだと思っていた人が人ではなかったのだから。

>ちなみに私は、初めて金髪美人と出くわしたとき、思わず後ずさりしてしまいました。>たとえが悪くてすみません。

チャールズ夫妻との約束ということじゃな

く、自らの言葉にあるように全ての真実を受容れ、二人が自然と手をつないでもらいたいなと思います。そして私自身の希望ですが、“二人”で言ってもらいたいんです。



『さぁ行こう!踊ろう!ニルヴァーシュ!』



◆サブキャラ

本当に燕。さんの言うとおり、このエウレカセブンはサブキャラが生かされています。だからこそ気になるんです。ゴンジィ…。

>しつこくてすみません。

確かコミックでは意味深なこと言ってたかと…。



◆ホランド

戦闘機‥spec2への伏線。全然気づきませんでした。そういえばそうですね。私はこの場面では違うことを考えていました。

≪宮崎ワールドだ。≫

ホランドの言葉として初めて聞いた「空と大地」を大切にする意志。そこから思ったのですが、こういう人がヴォダラク殲滅、殺戮集団のリーダーとなるのだろうかと。

コミックスにあったような裏話がこれから出てくるのではと思ってはいるのですが、いかがでしょう。



すみません、話が長くなりまして。長くなったついでと言ってはなんですが、エウレカの経緯を知ったからには、じゃぁ、アネモネは?って私の中では沸々と湧き上がっています。
返信する
母親としてのエウレカ (ゆえひろき)
2005-11-15 08:56:52
 映画を観た後のシーン、エウレカがメーテルの「最近モーリスおかしいんだよ。なんかママの事見ないようにしてるの」に反応して即、「レントン邪魔っ!」って、走っていたのも大きな変化なんですよね。第8話で「こういう時どうすればいいの?」ってレントンに聞いていたのが嘘のようです。これって、母親(母性)としての目覚め?そしてこれも大きな伏線になっていくのかもしれません。「大地は母」とか言いますから。この世界において「コーラリアン=大地」。で、「エウレカ=人型コーラリアン」でしょう?

返信する
レントン邪魔! (りょく)
2005-11-15 16:39:07
エウレカがレントンに↑の台詞を言った瞬間に、「お帰り、エウレカーーー!」と叫びましたりょくです。



久々に、エウチル>レントンの図式が見れてほっとしました。サブキャラへのフォローはこうでなくては、エウレカセブンじゃないんですよ。



>タルホさんが髪の毛切った

ワカメちゃんか……似合う人がやるとキマるのですが、似合わないひとがやると…。露出も減ったのですが、大人の女性の可愛らしさが出ていて良い気もします。(ボブが似合わない私は、短くする場合一気にショートまで行くからなぁ…うらやましいことだ)



>発見

そういえば、「エウレカ」って言葉はアルキメデスがアルキメデスの法則を「発見」したときに叫んだ言葉なんですよねー。今更ながら、「あー、そうだよ」と思いました。

……ただ、外見が人間に見える「エウレカ」が「発見」という言葉を随所で使っているのが、寂しい感じがしますね。



>モーリス

未来の写真家でしょうか?(笑)

今後のストナーとのからみも楽しみです。
返信する
タルホが…! (PSP2)
2005-11-15 18:19:32
>変化への肯定、受け入れ

燕さんの言う通りエウレカとタルホのやり取りにこれまでの変化が集約されていることを感じました。レントンの気持ちの推移もタルホの言葉であらわされてる感じ。

そして、成長した彼らを待つ激動の時への予兆がひしひしと感じられます。これからも楽しみです。



>「おじさん、おばさんになっちゃうんだよ…」

良い台詞です。これまでタルホのことはあまり好意的には見られなかったのですが、今回の件で反転(元々好きな条件は揃ってた)しました。一皮剥けたというかイイ女になりましたねー。

これまで好意的に見られなかったのは彼女が第三者的な立場からの突っ込みが多かったから(ホランドの意志に任せると言えば聞こえがいいのですが…)なのですが、前回宣言した通り、これからは彼女も自らの意思を押し出していくのではないでしょうか(ホランドに判断を任せるのではなく)。ああ、楽しみ。ホランドピンチ!!これからはヘタレられないぞ(笑



>エウレカの眉

みんな気にしてるんですね。うーん。生えてこないなら描けば良いとか思うのは私だけでしょうか。女性はそこら辺お手の物だと思ってしまうのですが…。どうなんでしょう?

それよりも私はタルホ同様、衣替えを強く望みたいところ、あの髪型に合わせた服装に…。今の髪型とあの基本服って合わない気がして気になってしょうがない今日この頃(えー

整った髪には整った服。今のツンツン髪にはラフな格好が良いかなぁ。



>ニルバーシュSpec2

同じメカニックとしてレントンの出番はあるのでしょうか。気になるところ。

「がんこ親父」

また、魅力的なおっさんが出てきそうな予感(笑

サブキャラがいつも魅力的なので、新しいキャラ(サブでも)が出てくる時はいつも楽しみになっちゃうなぁ。
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