蒼穹のぺうげおっと

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KURAU 第10話 感想

2004-09-08 12:08:11 | アニメ 感想
明日11話の放送なのに、今頃10話の感想を書いています。
しばらく見逃していたのですが、10話の感想だけはどうしても書いておきたかったので。

このKURAUという番組は深夜帯のSFカテゴリに入るものの、他番組とは趣を大きく異にしていて、ストーリーに大きな起伏は無いにも関わらず、個人的にかなり心惹かれるものがあります。

それは「家族への憧憬」をテーマにしていて、それが「父親」をキーにしている点にあります。
第1話第2話を見たときに感じた「寂しさ」は、転じて「父親への憧憬」へと繋がっていたんですね。

■今回初めて明示的に
ダグの口から本作のテーマが語られました。
父親に対して屈折した想いを見せるクラウに「子供のことを心配しない親がいるか!」と一喝。
離婚するも1児の父親であるダグの口から発せられるこの言葉は重いです。
台詞自体は言い古された言葉ですが、これまで全編を通じて重ねられてきた各キャラの背景、伏線を考えるとやはり重いですし、暗示的に伝えていた「家族への想い」をダグを通じて明示化させたのは、クラウをストーリー的にも動かすためなんですね。
逃避から対峙へ、みたいな。
そしてクラウは月へ旅立つ。
いいですね。

■静かな中に流れる熱い想い、個人的にはこういうテーマをしっかりと据えてアクションに頼らないストーリー構成が非常に好きなんです。
万人受けする番組では決してないと思うのですが、静かに応援したいと思います。

そういうわけで、私の着メロは
メール着信:新居昭乃『懐かしい宇宙(うみ)』KURAU OP曲
通常着信 :勝木ゆかり『MoonLight』KURAU ED曲
になってます。

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