介護中の超高齢者がショートスティから帰って来る。部屋の掃除と寝具のシーツ替えを急いで済ませた。
彼女の部屋はエアコン暖房が効いて結構暖かいのだが生来の寒がりで、寝るには掛ふとん二枚が必需だ。
羽毛蒲団は軽くて体に負担がない分、昔の少し湿り気を帯びた掛け布団の重さに慣れた者にはどこかスースーして落ち着かないのではないかと思いながらシーツを替えていった。
「ことばの歳時記」の1月12日分は「フトン」である。
著者の金田一春彦先生は「フトンには漢字が二つある」とおっしゃっている。「蒲団」と「布団」だ。
蒲団は読んで字のごとく昔は蒲の葉で編んで作ったから。それが後に布製になったから布の字を当てたのだという。しからば「団」の方はなんだというのだが、これは本来が「まるい」という意で、これでは方形のフトンにはしっくり合わない。
ここからは、先生が訪れた高野山の宿坊で出された座布団の話になる。何かの植物で編んだカタチはまんまる。火鉢敷(こんなもの今は無かろう)を大きくした格好を見て「なるほど、これが古い蒲団の姿なのか」と感慨深く眺めていたというのである。
丸い座布団には自分も座った記憶がある。いつどこだったのは全く忘れているのだが。
今は丸型のクッションなら安売り家具ショップに行けばすぐ見つかる。これも昔の丸座布団の応用なのだろうか。
日本以外にもアジアの各地にはひょっとすると丸い座布団を出してくれるところがあるはず。丸座布団の世界分布を調べるのも面白かろう。
欧州に丸座布団があるかどうかは知らぬが、そこに居座っていた極寒波が位置を移動したのか日本列島の気温がグイと下がってきている。明日は東海地方の平野部にも雪が降りそうだという天気予報だ。
こちらは四角い煎餅フトンに局部暖房をし、首にはマフラー肩にはセーターで就寝準備。早く眠るが勝ちだ。
彼女の部屋はエアコン暖房が効いて結構暖かいのだが生来の寒がりで、寝るには掛ふとん二枚が必需だ。
羽毛蒲団は軽くて体に負担がない分、昔の少し湿り気を帯びた掛け布団の重さに慣れた者にはどこかスースーして落ち着かないのではないかと思いながらシーツを替えていった。
「ことばの歳時記」の1月12日分は「フトン」である。
著者の金田一春彦先生は「フトンには漢字が二つある」とおっしゃっている。「蒲団」と「布団」だ。
蒲団は読んで字のごとく昔は蒲の葉で編んで作ったから。それが後に布製になったから布の字を当てたのだという。しからば「団」の方はなんだというのだが、これは本来が「まるい」という意で、これでは方形のフトンにはしっくり合わない。
ここからは、先生が訪れた高野山の宿坊で出された座布団の話になる。何かの植物で編んだカタチはまんまる。火鉢敷(こんなもの今は無かろう)を大きくした格好を見て「なるほど、これが古い蒲団の姿なのか」と感慨深く眺めていたというのである。
丸い座布団には自分も座った記憶がある。いつどこだったのは全く忘れているのだが。
今は丸型のクッションなら安売り家具ショップに行けばすぐ見つかる。これも昔の丸座布団の応用なのだろうか。
日本以外にもアジアの各地にはひょっとすると丸い座布団を出してくれるところがあるはず。丸座布団の世界分布を調べるのも面白かろう。
欧州に丸座布団があるかどうかは知らぬが、そこに居座っていた極寒波が位置を移動したのか日本列島の気温がグイと下がってきている。明日は東海地方の平野部にも雪が降りそうだという天気予報だ。
こちらは四角い煎餅フトンに局部暖房をし、首にはマフラー肩にはセーターで就寝準備。早く眠るが勝ちだ。
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