5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

禁煙タクシー

2007-03-09 21:18:14 | 社会

名古屋のタクシー協会がこの交通圏内のタクシーを5月から全面禁煙にすると発表した。



名古屋市とその周辺19市町村の会社タクシー、個人タクシー8050台が一斉に禁煙タクシーになる。どうやらわが町のタクシーもはいっているようだ。鉄道はすでに列車・駅ともに禁煙になっているのだから世論としては当然の成り行きということなのだろうが、それでも全国政令指定都市では始めての全面的禁煙なのだと云うから、なにごとも他都市の様子をまず見てからの保守的土地柄にしては珍しい団結決定だ。



これも万博開催や空港開港の間接効果かもしれない。こんな新しい名古屋の動きこそ、「観光チャレンジプラン」を唱える愛知県に賛同し側方支援をして盛り上げてもらいたいものだ。



煙草を吸わないものにとっては受動喫煙の苦しさから開放される訳で、無条件でありがたいが、焦り気味なのは愛煙家の乗客であり、たばこ好きの運転手連だろう。なにしろ動く密室は、息抜きの喫煙コーナーでもあったのだから。全面禁煙がスタートした後、ニコチン切れした乗客が運転者にからむのも困りものだが、その逆はもっとあぶない。なにしろハンドルを握っているのだから、イライラによる交通事故の危険性もまるでないとはいえなかろう。とばっちりを受けるのがやっぱりノンスモーカーだというのは笑えない。



全面禁煙はスマートではあるが、どこかに煙の逃げ道を作っておいたほうがオトナなのではなかろうか。どうしても喫煙を希望する利用客はいったん降りて外で吸ってもらうという協会の決めらしく、携帯用灰皿を8000個用意するという。タクシー1台に1個あてでは禁煙キャンペーンには心もとない。5月になれば禁煙タクシーから降りた乗客と運転手が道端でなかよく携帯灰皿を持ちながら一服という風景がみられるかもしれない。




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