5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

お化けの呪文

2017-10-26 22:49:24 |  経済・政治・国際

10月31日は「ハロウィーン」である。かぼちゃ色とこうもり色の装飾がいろいろな場所で目に留まる。女の子向けの小物を売る店、ケーキやクッキーを売る店、ファストフード、スーパーの棚など。ジャックォランタンというかぼちゃのお化けに魔女にドラキュラにコウモリなど、定番キャラクターが勢揃いで客を呼ぶ。

ウィキには「ハロウィーンとは、古代ケルトが起源と考えられる祭。悪霊を追い払い収穫を祝う宗教的な行事だったが、現代ではアメリカの民間行事として定着して宗教的な意味合いは殆ど無い」とある。祭り好き宗旨なし日本人にはもってこいの商業祭である。

昨日の「中日春秋」は、目に見えず触れもしない「幽霊」のようだと今の景気について書いている。

日経平均株価は二週以上連続の上昇。高度成長期やバブル経済期の記録を抜いて、過去最高を更新。景気の拡大は2012年12月から続き、期間は1965~70年の「いざなぎ景気」に匹敵するという。有効求人倍率も8月は1.52とバブル期以上。

マクロ経済指標ではこれだけ良い数字が並んでいるのに世の中には「好景気」の姿が見えない、触れられない。 「幽霊景気」と呼べそうだとは春秋氏の言。

その理由は、給料が上がらず、可処分所得が増えないからに違いない。幽霊を明確に浮かび上がらせる策はないものか。

ここは一つ、子どもたちにハロウィーンの衣装を着てもらい、株価の高い企業をしらみつぶしに門付けしてもらおう。もちろん「トリック オア トリート」というお化けの呪文を大声で叫んでもらうのだ。

働くパパやママにトリートしないともっと大きなトリックをかますぞと脅かせばイイ。企業べったりの政府よりも子どもたちのアピールの方が有効のはずだ。

 


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