5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

速報「線状降水帯」

2021-06-17 21:40:58 | 天候・気候

17日のコロナは、全国で1554人(延781526人)の感染と47人(累14344人)の死亡が確認された。このうち、愛知県では99人(延50234人)の感染が確認され、7人(累917人〉の死亡と報告されている。

ここ数日間、SNSのタイムラインはインド各地での豪雨とその被害状況を伝え続けている。アラビア海に面したインド第二の都市ムンバイ周辺はモンスーン豪雨にやられているようだ。都心部の駐車場ではとつぜん落盤が起きて、駐車していた自動車が土中に呑み込まれる一部始終がSNSで世界中に発信されていた。

豪雨はインド亜大陸だけでなく、先週のオーストラリアや今週の北米フロリダ半島での大雨被害のレポートが繰り返し現れる。

万歩を終えて食材の買い物をすませ隣接する駅に向かおうとスーパーの出口にくると、梅雨の俄雨が舗道を濡らし、雨脚はけっこう強い。慌てて折り畳み傘を背嚢から抜き出して拡げる。駅のコンコースは電車から降りた帰宅途中のサライーマンたちが足止めを喰らって「密」状態を呈していた。

降ればどしゃ降りとなる日本の危ない空模様。最近まで気象の専門家しか使うことのなかった言葉が「線状降水帯」。発達した積乱雲が帯状に連なり、大雨による被害をもたらす気象現象だ。

今日の中日夕刊「夕歩道」コラムによると「線状降水帯」という言葉が中日新聞の記事に初めて登場したのは2014年の8月だった。それ以後、15年に7本、16年はなかったが、17年〜19年は年15本前後、昨20年には前年の倍に近い28本の記事で使われたとある。

地球温暖化の進行にともなって昨今の雨の降り方はまるで変ってしまったようだ。土砂崩れや洪水の危険性が急激に高まる線状降水帯の発生を速報する「顕著な大雨に関する気象情報」の運用が今日、6月17日から気象庁によって開始された。3時間の解析雨量や雨雲の形などからその発生を判断して気象情報として発表するものだという。

予測の情報ではない為、この情報が発表されたときにはすでに避難が難しい状況になっていることが予想される。気象庁は「早めの避難を心がけてほしい」というが、情報を受け取る側としてはそう簡単なものでもあるまい。夕歩道はコラムをこうまとめている。

20年の7月豪雨や18年の西日本豪雨など、ここ数年、その恐ろしさを嫌というほど見てきた我々としては、新たな情報を生かしたい。が、できれば「発生した」よりも「発生する」。困難だとされてきた「予測」への研究が続くと聞く。必ずや実現してもらいたい。

 


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