5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

警戒レベル3

2019-10-25 21:36:49 | 天候・気候

昨夜のうちに降り出した雨は、午前中になると徐々に強さを増してきている。わが町の防災行政無線がなにかを大声で喚きだした。「・・・避難所を二か所に設けました・・・」ということはかろうじて理解できた。時計を見ると昼前になっている。

ケーブルTVの天気情報画面や気象庁の大雨関連情報をPCから探ると、数時間前に洪水警報が出て、わが町を抜ける二本の河川が溢水しそうだということが判った。

気象庁の雨量レーダーを見ると、知多半島から西三河の山間にかけて赤と黄色の豪雨の帯が北に向かって進んでいる。ケーブルTVの河川(道路)監視カメラは、増水した周辺各地の川の様子を実況映像でみせている。わが町の二本の川はどちらも堤防の八分ほどまでが濁流に覆われている。これを見るだけで気持ちがザワついてきた。我が家は後期高齢者ばかり。一斉避難には大いに不安がある。

防災無線は「早めの避難を」と呼びかけるものだったわけだが、わが町でこうした避難の呼びかけというのは過去にあったのだろうか。気象庁の警報発令に関する説明を改めて読んでみた。洪水警報は「警戒レベルの3に相当する」のだとある。

警戒レベル3は5段階あるうちの3番目ということで、「地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報で、高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当する」とあり、さらに「災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布等を用いて高齢者等は自ら避難の判断をせよ」と説明がされている。

「危険度分布等」とあるのはいわゆる「ハザードマップ」のことだろう。泥縄式だが市のHPで我が家の洪水危険度を調べてみた。地図には「水面から地盤までの深さ」を表す「浸水深」が6段階で色分けがされている。我が家の土地は「無色」の1段階目とされていた。浸水深は0CM~20CMだとある。堤防か切れて洪水が起きれば土台のところまで水が来る。床下浸水のリスクありというわけだ。

強かった雨は午後2時頃には収まってゆき、TV画面には「上流の観測点の水位が安全域まで低下した」というテロップがあらわれた。ひとまず安心である。雨は続いていたが万歩に出かけた。名鉄電車は遅れもなく動いていた。駅を出てすぐ、溢水リスクありという川の鉄橋を渡る。水が退いたわけではなく、速い泥水は橋脚のすぐ近くを流れていた。

強い低気圧だけでなく海上を通った台風21号の影響も受けた関東地方はまたしても豪雨の攻撃を受けた。千葉や茨城では半日で1ヶ月分の雨が降ったというから、川の氾濫や土砂流出の恐怖はいかばかりだったろうか。




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