5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

台風とノーベル賞

2016-10-03 22:10:22 |  ニュース
今夜のNHKニュースはエネルギー溢れるニュース二つを伝えている。

まずは、日本人三年連続のノーベル賞受賞のニュースだ。

スエーデンのカロリンスカ研究所は今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に東工大栄誉教授の大隅良典氏を選んだと発表した。

大隅氏の名前を知るのはもちろん初めてのことだが、岡崎の基礎生物学研究所の教授を13年にわたって務め、現在も名誉教授職にあるということだから、当地にも縁は深いのだ。71歳という年齢からしても岡崎のどこかですれ違っていたのかもしれない。

さて彼の研究だが、NHKニュースによると「細胞が不要になったたんぱく質などを分解する〈オートファジー〉と呼ばれる仕組みを解明した業績だ。

パーキンソン病などの神経の病気の一部ではオートファジーの遺伝子が正常に機能していないことが分かっており、予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されるという。

タンパク質と脳神経とくれば近頃話題の認知症などにも効果があって欲しいものである。

二つ目は東シナ海を北上する台風18号のニュース。あれよあれよいう間に「猛烈な」という形容詞のつく大型に発展した。

気象庁が発表した今夜21時の状態によると、中心気圧が905HP、中心付近の最大風速60m/s、最大瞬間風速85m/s、暴風域90km、強風域280kmで、久米島の南を時速15kmのスロースピードで北北西に向かっている。沖縄本島は暴風雨の中にある。

予想進路はこれから東よりに変わり5日には当地にも来襲の可能性が強いらしい。

地球の反対側、カリブ海でも「猛烈な」ハリケーンがカリブの島々を呑み込みアメリカ本土へのランディングを狙っている。

台風やハリケーンの猛烈なエネルギーはなるべく海上で減衰して地上への影響を少なくしてほしいものだが、大隅先生の数十年にわたって減衰しない研究エネルギーは見事だというほかなかろう。

こうなると、例年前人気の高い実力作家、村上春樹氏の文学賞受賞も気になってきた。18号が無事過ぎたら文学賞のエネルギーが日本列島を襲うというのであればこんな幸せなことはなかろう。


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