今日は125人だった。愛知県内のコロナ感染確認者数である。100人超えは週末を含めて7日連続。名古屋市で82人、岡崎市と豊田市で1人ずつ、他の市町村で41人という内訳。これまでの県内の感染確認者数は2271人となった。
これだけ検査の必要性が叫ばれていても、医療現場では頑固な官僚主義に阻まれて、検査のプロセスには依然として時間と人手がかかるらしい。
検体を取るのは難しくないそうだが、役人の指定する書類の記入と保険所での確認了承に長い時間と手間を取られ、判定が帰ってくるのにも時間がかかりすぎるなど、そのしわ寄せは待たされる患者のツケになってくる。コロナを見るだけではない医療現場の負担も大きく「やってられない。PCにして欲しいわ」と家人のかかりつけ医の看護師が歎いていたという。
プロセスが旧態依然なのだから確定数が増えないのも肯ける。
さて、連日眺めるタイムラインの中には画面をみて癒されるツイートも多いのだが、特に可愛い幼子や動物が被写体になったものは思わずイイネをクリックしたくなるものが多い。
日本から遠くはなれたアフリカ大陸に生息する野生動物の生態なども、美しく微細な映像が撮れるようになったことで、学ぶことが多くある。
動物たちの平穏な映像が多いのだが、動物の死骸や虐待のシーンなども区別なくタイムラインを流れていく。映像は文章よりも直接的に自然界の淘汰の厳しさを伝えてくる。最近ではボツワナのゾウの大量死の報道が気持ちに刺さった。干乾びた大きな死骸の映像が強く訴える。
大量死の原因は、象牙を狙うポーチャー(密猟者)が殺したんだろうとか、きっとその後ろにはチャイナマネーがあるのではとか、コロナウイルスにやられたのではとかいうものまで、何れもありそうな噂がツイートされており、いったい何が本当の原因なのだろうかと思っていたら、今日の中日夕刊に「ボツワナのゾウの大量死、原因は自然の毒?」というロイターの記事が載った。
南アフリカの北側にあるボツワナの湿地帯で見つかったゾウの大量死の原因を調査しているボツワナ野生動物国立公園局は「予備的検査によると、自然界にある細菌の毒の可能性があるが、結論は出していない」と明らかにしたという。
ゾウの大量死は7月上旬に明らかになり、ボツワナ政府の集計では計281頭が死んだとされるが、民間の自然保護団体は350頭以上だったとしている。生き残ったソウも弱ってやせ細り、歩行困難になっていたという。それでも、局の幹部は「密漁や炭ソ菌の可能性は除外できる」と言ったというのだが、なぜかひとつしっくりと腑に落ちない。こちらの邪推、考えすぎだろうか。
結論をだしていないボツワナ政府の正式な回答はいつ頃になるのだろう。それまでは、タイムラインを流れるアフリカゾウの映像を見るたびに、ボツワナの気の毒なゾウたちのことを思い出すだろう。
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