秋華賞のレース(ダイワスカーレットの勝ち)が終わって、競馬場のコース外周を廻って帰る道端、茶色い松ぼっくりが一つ落ちている。コース外周に沿って松の林が続いている。クロマツだろうかそれともアカマツだろうか。
青く硬かった松ぼっくりは、秋を迎えて大きくなった種子を思いっきり反り返りながら、外へ放出するのだ。こうして、雌しべの役割を終えると、茶色く丸くなった松ぼっくりは根元からはずれ地上の枯れた松葉の絨毯の上にポトリと落ちる。秋の風情はこんなところにも感ずることができそうだ。
去年も同じ時期に同じ場所で、茶色の松ぼっくりを見つけて自宅に持ち帰った。それは今も自分の机の上にそのままおかれている。笠(麟片)が丸く膨らんだカタチは面白く、これだけで結構なオブジェになっているからだ。水を含むと閉じるのだというらしく、松ぼっくりで天気予報も出きるらしいが、目前のオブジェは雨降りでも快晴でも、あまりその大きさに変わりはないようだ。
カタチが面白いと書いたが、世の中、そう思って松ぼっくりをアート化するひとびとも多いようだ。WEBを覗くと、切ったり、割ったり、色をつけたりと、茶色の松ぼっくりを変身させて楽しむもの、インテリアの商売に使っているものなどいろいろである。
ところで、この競馬場の松林は立ち入り禁止区域なのだが、マツタケは生えるのだろうか。市場は9月の外国産から10月の国産に移ったころだ。今年は暑かったが雨がすくないから、良い(高い)マツタケが出来そうだ。
松ぼっくりのように、ころころポトンと眼の前に落ちてくるなんてことは無いのが残念だが、万馬券があたればなんとかなるだろう。
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