里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

わんぱく自然塾(第5回)

2015-12-15 06:54:19 | Weblog

12月13日(日) 第5回わんぱく自然塾が開催された。

今回は筑西マラソン大会と重なり、塾生も5人参加のため、11名の参加となった。 曇り空ではあったが、12月にしては寒くもなく、温暖化の影響か、落ちきれず、小枝にしがみつく枯れ葉がまだ多く残っている。

それでも 五郎助山 一面を覆った枯れ葉の海に子供たちは大興奮。今回は「焼き芋、そして、いろいろなものを焼いて食べてみよう!」がメインである。 早速、熊手・み・竹ぼうきを使い、落ち葉集め の作業に入る。「落ち葉集め」は子供たちにとって作業というよりも遊びに近い。

 

熊手やもっこを遊び道具のように扱い、くま手をひと掻きすると小山のように貯まる枯れ葉を夢中で集める。それを「焼き芋おじさん」がいる芋焼き場に持って行く。嬉々としてそれを繰り返す。子供たちは落ち葉集めが本当に楽しそうである。

アルミ箔に包んだ芋「紅はるか」をおき火に並べ、子供たちはネイチャーゲームに移った。 幸田さん、大窪さんがフォローアップセミナーで学んできた葉っぱを使ったネイチャーゲームが始まった。

幸田さんの指示で子供たちは里山に降り積もっているいろいろな葉っぱを拾ってきた。穴の開いた葉っぱ、とげとげした葉っぱ、黄色い葉っぱ、赤い葉っぱそれぞれの特徴をテーマにゲームが進んで行く。

 

次は場所を冒険広場に移し、落ち葉のカルタ取りが始まった。

二チームに分かれ、対峙する。中央にはシートがあり、その上に様々な葉っぱが並べられている。リーダーの幸田さんは袋から一枚の葉っぱを取り出し、「この葉っぱに似た葉っぱをシートから探せ!」と叫ぶ。

両方の陣から決められた順に一人飛び出し、中央のシートに向かい、これだと思う葉っぱを相手より早くシートから奪う。まさしく野外のカルタ取りである。

  

カルタ取りにひと汗かいた頃、焼き芋が出来たと担当の三須じいさんから声がかかった。 歓声を上げて、現場に向かう。

丁度11時。お腹も空いたので、アツアツのしっとりとした「紅はるか」をほおばった。「うまーい」「甘ーい」思わずほほが緩む。

 

大人も子供も、あったかーい冬のおやつにご満悦である。今回はさつま芋だけではなく、じゃがいも、玉ねぎ、パプリカ、ネギ、バナナ、里いも、ブロッコリーそしてマシュマロを子供たちが勝手に焼いた。味付けは塩のみである。

                  

ジャガイモはおき火に入れて約30分で「ほくほく」になった。ネギは金網の上で焼き目をつけ、香ばしく、甘く、とろりとうまい。スタッフも子供たちに負けず、あれこれ試食。童心に返って楽しんだ。

いつの間にか、終了時間となっており、家族が焼き芋の現場につぎつぎに迎えに来た。 幸い焼き芋が余っていたので、1本を二つに折り、皆さんに配った。思わず (o^―^o)ニコ するお母さん。残り物ではあるが、いろいろなものを試食していただいた。

終了時間が30分遅れたが、仕方ありませんね。 次回はついに最終回。卒塾式である。

ひとりの男の子(初参加)から泣きそうな顔で「もうやらないの・・・」と尋ねられ、「もちろん、来年もやるよ。」といったら急に明るい笑顔に戻り、友達の待つ場所に駈け出した。

「あー やってよかった」と心の中で思った。

次回は最終回。お別れカレーを子供たちで作ることになった。卒塾記念樹も植えるし、思い出に残るたのしい企画をスタッフと考えよう。

卒塾式は塾生全員が揃うよう願っている。

 

 

 

コメント (3)
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