里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

都市・農村交流事業

2015-06-05 18:24:10 | Weblog

去る5月23日(土)筑西市主催による、台東区蔵前小学校PTA(親子80名)と筑西市関城西小学校5,6年生(30名)の交流会が五郎助山を舞台に行われた。須藤市長も式典に参加のため、初めて五郎助山に来られた。

蔵前小の皆さんが到着までの時間、五郎助庵や炭焼き小屋をご案内した。五郎助山のことは当会のホームページを通じて、ある程度、理解されていたようであるが、現地に来られ、施設、設備を目の当たりにし、想像以上だった様で、しきりに感心されていた。

予定より少し遅れたが、蔵前小学校の皆さんが、先導する当会員と市職員の案内で林の中から現れた。会場となる冒険広場にはすでに西小の5,6年生、武井校長、担任の先生方、市農政課の皆さん、ちっくん、そして里山のスタッフが歓迎の列を作り、到着を待っていた。

   ちっくんもお出迎え → 

蔵前小の皆さんが冒険広場に着くと、期せずして拍手が起こった。思いがけない歓迎に、少し照れた顔で、会場に入って行く蔵前小PTAの皆さん。

オープン・セレモニ―が始まり、須藤 茂市長、西小・武井校長、蔵前小・針谷校長、そして神作PTA会長の挨拶が続いた。太田先生の里山のお話、野草の採取のお話があり、2班に分かれ、西小の児童も一緒に、遊歩道に沿って野草採取体験にスタートした。

 

         

         五郎助山に分け入る。

その間 裏方の里山スタッフは150名分の「山菜天ぷら揚げ」に奮闘していた。

おにぎりは、私が栽培している無農薬のアイガモ米である。 300個を超える「おにぎり握り」には更生保護女性会の皆さんが応援に駆け付けてくれた。

自由時間になると蔵前小の皆さんは「釣り」に、「ターザンロープ」に、群がった。先生は西小の児童だ。

 

子ども同士の意思の疎通は早い。「今度、東京から来る子に釣りを教えてあげるんだ。」と言っていた西小の男の子がいた。言葉通り、大きな鮒を釣り上げ、蔵前小の子供たちの羨望の的となった。

初めて会って2時間もすると東京と茨城の垣根は無くなっていた。

いよいよ野草の天ぷらと、アイガモおにぎりの昼食だ。

               

お腹も心も満腹になった。

そして、お別れの時間が来た。

 歓迎の時のように列を作り、蔵前小の皆さんを見送った。

また、秋にお会いしましょう。