今年度、「日本ミツバチ繁殖プロジェクト」が五郎助山で始まった。メンバーは関根さんと私の二人である。まだ試験的的な取り組みである。会員の関根さんは友人に勧められ、二年ほど前から自宅で日本ミツバチを飼っており、それがこのプロジェクトを進めるきっかけになった。
里山に設置された日本ミツバチの巣箱
関根さん(素手で蜂に触れる)
10年ほど前に一度だけ、五郎助山のクヌギのうろ(空洞)に日本ミツバチが営巣している様子を見つけ、興奮したことを覚えている。一方、五郎助山にはスズメバチも多数生息している。来訪する方々に、その危険性についても、毎回説明しているが、そのせいか子供たちの間では里山での危険生物NO,1 になってしまった。
(蜂の繁殖が旺盛なため、巣箱を増やして行く。)
今回、日本ミツバチを飼うことにより、人間と共生し、人間に有益な蜂の存在を知り、その生態も一緒に解明したい。また、里山を中心に集めた日本ミツバチ特有の蜜も味わってもらい、自然の恵みの、ありがたさも感じてもらえたないいなと思う。
昨年、私自身オオスズメバチに6か所も刺され、痛い目に遭った。「え、蜂を飼うの? なんて物好きな・・・」と言われそうだが(いや、言われています)日本ミツバチの魅力はそれを上回る 里山のロマンだと思う。
今年の試験的養蜂が成功し、会員の理解と支持を得られたら、事業として成長させ、「里山日本ミツバチ蜂蜜」として売り出したしたいと秘かにもくろんでいる。