里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

第12回里山フェステバル

2013-10-13 05:02:25 | Weblog

10月12日(土) 晴れ

今日はついに里山フェステバル本番だ。 天気は快晴。もってこいのフェステバル日和だ。朝6:30分五郎助山到着。

花火の打ち上げをお願いしていた関舘の糸井さんがすでに到着をし、約束の7:00を静かに待っていた。

久しぶりの挨拶を交わし、里山のことなどを話した。いよいよ7:00 玉を込めた高さ1メートルほどの鉄筒にすばやく火を投げ込んだ。

「ドーン」「パン、パン、パン」 あたりの静寂を破る音に何羽かの鳥が飛び立った。青い空に白い閃光が走った。まもなく 

割れた筒玉がひらひらと落ちてきた。 そして二発目、火をつけたかと思うとあっという間に鉄筒に投げ込む。 再び「ドーン」「パン、パン、パン」 

 白い煙を出しているのが打ち上げ鉄筒

「みんな 気づいてくれたかなア。」

程なく山下さんと山崎さんが椅子とテーブルを載せて軽トラックでやってきた。みんな一生懸命である。今日のフェステバルを成功させたいという気持ちが顔に出ていた。

8:00 続々と会員が集合。熱いお茶をすすり、山崎事務局長より、本日の役割分担の確認が始まる。お天気が良いことにまず皆さん安堵している様子。

早速、昨日より準備していたテントの配置に取り掛かる。 舞台の音響設備も届き、いよいよスタンバイOKである。

今回の自然体験の目玉であるツリークライミングの後藤さん一行も東京から到着した。挨拶もそこそこに、早速準備に入る。 プロの顔をしていた。

それそれが、それぞれの持ち場につき、オープンセレモニー9:00を目指し、最後の準備に余念がない。みんな緊張している。

8:30分になると子供たちが集まってきた。家族づれの車も駐車場に入って行く。なんとなくいい感じ。

9:10分。 予定より10分ほど遅れたがいよいよオープンセレモニーである。地元東小学校からも広沢教頭先生、西小校長代理として鶴見先生が来てく

れた。また西小の前校長だった北澤 正氏(現・教育委員会)も御出席下さり、ご挨拶を頂いた。退職後も里山を守る会のことを気にかけてくださっている。

更に、元、西小校長であった岡野 収先生もお忙しい中、お出でくださった。(岡野先生は昨年も様子を見に来られた。)

校長経験者の皆様が私たちの活動を御理解・応援していただいている証として、とても心強い。そして本当にありがたい。

 

さて、進行役のくまさんこと山崎さんが各イベントの担当者、模擬店担当者を紹介し、和やかなムードでスタートした。

里山で初めて行なわれるツリークライミングの担当は言いだしっぺの私の他、山中、中里会員が担当した。

約1時間をワンクールとし、午前10から午後2時まで4回を休まず行なった。

 ツリークライミングジャパンの後藤さんの説明を聞く参加者

 

1回目10時からの体験希望者は6名だった。その中に私も入れてもらった。(一度やってみたかった。)

するとそれを見た宮本会員も参入。小学生に混じり、ちょっと恥ずかしかったがわくわくした。

始めに、各ロープの呼び名(英語)を三つ覚え、それぞれの操作の仕方を教わった。(小学生はのみ込みが早い。)登る木に「よろしくお願いします。」と挨

拶をし、いよいよアタックだ。長く伸びたロープをゆっくり引く。次第に体が持ち上がり、もう一本のフットロープに足を掛け、 尺取虫のように登って行く。

 登る前に「お願いします。」と木に言葉をかける。

 

特殊な結び方で手を離しても落ちない。その動作を続けて気がつくとかなり高く上がっていた。

ライバルは小学生。いつの間にか私の頭上にいた。 てっぺんに着くと皆、満足そうに笑っている。地上から高いところでは

15メートルも上がった。 下界の様子をしばし眺め、記念写真をおねだりした。

気がつくと西小の武井 隆志校長が下で笑っている。校長も様子を見に来てくれたのだ。いたずらを先生に見つかった生徒の気分である。

いよいよスタート

    ゆっくりと登って行く

                       登ぼったどー

 

 小学4年生の技「お見事」

                  下から見るとちょっとコワイ

 

 

 

やがて降りる時が来た。特殊な結びをした箇所を軽く押さえると あらまー不思議。スルスルと落ちて行く。登るより簡単で、爽快である。約1時間のツリー

クライミング体験終了である。最後に昇らしてもらった木にお礼を言って、体験証明書を頂、次の組と交代した。

 ゆっくり降りる。

 

ツリークライミングは4回とも盛況で合計25名の参加者を数えた。特に女の子の参加が多く、あっと言う間にこつを掴み、スルスルと登ってしまった。ま

た、親子で一緒に体験した御家族もいて、とても楽しい雰囲気だった。 

来年も是非開催したい。また、若い会員を講習会に派遣し、指導者として養成したいと考えている。里山にはうってつけのスポーツである。指導してくれた

後藤さん(他2名)には昼食も現場で立ち食いの状況で熱心にご指導いただき、心からお礼を言いたい。後藤さんはこのあと、宮城県気仙沼に向かわれ

た。

他のイベントも次回報告したい。

番外編

会員73歳 中山じいの勇姿

   

                                

中山じいの孫(4年生)も一足早く登りました。(孫にはまだ負けねえ。)と言っていたかな?

つづく

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする