里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

里山理事会

2023-05-07 03:50:07 | Weblog

5/6日(土) 里山理事会

毎月第1土曜日 定例理事会の日です。今まで午後7時、地元公民館を利用していたが、昨年度より女性理事が二人となり、主婦として出席しやすい土曜の午後1:30分から五郎助庵で実施することになりました。

現在、理事10名、監事2名 合計12名の役員で会を運営しております。

令和5年度の総会が5/20日(土)午後1:30分 関本公民館で開催予定です。

役員の任期満了による改正も行われます。

コロナも落ち着き、5月からインフルエンザと同等の5類として取り扱われるということになりました。里山にも5月24日に西小1,2年生が3年ぶりに里山(五郎助山)に来訪することになりました。1,2年生にとって初めての里山探検となります。

また、6月には十何年ぶりに関城中の1年生がやってきます。 当会でもすべてのイベントが復活し、今年度はコロナ前を上回る来訪者数になる予感がします。

会員の高齢化が顕著になっていますが、新しい部会(ネーチャーゲーム、ツリークライミング)も誕生し、自然体験の場として益々充実した組織に進化できると確信しています。

女性理事もこれからさらに増えることでしょう。 

世界ではAIが創るチャットGPTが話題となっていますが、世界がどんなに進化しても自然の中での実体験が消滅することはありません。 むしろ、人はこれまで以上に自然の中に浸る時間を求めることになるでしょう。

そんな時、身近な自然(里山)に出向き、自然と向き合う術を持ったスタッフと共に過ごす時間はかけがえのない、楽しい、癒しのひと時となるでしょう。

私たちが20年余をかけて磨き上げた様々な自然体験の技術と、その舞台となる整備された里山の存在はとても貴重だと思います。

この場所と、自然案内人となる会員をこれからも守って行きたいと願っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツリークライミング体験会

2023-05-01 05:00:55 | Weblog

4/29日(土) ツリークライミング・チーム®ごろすけによる第1回目の体験会が開催されました。お天気にも恵まれ、一組目は午前9時からのスタートです。

遠方、取手市から参加された方もおり、気になったので私も現地(五郎助山)に出向きました。

当会では、本年、3名の会員がツリークライミング®ジャパン公認のファシリテーターの資格を取得。念願の体験会を自前で開催できるようになりました。 本日は記念すべき第1回の開催となります。

今回、7名の参加応募があり、初回としてはまずまずのスタートになりました。

取手市から参加された方は、60代の男性で、ネットで検索していたら、当会のホームページにたどり着いたそうです。

初めての体験で、「とても楽しみにしていた。」と話されていました。 もう一人は地元西小の3年生の女の子。お父さんが付き添いで同伴し、我が子の挑戦に目を細めていました。

 取手から参加の「アイコウ」さん。地下足袋姿でやる気満々でした。

二組目は10:45分~12:00 で5名参加。 1クール 一人2,000円の料金となります。

めったにできない樹上の世界への挑戦。 

安全で楽しい、空中ブランコ。樹上から下界を眺めてみませんか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第10期「わんぱく自然塾」始動しました。

2023-04-27 05:28:06 | Weblog

第10期「わんぱく自然塾」の参加者が決定しました。

4/22日に初回の報告・打ち合わせ会があり、幸田塾長より、「30名募集のところ、32名の応募があり、全員受け入れることとしました。」との報告がありました。スタッフ全員了承し、5/21日の入塾式に向け、準備を進めています。

今回、14校から応募があり、6年生6名、5年生10名、4年生16名という内訳になりました。 男14名、女18名です。

4年生は初参加ですが、全体の半数を占め、連続参加に繋がるよう、全力でサポートしたいと思っています。

また、昨年度誕生した新里山名人(中学生)も、後輩のサポーターとして、1年間参加してくれます。高校生になった元塾生もスタッフの一員として参加しています。

スタッフ11名中、5名が女性会員であり、ソフトモードで子供たちをサポートできると感じています。

また、今回、市・社会福祉協議会を通じ、女子高校生2名が、ボランティアとして参加したいとの申し込みがあり、快くお受けしました。一緒に楽しみながら、活動できることを期待しています。

コロナがようやく落ち着き、5月からはインフルエンザと同類になるということもあり、地元西小学校も5月に里山探検が復活し、3年ぶりに1,2年生が五郎助山にやってきます。

また、関城中からも6月に1年生が10年ぶりに来訪することが決定しました。

当会においても独自のイベントが目白押しで、

4/29日(土) ツリークライミング体験会

5/14日(日) 植物観察会

5/21(日) わんぱく自然塾 入塾式

が予定されています。

今、新緑が見ごろです。 是非、里山「五郎助山」にお出かけください。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梨、今年最初の消毒

2023-03-09 04:43:57 | Weblog

昨年11月から剪定作業に入り、2月から誘引作業、3月5日にすべて終了しました。昨年より2日遅くなりました。

約60aの梨の管理が、年々しんどくなり、あと何年続けられるのか、自問自答する昨今です。

今日は今年最初の梨の消毒を行いました。スピンドル油にカイガラムシ予防の薬剤を混用し、散布しました。気温20度。5月並みの気温の中、汗ばむほどでした。

ことしは桜の開花も昨年より早くなりそう、との報道もあり、今から気をもんでいます。

というのも、桜の開花後、1週間後に梨の開花が始まるという自然の摂理があり、開花が早まると、霜害の心配をしなければならないのです。

一昨年、山形のサクランボも花が早く咲いたため、めしべが凍結し、実を結ぶことが出来ず、農家は甚大な被害を被りました。

農家にとって、これからの気候(温度)は1年の豊作、凶作を左右する大事な1日、1日となります。毎日天気予報を確認し、作業内容を決めて行きます。

また、田んぼの準備も並行して進めなければならず、1年で一番忙しく、また、神経を使う時期となります。

昔から各地でこの時期、今年の豊作を願う行事がありますが、正に農家にとって豊作はお天気次第ということになります。

農耕民族が自然を敬う風習はこのあたりから発生したものかもしれません。

しかしながら、昨今の異常気象はこれまでの経験値からだけでは予知できないレベルになっていると思います。

ロシアとウクライナの戦争も世界の食糧事情に今年も深刻な影響を与えると思います。

戦争のさなか、何件の農家が小麦の作付けが出来るのか? 農業機械も、倉庫も破壊されたとの報道もあります。

世界の穀倉地帯と言われるウクライナで主食の小麦が作付けされなかった場合、どんなことが起きるのか、背筋が寒くなります。

生物にとって水と空気と食料は欠かすことのできないものです。当たり前のことが危うくなって来た時代に突入したのかもしれません。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野鳥観察会

2023-03-02 05:24:27 | Weblog

2月25日(土) 五郎助山野鳥観察会が、石井省三氏(前・日本野鳥の会茨城県会長)をお迎えし、小春日和の中、和やかに開催されました。

親子15名の応募があり、その他、会員も10名参加し、コロナの影響で3年ぶりの開催であったが、盛況に開催することが出来ました。

石井さんは2年前にご病気をされ、心配していましたが、奥様と元気にご来場くださり、安心しました。

小幡先生(現・霞ヶ浦環境科学センター勤務)が持参してくれた双眼鏡を参加者に配布し、その使い方から始まりました。

会員の淀繩さんが「五郎助山・トンボ池」で撮ったカワセミの写真も設置し、観察会の雰囲気も高まりました。

当日もカワセミがトンボ池に飛来し、淀繩さんの望遠カメラで生の「カワセミ」を見ることが出来ました。

石井さんより観察会の心得を伺い、早速出発です。 今回、野鳥に遭遇するチャンスは今までになく低調で、少し残念でした。近隣の山林がソーラーパネルに変貌したことにも一因があるのかもしれません。

 

それにしてもこの日は暖かで、絶好の観察会日和でした。

正午近く、観察隊が戻ってきました。終了後の「鳥あわせ」を行い、本日、遭遇した鳥、鳴き声を確認できた鳥を参加者で確認して行きます。

石井さんから「ノスリ」という鳥の名前の由来が披露されました。ノスリは獲物を求め、野を擦るように飛ぶ様子を捉え、「ノスリ」となった。ということでした。(な~るほど。)

また、淀繩さんからはカワセミの生態、土手に横穴を開けて卵を産むことなど、興味をそそるお話を聞くことが出来ました。

昼食は定番の「里山カレー」。ベテランシェフ(主婦)が作ったカレーは絶品でした。お替りの連続で、鍋は空になりました。

また、来年、開催する予定です。石井先生、どうかお元気で、また五郎助山でお会いしましょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第9期「わんぱく自然塾」卒塾式

2023-02-26 05:28:20 | Weblog

2023年2月12日(快晴) 今日は「第9期わんぱく自然塾 卒塾式」である。 穏やかで卒塾には願ってもない日和となった。

コロナ禍の中、自然塾に応募してくれた24名の小学生が、1年間(6回)苦楽を共にし、過ごした里山から巣立つ日となった。

それぞれの季節に応じ、学校も年齢も違う塾生たちが一刻も早くなじむよう、カリキュラムを構成し、全スタッフが全力で子供たちに対面し、応援したと感じている。

「わんぱく自然塾」は平成25年に第1回がスタートし、今期で9回目を迎える。

地元、関城地区では里山(五郎助山)は子どもたちの間で、認知されていたが、筑西市の各小学校ではまだまだだった。

また、単発的なイベントには参加してくれたが、そこで終わってしまっていた。

もっと深く、仲良くなれる、そして自然の中で遊ぶ楽しさをもっと深く感じるにはどうしたらよいのか?

1回よりも2回、2回よりも3回。 そうだ、年間を通じた企画を考えてみよう、ということになった。

年6回、参加費5,000円でスタートした。

私と当時事務局長だった山崎さんと二人で、市内20校を訪問し、企画書とポスターを持参し、勧誘に歩いた。

里山を守る会?、五郎助山? 関城地区以外ではまだまだ認知されていなかった。

それでも、関城西小から赴任した先生が、訪問先で出会い、職員室に招かれ、快くチラシとポスターを受け取り、「子供たちに、配布しますね。」と笑顔で応対してくれた時、涙が出るほどうれしかった。

あれから、9年が経過し、「わんぱく自然塾」は各学校に浸透し、延べ200名を超す塾生が五郎助山というキャンパスを巣立っていった。 

今、申し込み受け付け初日で定員に達する人気企画となっている。

3年連続で参加し、「里山名人」の称号を授与され、中学生、高校生となっても後輩のサポーターとして参加してくれる卒塾生も少なくない。

今回も6名の「里山名人」が誕生したが、中学生になっても参加してくれることを期待している。

さて、今回、各自でピザをつくる企画だ。スタッフも各自、つくることになった。

生地を練り、酵母で膨らませ、延ばし、トッピングをする。元来不器用な私だが、楕円形の生地にケチャプを塗り、ソー

セージを載せ、薄切りのピーマン、玉ねぎ、そしてチーズをこれでもかと載せ、ドラム缶ピザ焼き機に入れた。

焼き担当のスタッフに約5分待ってくださいと言われたが、その5分がとても長く感じた。

班の塾生たちはすでに食べ始めており、大人げないが、闘志がめらめらと沸いてきた。

私のピザがドラム缶の中から出てきた。大切にトレイに取り、「どうだ」と言わんばかりに食べている塾生の間に割り込んだ。

6つに切り、一口食べた。ちょっと生地が半焼けだ。 「ゆきじい、生焼けだとお腹壊しますよ。」と、上から目線で塾生が言った。

仕方なく、もう一度焼いてもらうことにした。席に戻ると「ゆきじい、ちょっと生地が厚かったみたいですね。もう少し伸ばさないとね。・・・」

彼のお皿を見るとすでに完食で、満足した顔で、私に言った。

(早く 言ってよ!)私はリベンジを誓った。

卒塾記念の「やまぼうし」を2本植え、塾生たちが書いた記念プレートを設置し、記念写真を撮った。

卒塾証書の授与が冒険広場で始まった。すでに保護者の皆さんが子供たちを迎えに来ていた。

一人一人が各班の担当スタッフより名前を読み上げられ、幸田塾長より証書が手渡された。

最後に「里山名人」が発表され、6名が記念バッチと証書が改めて授与された。

私の近くで5年生と思しき女の子が同じ班となった女の子に「来年も、参加しようね。」と小さい声で言うのが聞こえた。「うん」とうなずく女の子。

私の心もほっこり、温かくなった。

「わんぱく自然塾」 万歳。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさとの森を守ろう

2023-02-24 05:09:46 | Weblog

1月28日(土)令和4年度「ふるさとの森を守ろう」が厳冬の中、午前9時より開催されました。

コロナ禍の影響で、3年ぶりの開始となりました。 当日は須藤 茂市長始め、設楽 詠美子県議、津田 修市議会議長、小室 高志教育長、石川 剛西小校長、沼田 洋子東小校長もお忙しい中、ご臨席を頂きました。

当日は10年ぶりの寒波到来という中、企業、団体、一般の方を含め、約250名の老若男女が参加してくださり、地元に残る里山の落ち葉さらい、枯れ枝拾いを行い、環境保全に汗を流していただきました。

今回も、認定NPOコモンズさんの仲立ちで、古河市の自動車部品工場の白石製作所(有)さんの協賛金を原資として開催出来ましたことを深く感謝いたしております。

地元企業・団体では、関彰商事(株)、結城信用金庫関城支店、白石製作所(有)、保護司西区、森のようちえん、多くの皆さんにご協力を頂きました。

当会員は、午前7時30分集合でしたが、すでに焼き芋班は午前7時に、うず高く積まれた二か所の薪に点火し、その煙は森の中で狼煙のように立ち上っていました。

8時過ぎには続々と参加者の車が森の駐車場に吸い込まれるように入って行き、ついに満車となり、予備に確保したJA梨選果場に回っていただきました。

参加者は4班に分かれ、各所に設置した集積所に落ち葉を集めます。てみ、竹かご、もっこを使い、一心不乱に落ち葉をかき集め、集積所に運びます。厳冬の中ですが、次第に熱を帯び、上着を脱ぎます。「仕事はののこ」とはよく言ったものです。 

約1時間、200名を超す労働力は偉大で、森の中に降り積もった落ち葉はみるみる薄くなり、地肌が見えるほどになりました。里山は人の手が入らないと荒廃してしまいます。鳥が運ぶ木々の種も、これで芽を出すことが出来ます。キノコも生えてくるでしょう。

今回は、約5ヘクタールに及ぶ里山のごく一部の環境整備となりますが、毎年継続することで、貴重な里山の保全が計られます。白石製作所の白石一夫社長も「毎年、このイベントを続けましょう。」と行ってくれました。

ひと汗流した参加者はこの後、熟練した会員によるチェーンソーさばきで樹高15メートルのクヌギを伐採する迫力ある現場に立ち会いました。また、子供たちは会員指導で薪割り体験を行い、山仕事の一端を担いました。

約250本の焼き芋が出来上がり、一輪車に山盛りの焼き芋が会場に運ばれました。各自1本づつ配られ、思い思いの場所でアツアツの「紅はるか」をほうばりました。

また、テントの下ではこれまた熱々のトン汁がふるまわれ、冷えた体を暖めました。約3時間、3年ぶりの「ふるさとの森を守ろう」はけが人もなく、無事終了いたしました。

参加を頂いたすべての方々に感謝いたします。 地球温暖化をいくらかでも遅らせるためにも地元に残る貴重な森を守って行きましょう。 それには皆さんのご協力が必要です。来年もご参加をお願い致します。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山入

2023-01-20 05:51:37 | Weblog

1/8日(日) 令和5年の「山入の儀」を行った。

一部会員は前日からその準備に取り掛かり、恒例の「山入の儀」に備えた。 当日は快晴となり、会員の他、森のようちえんの親子、会員でもある県議の設樂詠美子さんもお忙しい中、参加してくれた。

この日、急逝された監査役の白井さんの告別式と重なったため、1時間繰り下げて会式を行った。

1年間の会員・来場者の健康と無事故を祈願し、この環境が永久に引き継がれることを祈念いたしました。

「山入の儀」終了後、女性会員が心を込めて作ってくれた「雑煮」を参加者全員、美味しく頂きました。

今年もコロナ終息とはならない気配ですが、コロナと共存しながら、地元に残された貴重な里山を守り、自然の中で遊ぶ楽しさを子供たちに伝え

て行きたいと思っています。

本年もよろしくお願い致します。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事始め

2023-01-05 05:28:01 | Weblog

1月4日(水) 仕事始め

今日から仕事始め。 梨の剪定作業が年内に終了し、今日から誘引作業に入った。

元旦には地元関本神社において神職による祈祷(安全祈願)を妻と一緒にお願いし、本年の安寧を祈願しました。

今年は私の年(卯年)です。 まさに様々な面で飛躍の年にしたいと願っています。

一方、訃報も届きました。長年、当会の会計監査を担っていただいたSさん(77歳)が急逝され、8日が告別式となりました。先日、ご自宅に伺

い、穏やかなお顔に接し、静かにお別れをしてまいりました。

金融機関を退職し、10年前に当会に入会し、新たな友人に出会い、五郎助山では炭部会に所属し、楽しく、充実した日々を過ごされていました。

数年前に奥様を亡くされ、一時は当会の活動も休止されていましたが、仲間たちの励ましで復活し、元気を取り戻したSさん。

突然の訃報に会員一同、落胆しています。 昨年より会員の訃報が相次ぎ、Sさんまでも失い、厳しい現実を目の当たりにしています。

1/28日「ふるさとの森を守ろう」が予定されています。 

当会の発展に尽くしていただいた方々の思いを胸に秘め、改めて当会の活動の意義を訴え続けたいと思っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焼き芋体験

2022-11-27 05:28:40 | Weblog

11月25日(金)下妻母親クラブの親子(15名)が五郎助山で焼き芋体験を行った。

そのサポーターとして私と栗原さんが担当した。この時期、各団体から焼き芋体験の依頼があり、今回はその第一弾となる。

親子は午前9時30分の集合と聞いている。私たちは午前7時に現場に着き、事前に準備した「そだ」(間伐材の枝)を重ね、火をつけた。

美味しい焼き芋は、良質の熾火の上に並べ、均等に焼くことが肝要だ。その熾火をつくるのに約2時間を要する。軽トラ約1台分の材料が必要となり、それは枯れ木ではなく、生木の方が適している。生木の熾火は火持ちがよく、その上にアルミで包んだ芋を並べ、落ち葉を布団のように覆い、サンドイッチ状にして焼く。

遠赤外線の効果なのか、こうして焼いた芋はすこぶる うまい。

下妻母親クラブは0歳から3歳くらいまでの未就園の親子が活動している。焼き芋は今回で4回目になるとのお話しだった。

五郎助山での体験も回を重ねて、常連さんになりつつある。自然の中で親子が笑顔でじゃれ合う姿は見ていて とても微笑ましい。

紅葉に染まるこの時期、ハラハラと落ち葉が散る中での焼き芋風景は一幅の絵のようだ。

今日は朝日新聞の河合記者も取材に訪れ、親子の焼き芋風景を撮っていた。

河合さんは県西地区(筑西市)に赴任してから五郎助山で無邪気に遊ぶ子供たちの笑顔を数多く撮り、新聞に掲載されている。

同時にこうした自然の保護活動と、その中で親子や子供が自由に遊ぶ意義を新聞という媒体を通じ、主張されている。

当会の活動にも共感していただき、とても心強い。

さて、2時間ほどで予定通り熾火が出来上がり、アルミホイルで包れた芋が、想像以上に熱い熾火に戸惑いながら、お母さんと幼児によって円形に広げられた熾火の上に並べられて行く。その上に落ち葉を親子で一掴み、ふりかける。 

顔を背けるほどの熱さを体験し、約1時間、じっくりと焼き上がりを待つ。その間、約50~60㎝の細い枝をつくり、その先にマッシュルームを付け、熾火の熱で焼き、ふうふうしながら食べていた。

今、田舎(地方)でも落ち葉炊きは見られなくなった。煙を出すとすぐに消防署に通報され、洗濯物に臭いが移るなどの苦情が来るという。

当会でも焼き芋体験の依頼があった時は、地元の消防署に「火災と間違わない申請」をし、残り火の消火には万全を期している。

かつて落ち葉炊きは冬の風物詩でもあったが、今ではなかなかできないご時世となった。そんな時、五郎助山での落ち葉による焼き芋体験は、きわめて貴重な体験となるに違いない。

各親子に出来上がった熱々の焼き芋が配られ、ふうふう言いながら顔を合わせ、笑顔でほうばる姿は何回見てもいいものだ。

私たちも1本づつご馳走になった。 とっても甘く、しっとりした焼き上がりで、満足の行く出来栄えでした。

 

明日も デイサービス・パレットという団体の焼き芋体験依頼があり、竹澤、宮本の両名がその担当としてサポートすることになっている。

11/28、12/5,12/6,12/7、12/11 と連続で焼き芋体験が続いており、五郎助山では 落ち葉から立ち昇る煙と、焼き芋をほうばる親子の笑顔を存分に見ることが出来る。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする