お二人さまの老後

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甥と一緒にトマト・生ハム・バジルの冷製パスタづくり

2010-08-16 21:13:42 | 日記・エッセイ・コラム

 お盆休みで、甥のR君が14日~15日に、遊びに来てくれました。

 魚好きのR君のために、魚介のマリネや舌平目のムニエルなどをつくろうと計画していましたが、あいにく台風の影響で、ダルマイカも舌平目も小田急デパートにはありませんでした。

 仕方なく、尾瀬の片品村からふるさと納税のお返しに送られてきた新鮮な野菜が色々あったので、14日の夕飯は、夏野菜の揚げびたし・しゃぶしゃぶサラダ・毛蟹・蜆の味噌汁に変更。夏野菜の揚げ浸しはなかなか好評で、 ビールやワインを飲みながら、楽しいひとときを過ごしました。

 15日の朝食は、いつもの我が家の定番・自家製ジュース(パイナップル・トマト・グレープフルーツ・セロリ)とバナナヨーグルト・ハチミツ入り紅茶・パン。

 昼食はPICOの美味しい冷製パスタをまねして作ろうと計画。

 カッペリーニや生ハム・フルーツトマトなどを用意しましたが、R君が「バジルも入れると良いですね」と言うので、R君に買いに行ってもらいました。さすが、料理好きのRくん、モッツァレラチーズも買ってきてくれました。

 オリーブオイルにレモン汁・ニンニクのみじん切り・塩・胡椒を混ぜ、トマトとバジルをあえ、冷蔵庫に冷やします。一方たっぷりのお湯を沸かしカッペリーニを2分強茹で、氷水で冷やしてから、水を切って上の材料と混ぜ合わせて、冷やした器に盛りつけ、生ハムとモッツァレラチーズを飾りました。

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 R君が手際よく手伝ってくれました。ちょっとオリーブオイルや塩気が足りなかったけれど、楽しいランチになりました。

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大雪山山行 その3 旭岳登頂を諦め、裾野のお花畑へ

2010-08-09 14:46:27 | 日記・エッセイ・コラム

 北鎮岳分岐から、中岳(2,113m)を経て、旭岳方面を眺めると、これから向かう旭岳

(2,291m)には雲がかかって、山頂は見えませんでした。

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 尾根を歩いていると、強風に削られた珍しい岩がありました。大雪山の厳しさを物語るものでしょう。

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 10時45分頃、中岳分岐で休憩。ガイドさんやリーダーが相談し、予定より大分遅れているので、このまま旭岳に登るグループと旭岳の裾野のお花畑を楽しむグループに分かれることになりました。両グループは旭岳ロープウエイ・姿見駅で合流します。

 旭岳に未練はありましたが、皆の足を引っ張ってはいけないと、お花畑コースを選びました。女性でも若い人や日頃鍛えている人は登頂組に入り、お花畑組はやや少ない14人でした。

 お花畑組は、ガイドのTさんの先導で、中岳温泉を目指し、どんどん下っていきました。

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 やがて中岳温泉に到着し、昼食となりました。

 温泉といっても建物があるわけでなく、渓流に温泉が湧いていて、岩などでせき止めて湯船をつくり、足湯に浸かるのです。とても気持ちよく、足の疲れがとれました。

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 中岳温泉からさらに下り、裾合平に到着。

 旭岳の裾野にお花畑が広がり、それが延々と続いています。 チングルマ・エゾコザクラなどの群生が広がっていて、木道を歩きながら、別世界の風景を楽しみました。誰かが「スイスまで行かなくても、北海道にもこんなに素晴らしい風景があるんだ!」といっていました。

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 左上方の旭岳には雲がかかり、登頂組は見晴らしがきかないのではと想像できました。

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 お花畑コースも旭岳の裾野をぐるりと回って、姿見駅まで上がり下りする、距離の長いルートで、決して楽ではありませんでした。

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 小さな雪渓をいくつか横切り、そのうちの一つでホシガラスの姿を見ることが出来ました。

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 姿見ロープウエイ駅にはほとんど同時に両グループが到着しましたが、毎日ランニングで鍛えているベテランのSさんが、旭岳の下山の時にアキレス腱を痛めてしまったそうで、両腕をかかえられ、痛々しい姿で現れたのには驚きました。

 旭岳は急登で滑りやすく、ひたすら下ばかり見て歩いたと女性陣が話していました。やはり視界はきかなかったようでした。

 15時15分発のロープウエイに乗車。山麓駅で閉校式を行い、ガイドさん達にお礼を言って別れ、旭岳温泉のホテル・ベアモンテで温泉にゆっくり浸かり、汗を流しました。

 山酔会のS会長が「富士山に登って山の高さを知り、大雪山に登って山の広さを語れ」という大町桂月の言葉を紹介してくれましたが、その言葉どおり、素晴らしい大雪山でした。


大雪山山行 その2 ご来光 雪渓 お花畑 ギンザンマシコに感動

2010-08-08 16:27:44 | 日記・エッセイ・コラム

 3時15分起床。防寒体制を整え、ヘッドランプを点けて、桂月岳山頂を目指してごろごろした岩場を登っていく。

 山頂に着くと間もなく、山際が明るくなり、太陽が昇ってきた。素晴らしい光景だった。

 右の写真は4時17分のご来光。 011_3 

 山を下り、小屋に戻る途中、昨日風雨で見ることが出来なかったお花畑を散歩する。

 お花畑の向こうに、北鎮岳の「白鳥と千鳥の雪渓」が見えていました。

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 小屋に戻って荷物整理をしてから、ガイドさん達の朝食準備を手伝う。朝食はご飯とラーメンでした。温かいものが食べられるのはありがたかった。

 出発の準備を整えてからザックを小屋に置いて、美ヶ原までお花畑を見に行きました。

 ここでも普通なら見逃してしまう小さな花々もガイドさんが説明してくれました。

 雪解けの後、短期間に花を咲かせるのだそうです。下の写真は「ちんぐるま」

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 小屋に戻り、石室のスタッフに挨拶して、8時に北鎮岳を目指して出発。天気は快晴!

 緩やかな登りが続き、出発して40分ほどで、キタキツネの親子に出会う。親が3匹の子どもに餌を与えて、子が食べているところでした。人を恐れる様子はありませんでした。

 それから間もなく、這い松に止まっている「ギンザンマシコ」に出会いました。胸が赤い美しい鳥です。鳥に詳しい人たちには憧れの鳥なのだそうで、Iさん・Yさん達は大喜び。

  9時20分、お鉢平展望台に到着。お鉢平は直径2キロのすり鉢状のお鉢が見渡せる場所で、噴煙の上がる荒涼とした風景が広がっています。お鉢平は有毒ガスが上がっていて、立ち入り禁止です。

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 やがて急登が続き、目の前に北鎮岳の大きな雪渓が立ちはだかりました。

 急登なのでガイドさんがスコップで雪を掘って足がかりをつくってくれましたが、足を踏み外すと危険なので、心配な人はガイドさんとザイルで結んで登ってくださるとのこと。私は迷わずお願いしました。

 30分ほどで、全員、雪渓を登り切り、北鎮岳分岐で休憩。

 振り返ると、雪渓の向こうに黒岳と陵雲岳が見事な姿を見せていました。 

                        064_3                                右が黒岳、左が陵雲岳。 


大雪山・山行  その1 黒岳 暴風雨 後 満天の星空 

2010-08-08 14:29:12 | 日記・エッセイ・コラム

 この夏の山酔会の泊を伴う山行は8月1日~3日の大雪山の黒岳・旭岳でした。

 8月1日(日)、羽田6時55分発(羽田が混雑で実際は30分ほど遅れ)のADO機に乗り、旭川空港に8時35分に到着。

 ここから貸し切りバスで層雲峡・黒岳登山口に向かいます。

 今回の大雪山山行にはベテランのガイドさんを頼んであり、3名のガイドさんと北海道のFさん、青森のMさん、既に車で北海道入りしているK夫妻も合流し計40名での山行です。

 途中スーパーマーケットでおにぎりや水・携帯食などを購入。

 層雲峡の「銀河の滝」と「流星の滝」を見物してから、ロープウエイの黒岳山麓駅でバスを下り、団体装備のお米や野菜を分担。私は25リットルのザックを新しく買ったのですが、自分の着替えや食べ物などでいっぱいになってしまい、ベテランのMさんに持って頂きました。

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 ロープウエイに乗り、終点の5合目駅で食堂をお借りして昼食。 装備を調えて、さらに7合目まで15分間リフトに乗りました。

 登山届けを出して、いよいよ登山開始。小雨は降っていましたが、2年前の羊蹄山も雨でしたから、慣れたもの。ガイドさんから、道端に咲いている花について、シナノキンバイ・ダイセツトリカブト・オトギリソウなどの説明をききながら、登っていきました。

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 やがて奇岩が見えてきて、「あれは「『招き岩』。あれが見えたらあと一息です」とのこと。

 しかし、ようやく黒岳山頂(1,984m)にたどり着くと、突然雨や風が強くなり、雹も降ってきてぱらぱらと顔に当たり痛いほど。記念撮影どころではなく、眼下に見える避難小屋・石室を目指して、ひたすら早足で下っていきました。

 昨年あったトムラウシの遭難もこのような状況が長く続いた結果なのかも知れないと思いました。私たちにはベテランのガイドさんが付いているので、不安はありませんでしたが、正直言って、他の人を気遣う余裕はありませんでした。

 ゴアテックス製のカッパ上下を着ていましたが、防水機能が落ちていたのか、中までびっしょり!石室で全部着替えました。羊蹄山の教訓が生きて、ザックの中の荷物は全部ポリ袋に入れてありましたので、濡れていなかったのが幸いでした。

 その後、別棟で、ガイドさん達が運んで下さったお鍋に、同じく運んで下さった天然水を沸かし、熱湯を入れて数分すると五目寿司が出来あがるという便利な非常食をいただいて夕食。同じく団体装備の胡瓜とトマトをかじりながら、めいめいが持参した蒲鉾などのおつまみやお酒・ワインなども出て、和やかな夕食会になりました。

 20時頃終了し、外に出てみると、先ほどまでの風雨が嘘のように、空には満天に大小無数の星が光っていました。星ってこんなにたくさんあったんだあ!!皆さん、口々に感動の声を上げていました。

 その後、山酔会貸し切りの小屋に戻って、皆で山の歌を歌い、ガイドさん達からお話を聞いてから、9時頃、石室から借りたシェラフにくるまって就寝。今回はみなさんの寝息も静かで、ゆっくり眠ることが出来ました。