お二人さまの老後

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京都の古い町並みを歩く

2011-10-20 13:22:45 | 日記・エッセイ・コラム

 京都での「おとずれの会」二日目は、ゆっくり朝食をとり、10時のチェックアウト後、幹事のHさんの案内で今日も京都の古い町並みを散策するという内容でした。

                        ホテルの遣り水庭園をバックに

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                           朝食後全員で記念撮影

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 この写真は今回の「おとずれの会」不参加者全員にも送ります。

 ご主人・娘さんと共に町田から京都に来られた車いすのHさんとはここで別れ、残りの8人は室町通りを歩きました。

 そして、大事に保存されている築141年の京商家・杉本家を外から見学しました。

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 杉本家の回りをぐるりと回り、次に仏光寺通りに向かいました。

 途中の綾小路通りに1軒の工房があり、染料に塩を加えて染めると薄地の絹が膨らむという特性を生かして染められた色とりどりのオーガンジーのスカーフが展示されていました。

 そのうちの1枚を求めることにしました。バルセロナにあるガウディーのモザイク建築にヒントを得て染められたと説明書きにありました。

 ピンク色とワイン色・若草色と紺色の小さなモザイク模様で、光に透かするとステンドグラスのような美しさです。

 旅に出るとこうした思い出の品を自分のために求めてきますが、今回も良い品が見つかりました。

 仏光寺は浄土真宗のお寺のようでしたが、人は少なく静かでした。

                                                  

                     

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  しばらく歩くと、良い香が漂ってきて、大きなお香の店がありました。ここでは夫へのお土産に「紅葉香」を求めました。

 この後、昼食場所に向かいました。幹事が予約してくれたのは有名な外国の建築家が建てたという石造りのレトロな建物の北京料理店です。エレベーターは金属の蛇腹のドアの時代物でした。 四条通と鴨川に面した見晴らしの良い所にありました。

 ここで、前菜や蟹入りフカヒレスープ・水餃子・八宝菜・海老の炒め物・炒飯などを注文し、美味しくいただきました。

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 昼食後、解散となり、幹事と早めに東京に帰るMさんとは別れ、残りの6人はNさんの希望で菊花展が行われているという二条城に向かいましたが、昨年の湯島天神の菊花展に較べると全く期待はずれでした。

 仕方なく、お城の中と庭園を回り、ホテルに戻って荷物を受け取り、京都にもう一泊するというM・K・Nさんと別れ、長野のKさん・横浜のNさんの3人で京都駅に向かい、16時29分発のひかり524号で帰宅の途につきました。

 秋の京都でしたが、普段・観光客が行かない古い町並みを幹事さんが案内して下さって、とても良かったです。京都は商人の力が大きかったところだと実感しました。


「おとずれの会」で京都へ 

2011-10-19 21:16:51 | 日記・エッセイ・コラム

 O女子大の児童学科のクラスメイト25名は、出身地が北は北海道から南は沖縄まで全国に散らばっていて、卒業後の仕事場所や住まいも同様でした。

 在学中から仲が良く、卒業後も年に一度は会う約束しをし、会の名前を「おとずれの会」と名付け、地方と東京近辺とを交互に会場とし、交代で幹事を務めながら、毎年の再会を楽しみにしてきました。

  昨年は大学入学以来(出会って)50年と言うことで、東京在住の仲間が幹事を務めてくださって、盛大に「おとずれの会」を開催し、母校の大学祭も見学しました。

 今年は京都在住のHさんが幹事になって下さって、10月15日(土)~16日(日)に京都で行われました。

 三井ガーデンホテル京都三条に午後2時集合でしたが、折角京都まで行くので、横浜在住のNさんを誘って少し早めに京都に行き、楽美術館でも見学したいと思い、小田原8時9分発のひかり503号の切符をとりました。京都着は10時15分です。

 昨年幹事を務めて下さった東京在住のMさん達は10時45分に京都に着いて、東寺を見学するとのこと。お誘いを受けましたが、Nさんが楽美術館が良いというので私たち二人は別行動になりました。

 偶然、同じ車両にKさんが新横浜から乗っていて、私たちを見つけ、空いていた隣の席に来られ、おしゃべりが弾みました。KさんはMさん達と待ち合わせ東寺を見学するとのこと。

 京都駅の観光案内所で楽美術館の最寄りのバス停「堀川中立売」を通るバス乗り場を尋ね、バスセンターに行くと丁度そのバスが出るところでした。

 京都は東西南北に碁盤の目のように大きな通りがあり、それぞれに名前が付いていて、とてもわかりやすくなっています。

 バスは堀川通りを北に向かって走り、30分ほどで堀川中立売に到着。楽美術館は徒歩で3分ほどのところにありました。京都御所に近い静かな住宅街です。

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 楽代々の代表的な茶碗が展示され、作風などの説明書きがありました。

 同じく永楽代々の華やかなお茶碗などと野々村仁清の作品も展示されていて、本当に素晴らしかったです。

 1階と2階のコーナーに生けられていたお花がまた楚々として素敵でした。

  お茶碗などは撮影禁止ですが、お花はカメラに収めてきました。 Photo_3   Photo_4

 楽美術館を出て、地下鉄の烏丸今出川まで15分ほど歩きました。

 二駅目の烏丸御池で下車し、徒歩3分ほどのところにホテルはありました。

 フロントに大きな荷物を預け、Nさんと二人で昼食場所を探しに出ました。

 烏丸通りを南に歩いていくと幹事のHさんにばったり。長野から参加のKさんと1時にホテルで待ち合わせているので一緒に行かれないけれど、食事場所は六角通りを行くといろいろあるとのこと。

 イタリアンの店や韓国料理の店はいろいろありましたが、和食の店を探しているとようやく湯葉と豆腐料理の看板がありました。

 そこに決めて外の椅子で順番待ちをしていると、Mさんたち3人が姿を現したのにはびっくり!京都に詳しいMさんがこの店に予約し、東寺からタクシーで来たとのこと。偶然にしては出来すぎです。

 私たち二人も予約の席に入れていただくことにして、5人のミニ同窓会になりました。

 湯葉のお刺身や湯葉と茄子の揚げ出し・揚げ湯葉を散らしたサラダ・湯葉のあんかけ丼・豆乳のプリンなどとても美味しく大満足でした。

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                 写真は横浜のKさん・東京のMさん・横浜のNさん

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  この後、ホテルに向かい参加者全員が顔を合わせました。今回の参加者は9名です。

 割り振られた部屋に荷物を置き、幹事のHさんの案内で街の散策に出かけました。

 煉瓦造りのレトロな建物があります。

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  縮緬などで作った小物の店・銀細工のアクセサリーの店・染めの風呂敷を扱う店など京都らしいお店を覗いて楽しみました。舞扇を扱う店にはさすがに中には入れず外から眺めました。干菓子やさんでは、お茶のY先生へのお土産と家でのお稽古のために和三盆の干菓子を求めました。                          

 この後、ホテルに戻り晩餐会。宿泊客は多かったようですが、ホテルで食事をする人は少ないようで、アコーデオンカーテンで仕切った奥に席が用意されていました。皆でおしゃべりをしながら、楽しく京料理をいただきました。

 食事の後は二次会。幹事の広い部屋に集まり、近況報告などに花が咲き、気付いたら午後11時になっていました。

 


念願の木曽駒ヶ岳山頂へ

2011-10-06 14:59:13 | 日記・エッセイ・コラム

 5時前に目覚めたので、Aさんたちを誘い洗顔を兼ねて温泉へ。

 ザックに防寒用セーター・水・朝食用のおにぎりなどを入れ(雨具や予備の水は若いAさんが持ってくれました)、それ以外の荷物はバスに積み込んで、6時の臨時の登山バスに乗り込みました。

 バスはつづら折れの道を上り、しらび平(1,662メートル)に40分ほどで到着。

 そこからロープウエイに乗り換えて、950メートルの高さを7分余りで一気に千畳敷まで上がります。

 一番後に乗ったので、振り返ると上るにつれて南アルプスの山々が姿を現しました。

 斜面の木々の葉が緑や黄色に色づいています。右手には滝が幾筋か流れています。

 間もなく千畳敷(2,612メートル)に到着。

 駅舎の中で朝食をとることになり、旅館で作ってもらったおにぎりを食べましたが、昨晩沢山食べたので、1個半食べるのがやっとでした。

 外に出ると目の前にはギザギザした山容の宝剣岳がそびえていました。

 今日も天気は上々です。

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  全員で記念撮影をした後、7時過ぎに、いよいよ登山開始。

 少し下って遊歩道を歩いてから、乗越浄土(写真右側の鞍部)までの急登(八丁坂)に取り付きました。足場はしっかりしているので歩きやすく、ゆっくり歩を進めます。

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 1時間ほどで乗越浄土を越え、宝剣山荘に到着。北風が強いので各自装備を調えることになり、ベストの下にセーターを着込みました。

 目の前に見えるのは中岳で、木曽駒ヶ岳はまだ見ることが出来ません。

 中岳目指してひたすら歩きました。30分ほど歩くと中岳山頂(2,925メートル)に到着。

 ここまで来ると駒ヶ岳が姿を現しました。左遠方に木曽御岳も見ることが出来、歓声!

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 頼もしい山ガールのMさん。左後方は御岳、右後が目指す木曽駒ヶ岳です。

 元気を出して駒ヶ岳を目指します。

 強い北風が吹き付け寒いので、ゴアテックスの上着のフードを帽子の上から被りましたが、日よけの帽子のつばが顔に被さって視界が悪く、ひたすら足元を見ながら歩を進めました。

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 いつも優しいKさん。後が木曽駒ヶ岳。

 山酔会には良い仲間がいるので厳しい山でも登れるのです。

 30分ほど登り、9時20分に駒ヶ岳山頂に到着!

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 寒いし、帰りのロープウエイが混むので、残念ですが休憩は5分ほど。この間におやつを口に入れ水を飲んで、帰路につきました。

 北風は相変わらずで、雨天ではとても登れない山だと思いました。

 親子連れがいましたが小学生くらいの男の子が大声で泣いていました。

 宝剣山荘にたどり着いて一安心。セーターを脱いで、トイレ休憩を済ませ、八丁坂を下り、剣ヶ池を回って千畳敷駅へ。

 駅はロープウエイを待つ人で混雑していましたが、乗越浄土までゆっくり往復して過ごしたNさん・Oさんとも合流し、全員同じロープウエイで下山できました。

 しらび平駅には11時35分に到着。

 登山バスでさらに下って、「二人静」で待っていた横浜からの貸し切りバスに乗り換え、本陣という旅館に移動。ここでゆっくり入浴し、懐石料理を頂きました。

 昨晩もそうですが、山酔会登山でこのようにリッチな食事は初めてでした。

 14時半には昼餉を終了し、バスで一路横浜へ。東名高速が渋滞していましたが、横浜には20時前に到着。

 晴天に恵まれ、素晴らしい木曽駒ヶ岳山行でした。

 山酔会のS会長はじめ仲間の皆さんやD旅行社に感謝! 感謝!

  

 


素晴らしい展望の守屋山登山

2011-10-05 17:01:56 | 日記・エッセイ・コラム

 この秋の山酔会の山行は10月1日(土)~2日(日)の木曽駒ヶ岳(2,956メートル)登山でした。

 木曽駒ヶ岳は麓の駒ヶ根高原からしらび平までは登山バスで、そこから千畳敷までの950メートルを一気にロープウエイで上がれるので比較的楽に登れる山です。

 千畳敷は夏はお花畑になり、秋は紅葉が美しいところ。

 20年ほど前に、長野の友達が幹事になった大学の同窓会で千畳敷を訪ね、一部有志が木曽駒ヶ岳を目指したのですが、最終のロープウエイに間に合わないと困るからと途中で引き返した思い出の山でした。

 今回の計画は、横浜を6時過ぎにバスで出発し、諏訪湖の展望台として昔から人気があったという花の百名山・守屋山に登った後、駒ヶ根の1,100年の古刹・光前寺を参拝してから、木曽駒ヶ岳の麓の旅館に泊まり、翌早朝に駒ヶ岳を目指すというものでした。

 数日前の天気予報は曇り・雨だったのですが、幸い九州から関東・東北まで高気圧に覆われるという晴天になりました。

 今回の参加者はいつもより少なく21名。女性は5人だけで、2座席を1人で使えるゆったりしたバスの旅になりました。

 バスは中央道を順調に走り、諏訪湖サービスエリアでトイレ休憩をした後、杖突峠で下車。

 ストレッチなどで身体をほぐした後、10時半頃守屋山を目指しました。

 しばらく林道を歩きました。道の傍らには紫色 の実を付けた木や赤い実を付けたナナカマド・紫色のトリカブトも咲いている。やがて唐松林の美しい登山道に入りました。

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 白樺の点在する林を過ぎ、急登の道が続くがやがて背後に諏訪湖が見えてきました。

 「もうじきだよ」のS会長の励ましでさらに上っていくと、東峰(1,631メートル)に到着。

 360度の素晴らしい展望を楽しんだ後、昼食になりました。

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 いつものようにYさんがモツ煮を作って下さいました。北杜市で野菜作りをしているIさんが持ってきて下さった新鮮なニラやキャベツがたっぷり入ってとても美味しかったです。

 同じ道を杖突峠まで戻り、バスに乗って駒ヶ根の光前寺を目指しました。

 光前寺は創建1,100年の天台宗の古刹で、うっそうとした杉の大木に囲まれ、参道の傍らの石垣に光苔を見ることが出来ました。

 この後、今夜の宿・旅館「二人静」に到着。

 「二人静」は登山靴で入るのが憚られるほど素敵な宿でした。名前の通り、各部屋はもちろんエレベーターの中にまで生花が生けられていました。

 早速入った温泉は広々として気持ちよく、ゆっくり汗を流すことができました。

 浴場でお客の脱いだスリッパを常に宿のスタッフが見回って、きちんと揃えられているのには感心しました。

 お料理も美味しく、品数も多く、食べきれないほどでした。

 明日の出発が早いので、9時には就寝しました。