お二人さまの老後

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物見山・日和田山・巾着田で秋の風情を満喫

2016-09-29 16:23:35 | 登山

 9月24日(土)に山酔会の9月山行で埼玉県飯能市の北西にある物見山・日和田山・巾着田に出かけました。この所、曇り時々雨の毎日でしたが、幸い天気予報は曇り。参加者は男性13名、女性17名の計30名。 

 いつも通りバスは横浜を6時10分に出発。東名高速の海老名ICから圏央道に入り、厚木PAでトイレ休憩を済ませ、北を目指して順調に走り、狭山日高ICを下りて国道299号線を通って西武池袋線の武蔵横手駅近くでバスを下りました。バスは巾着田で待機してくれます。

 物見山を目指して登り始めたのは予定より40分ほど早い8時20分頃です。

 舗装された緩やかな針葉樹の林道を登っていきました。

 道端には水引やピンク色の野草の花が咲いています。

 9時11分「五常の滝 入り口」の表示があり、右手の山道に入っていきました。

  

 9時24分、この所の雨続きで水量が多いようです。五常の滝から流れる渓流を岩を伝ってYさんたちに助けられながら渡りました。

 道端に尾花や彼岸花が咲いていて秋の風情を感じました。 

  さらに登っていくと馬頭観音がありました(9時56分)。昔の人々にとっても身近な山であったことが感じられます。

 10時17分。物見山(375m)に到着。

 しばらく休憩の後、物見山を下り駒高・高指山を経由して日和田山(305m)を目指します。

 可愛らしいホトトギスが咲いています。(10時45分)

 真っ白な茸があちこちに生えています。(10時49分)白すぎてちょっと気持ち悪く、毒茸ではないかと思いました。他にも赤い茸なども生えてていました。

 日和田山への最後の急登です。(11時3分)

  山頂にはたくさんのベンチがありそこで昼食になりました。我々の他にも多くのハイキング客がいました。コンビニのおにぎりと持参した煮しめで昼食。Oさんに美味しく煮た花豆をご馳走になりました。

 11時40分頃下山開始。間もなく金刀比羅神社に到着。この鳥居からこれから目指す巾着田が箱庭のように見下ろせます。

 巾着田の周囲に彼岸花の群生地があるのでそこを目指して下ります。

 我々は女坂を下りましたが、雨のしみこんだ岩の道は滑りやすく神経を使いました。

 男坂との合流地点にたどり着き、やれやれ!(12時7分)

 巾着田の手前に無人の彼岸花の球根を売っているところがあり4個100円でした。

 今年は庭の彼岸花が夏の暑さの水不足のためか花が出てこなくて夫ががっかりしていたので、夫へのお土産に買いました。一つの球根には花が付いていてよかったです。

 12時40分、巾着田に到着。多くの観光客が訪れていました。高麗川の堤の他、巾着田の周囲に一面の彼岸花!想像以上の見事さでした。

    

 13時過ぎに待機していたバスに乗りこみ、1時間ほど走って「入間の湯」に到着。

 駐車場は自家用車がいっぱいでしたが、女性のお風呂に人は少なくゆっくり汗を流すことができました。その後の生ビールの味は格別でした。

 今回は「登り少なめ お湯長め」のY氏の唱える山酔会山行のキャッチフレーズ通りの山行を楽しむことができました。

 幹事のY氏は電車で来られてご夫妻で下見登山をしてくださった上に、本番では「入間の湯」が貸し切りで休憩できる部屋がなかったので、一般客のための休憩室に座席を確保するため、お風呂にも入らなかったとききました。いつもながらの献身的な働きに頭が下がりました。

 往きと同じ道で帰路につき、横浜着は17時30分頃。秋の風情を満喫できた山行でした。

 

 

 

 


初秋のお茶のお稽古 虫の音やお月見の趣向で

2016-09-05 16:25:16 | 日記・エッセイ・コラム

 9月3日(土)に自宅でお茶のお稽古がありました。8月は1回しかお稽古できませんでしたので1か月ぶりだったのですが、お仕事で都合が悪くなった人もいて参加者は4名でした。参加できなかった人にお稽古の内容をお知らせするためにブログで報告することを思いつきました。

 お茶会で一番大事なものはお掛け物です。9月15日が中秋の名月なので大徳寺の寛洲さんの「掬水月在手」を掛けました。

 お花は虫籠に朝顔を入れました。朝顔は俳句では秋の季語のようです。夫が毎年丹精して育てている朝顔ですが今年は暑さのせいか葉が焼けてしまい、辛うじて3輪花を咲かせてくれたものを入れることにしました。茶室が暗いので花が萎んでしまうといけないので、お稽古の始まる直前に切って入れ、電灯をつけて明るくしておきました。

 茶入れは茄子文琳・仕覆は船越間道・薄器は鈴虫の蒔絵の欅の拭き漆の棗・お棚は桑小卓(くわこじょく)にオランダ写しの水指・唐金の平建水に栄螺の蓋置・茶碗は赤楽・粉引き・月見うさぎの茶碗を用意しました。季節感を楽しみながらお茶を楽しんで頂きたいと思いました。

 最初にAさんに盆香合を稽古していただきました。盆香合というのは香合が由緒ある物を用いた場合の炭点前で、普通の炭点前は香合を炭斗に入れてくるのですが、香木を2つだけ入れた香合をお盆にのせてお棚に飾っておきます。また、盆香合では炭を継ぎ香をたいた後、お釜に水を注すことも特徴です。

 炭を継ぎ終わると正客は「お香合の拝見を」と挨拶し、お客は香合とお盆を拝見します。

 桑小卓は暑い時期に用いるお棚で、お点前の最後に桑小卓の下の棚に平建水を飾りますので、蓋置に栄螺を、香合に干網香合を用いてお客様に涼しさを感じていただこうという趣向です。下左の写真は正客のSさんが干網香合と真塗りの四方盆を改めて拝見しているところ。正客は自分の朱色の帛紗に香合をのせて拝見するのです。下右は亭主が拝見に出した香合やお盆について説明し下げるところです。

  

 次にSさんに「仕組点」という濃茶の稽古をしていただきました。仕組点というのは習い事の一つで、下の写真のように最初にお棚に柄杓蓋置を飾っておき、茶巾・茶筅・茶杓をくんだ茶碗を建水に重ねて持ち出しお点前をします。運びを1回で済ませるお点前なので「老人点」ともいわれます。初めてするお稽古でしたが順調に稽古は進みました。

 

 

 

 次にSちゃんに薄茶点前を稽古してもらいました。薄茶の場合お菓子は干菓子を用います。幸いいつも頂く西鎌倉の和菓子屋さんにお月見の和三盆がありましたのでそれを春慶塗の網代の干菓子盆に入れました。

  

 続いてTさんにも同じ薄茶点前を稽古していただきました。Tさんはお稽古を始めてまだ2年目ですので大分苦労しておられましたが、家で復習してこられた帛紗捌きはきれいにできました。

 

終了は5時頃でした。みなさん、暑い中きれいに着物を着ていらして下さり、充実した稽古ができました。