8月3日(土)4時半頃起床し、5時に食堂に集まる。
ルピナス自家製のパンとベーコンエッグ・生野菜・メロン・牛乳・生ジュース・コーヒー・紅茶etc とても豊かな朝食に感激。たっぷりいただいた。
大きな荷物はルピナスに置いておけるので、水などを入れた小さなサブザックとデジカメだけなので大助かり!
バスで肩の小屋登山口まで運んでもらい、乗鞍岳剣ヶ峰に登り(予定では上りで80分の行程)、畳平から、またバスに乗って、昼にはルピナスに戻る予定だ。
バスは6時過ぎに出発した。乗鞍高原から乗鞍エコーラインを登っていく。松本市山岳観光課のTさんとKさんのガイド付きだ。
下は曇りだったが、上るにつれて雲海を抜け、後方には真っ青な空と北アルプスの山並みが、前方には乗鞍岳が見えてきた。
バスの中から窓ガラス越しに見た乗鞍岳。(6時53分撮影)
1時間ほどで肩の小屋登山口に到着。バスを降りると予想外に寒く、防寒着を置いてきてしまったことを後悔する。この時もOさんが、余分に持っているから貸しますよと安心させてくださった。いつも用意周到なOさんに感心!那須岳でも帽子や手袋を貸してくださったのだ。
Kさんの音頭で全員ストレッチをし、登り始める。間もなく体が熱くなり、防寒着は必要なくなったのは幸いだった。
左手に大雪渓があり、若者が3人スノボーをしていた。
登山道の傍らには高山植物が可愛らしい花を咲かせている。それらを観賞しながらの快適な登りだ。
肩の小屋に到着した後、さらに剣ヶ峰を目指す。ここからは家族連れなど多くの登山者に出会うことになった。
上るにつれ、振り返ると槍や穂高の山並みが一望でき、素晴らしい風景が広がっている。
甥のR君が穂高の絶景ポイント言っていた霞沢は手前の緑色の山だと学生時代山岳部だったYaさんが教えてくれた。
目指す剣ヶ峰山頂までもう一息。B班の面々。(8時55分撮影)
ようやく剣ヶ峰(3,026m)に到着。Aさんと記念撮影。(9時15分)
後ろの秀麗な山は昨日登った御嶽山だ。こういう素晴らしい景色が見られるから、苦しくても登山はやめられない。山酔会あってこそ叶う登山なのはもちろんです。
この後、肩の小屋に下り、畳平まで歩いた。道の傍らにはコマクサがあちこちに咲いていた。
畳平に到着。乗鞍岳をバックにAさんと二人の写真を松本市役所のKさんに頼んで撮っていただいた。(11時7分)
山行中だけでなく、事前、事後といろいろ支えていただいたAさんには特に感謝でいっぱいだ。
バスでルピナスに戻る車中で、北アルプスをバックに乗鞍岳・剣ヶ峰山頂で撮ったケータイ写真をメールで夫に送った。一日目は「たどり着いた」、二日目は「ヘロヘロ」、今日は「晴天の山頂からの写真」でほっとした、と返信が来た。関東地方は梅雨のような天候だったので、心配してくれていたようだ。
ルピナスに戻り、ゆっくり温泉に入ってから、若主人の手打ち蕎麦(二八蕎麦)の出来立てを頂く。このような美味しいお蕎麦は食べたことがない!お替わりに手を挙げてしまった。
荷物を減らすため、衣類や干菓子盆・観光パンフレットなどを布製バックに入れて宅急便で自宅に送ることにした。
14時10分、帰路に着く。中央自動車道から八ヶ岳がすっきり見えていた。
バスの中で全員感想を述べたが、Yさんが「山酔会は山に愛されている」と言われたのが印象に残った。S会長はじめ役員さんたちの、山を愛し、初心者や年配者もいとわず引率する心意気を感じて、山の神がご褒美に、晴天にしてこのような感動を味あわせてくれたような気がする。
横浜には20時半頃帰着できた。本当に素晴らしい山行だった。