お二人さまの老後

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富士山を間近に眺めながらの竜ヶ岳山行

2013-05-02 15:41:22 | 日記・エッセイ・コラム

 4月28日(日)は今年度の第1回目の山酔会山行でした。この季節の山行は木々の芽吹きが美しいので毎年楽しみにしています。

 登る山は本栖湖畔の竜ヶ岳(1,485m)です。お正月にダイヤモンド富士が見られる山として脚光を浴び、登山者が急増した人気の高い山のようです。

 下山してから昨年11月と同じ西湖畔のホテルの温泉で汗を流し、バーベキューをする計画です。11月に好評だったので今回もそこで皆さんにお抹茶を振る舞うことにしました。

 今回はAさんが一緒なので心強いかぎり。携帯用の茶道具やお菓子(鎌倉豊島屋の小鳩豆楽)は前日お茶のお稽古に来られたAさんが持ってくれました。

 バスは参加者40人を乗せて6時20分に横浜を出発。東名高速道路から御殿場インターチェンジ経由で本栖湖を目指しました。

 足柄SAが混雑しているということで手前のパーキングエリアでトイレ休憩。小さなアンパンと温かな缶コーヒーを買い、持参したヨーグルト・バナナと共にバスの中で朝食を済ませました。

 雪をかぶった富士山がだんだん近づいてきました。 今日は快晴で雲一つありません。素晴らしい富士山の姿が間近に見られるはずです。

 やがて本栖湖畔の竜ヶ岳登山者用の広い駐車場に到着。北杜市在住のIご夫妻が合流しました。

 目の前に竜ヶ岳がなだらかな山容を見せています。ここで俳句が作れれば「山笑う」と詠むところです。

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 Tさんのリードで、全員でストレッチをし、いよいよ 9時半にA班~E班の順に登山開始。

 Aさんと今回2回目の参加となる大学時代の友人のNさんも同じB班に配属されました。S会長の細やかな配慮に感謝。

 入浴道具や着替え・茶道具などはバスの中に置いて、荷物はお弁当や水・雨具などを入れた小さなザックだけでしたが、トレーニングを怠っているので体力が持つか少々気がかりでした。ベテランのMさんがストックを2本持っていて、その方が楽というので1本しか持っていなかったことを後悔しました。

 丸太で整備されたなだらかな登り道をしばらく登っていくと、やがて右側の木々の間から真っ青な本栖湖が見えてきました。はるかかなたには雪をかぶった連山も見えます。

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 ここで班ごとに記念撮影。撮影者はいつものHさんです。風景や花の写真と共に後でDVDにして送って下さるのでいつも楽しみにしています。

  さらに登っていくと今度は左側に富士山が見えてきました。ハイキング程度の上りが続きましたがもう頂上かと思うとさらにその先があって、予想外に長く感じました。しかし左に目をやると間近に神々しい富士山を見ることができ、疲れをいやすことができました。

 江の島からいつも眺めている富士山は相模湾と箱根連山の向こうにある遠景としての富士山ですが、今日の富士山は立体的で凹凸がはっきり見え、大きく間近に聳え、裾野には樹海が広がっていました。

 ここに来るまでの途中では、山酔会が6月に登山予定の宝永山も見ることができ、山梨県側から見る富士山は見る場所・角度によって大分形が違うことを実感しました。

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 12時頃、ようやく山頂につきました。山頂は広く、多くのグループが三々五々食事をしたり、くつろいだりしていて、犬を連れた家族もいました。

 山酔会の男性陣はいつも通りキムチうどんを作ったり、担ぎ上げた3Lパック入りの赤ワインなどを振る舞ったりしていました。

 B班はまとまって座り、おしゃべりしながら持ってきたおにぎりや煮しめを食べました。

 Kさんにお願いして、標識のところで富士山をバックにNさんと記念撮影。

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 山頂は360度の展望があり、山のスペシャリストのSさんが皆に「あれが聖岳、あれが塩見岳」などと説明してくれました。

 帰りは端足峠には回らず、本栖湖畔への急坂の登山道を下りました。湖畔の道路に大型バスが入れないので、車道を歩く1時間を短縮するルートです。

 木々の間のふかふかの柔らかい土の道をジグザグにくだっていきました。 白い幹の木が多かったのですが、幹が黄土色の木がありました。S会長によると「ひめしゃら」とのこと。

 木々の間から真っ青な本栖湖が見えてきました。本栖湖は富士五湖の中で最も水深が深いため、青空を映してこの青さがみられるようです。

 下りも予想外に遠く、山行2回目のNさんはかなり苦戦していましたが、S会長やMさんがアドバイスしたり荷物を持ったり、Yさんももう1本のストックを貸してくださり、有難かったです。

 2時半ごろ、ようやく下山した林の中で「一人静」の群生が可愛らしい花を咲かせて出迎えてくれました。

 この後、バスで西湖レイクサイドホテルに移動し、温泉で汗を流し、湖畔のバーベキュー場でバーべキューをしながら、素晴らしかった山行を祝して乾杯!

 後半、ホテルのスタッフに頼んで大きなやかんにお湯を沸かしてもらい、抹茶を点てました。

 今回はAさんと二人で点てたので、30人ほどに手早く点てることができました。終わったころ

 Yさんが二人にグレープフルーツを差し入れしてくださり、その美味しかったこと!

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 帰路に着いたのは5時15分。帰りのバスの中でも夕景の富士山を見ることができました。

 御殿場インターから東名高速道路に乗ると連休の行楽に事故が重なって大渋滞でした。

 夫にメールで無事下山したことや渋滞で遅くなることを知らせました。

 いつものように、車中で全員が感想を述べました。山酔会始まって以来の好天に恵まれ、雄大で美しい富士山を間近に見られた喜びを皆が語っていました。

 横浜についたのは予定より2時間遅れの9時半近くでした。

 Aさんと東海道に乗り、戸塚で座席が一つ空いたので私が座らせていただきましたが、隣のイケメンの若い男性がAさんにも席を譲ってくれました。「還暦が過ぎたから席を譲られるようになったのよ」「いやだ!」と言いながらも、ありがたく座って楽しくおしゃべりをしながら帰りました。

 とても素晴らしい山行でした。