お二人さまの老後

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ぐるっと山形一巡りの旅 その3

2008-12-23 21:02:56 | 日記・エッセイ・コラム

 朝、路線バスで大石田の駅に向かう。今日の予定は最上川の船下り。

 この辺りは冬の今頃は朝方、霧が深くなる事が多いそうで、車の運転は気を遣うと思いますが、交通量が少ないせいか運転手さんは慣れているようでした。

 大石田から奥羽本線で新庄駅へ。新庄からはチャーターしたコミュニティバスで最上川リバーポートへ。

 コミュニティバスの運転手さんは、山形なまりの気のよさそうな方でした。船にはお弁当が積み込まれ、2時間ほどの最上川下りをしながら昼食をとります。ビールでは寒そうなので、ワンカップを買い込みました。船にはうれしいことに炬燵が置かれ、温まりながら川下りを楽しむことが出来ます。

 船頭さんの他に若い男性のガイドさんが景色を説明したり、山形の民謡を歌ってくれました。NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」の草々に良く似たガイドさんでした。

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 最上川の左側は国道、右側は山なのですが、所々に滝があったり、山の上の方が霧氷で覆われ、山桜を思わせる美しさでした。

 酒田に近づくと霧はすっかり晴れていました。再びコミュータバスに乗り、土門券記念館や山居倉庫・本間美術館を見学しました。雪をかぶった鳥海山が勇姿を見せてくれて感激しました。   

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 本間美術館には立派な庭園がありましたが、金融業や運送業を営んでいた本間氏は北前船の出入りが途絶える冬期には、港湾労働者達の失業対策として庭造りをさせたということです。今の大企業の社長に聞かせたい話でした。

 酒田から特急いなほで新潟に出ました。車窓から見えた日本海の夕焼けは見事でした。

 新潟から上越新幹線に乗り換え、2時間ほどで東京に着きました。

 最上川の上流から下流までぐるっと山形一巡りの旅でしたが、山形は人情が厚く、鄙びた温泉も多く、とても良い所でした。

 幹事のIさんの周到な準備のお陰で、充実した素晴らしい旅が出来たことを感謝!

                       


ぐるっと山形一巡りの旅 その2

2008-12-22 20:56:35 | 日記・エッセイ・コラム

 12月16日(火)

 6時半頃目が覚め、早速温泉へ。今日も女湯は独り占め。

 朝食は、具たっぷりの芋煮や洒落た器に少しずついろいろな料理が並んでいます。

 普段はパン食なので、久しぶりに和食の朝食を堪能しました。

 帰りも宿の方が米沢駅まで自家用車で送ってくれました。

 米沢から山形に出て、仙山線で山寺へ。心配された雪は全くなく、今日も晴れて暖かな日になりました。

 山寺駅前のおそば屋に荷物を預け、立石寺に向かいます。

 店先でこんにゃく団子が湯気をあげています。登る前にこんにゃく団子で腹ごしらえ。味が良く浸みていてとても美味しかった!

 30年ほど前に来たのは夏でしたが、今回は余り苦労なく奥の院まで登ることが出来ました。展望台からの景色はなかなかのものでした。

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 駅前に戻って、天ザルとビールで昼食。米沢牛入りの芋煮も二人前だけ注文して皆で分けて食べました。里芋が柔らかく、味が良く浸みて美味しかった!

 山形に戻って、再び奥羽本線に乗り、1時間弱で大石田下車。今日の宿は銀山温泉です。

 今日も幹事が交渉して宿の車が駅まで迎えに来てくれました。

 私たちが泊まる宿は温泉街入り口の新しい建物でしたが、夕食前に散歩に出かけると、とても古く、風情のある温泉旅館が川を挟んで両側に並んでいました。

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ぐるっと山形一巡りの旅 その1

2008-12-20 20:32:29 | 日記・エッセイ・コラム

 平成15年から16年に第2の職場で出会った仲間が、退職後も年1回の旅を共にすることで交友をつなげていこうと会を作りました。

 幹事は交代で務めていますが、今年は山形出身のIさんが12月15日~17日まで「ぐるっと山形一巡りの旅」を計画してくれました。

 「大人の休日倶楽部」に入会すると、12月18までの限定で、3日間JR東日本の新幹線も特急も乗り放題という「大人の休日パス」が12,000円で売り出されていると知らせてくれて、早速会員になりました。

 参加者8人は、15日(月)東京発10時11分の山形新幹線「つばさ」で米沢に向かいました。

 米沢まで2時間ほど。まず、電車に乗り込むと早速車内販売で駅弁を買いました。米沢牛がたっぷりの駅弁です。缶ビールを飲みながらの早めの昼食をしながら、しばらくぶりの再会に話しも弾みます。

 2時間弱で米沢駅に到着。駅を下りると市内循環バスで上杉神社へ。

 境内にある多くの植木に頑丈な板の雪囲いがされているのが目につきました。重い雪なので兼六園のような雪吊りでは持たないのだそうです。

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   この日の宿泊場所は福島県との県境に近い白布温泉。幹事が交渉すると、宿の車が2台で迎えに来てくれました。

 白布温泉に近づくにつれ、回りは雪景色に。我々が泊まる宿は白布温泉でも最も古い西屋という藁葺き屋根の宿。

 フロント(日本の宿では何というのでしょうか)のある部屋には大きな囲炉裏があり、まずそこで一休みしてから、2~3人ずつ小さな部屋に通されました。炬燵がありいかにも雪国の温泉宿の風情です。

 夕食までの間に温泉に入りました。熱い温泉がふんだんに掛け流しになっていて、ゆっくり汗を流しました。女性客は他に一人しかいませんでした。

 夕食は山菜やイワナの塩焼きなど。メインは米沢牛がたっぷりのすき焼きです。

 生ビールの後に頼んだ濁り酒もとても美味しかった!

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早すぎるMさんの死

2008-12-02 21:04:05 | 日記・エッセイ・コラム

 高校時代の同級生Mさんが亡くなった。

 私と同じO女子大の生物学科に入学し、卒業後は阪大の大学院で抗生物質の研究をし、川崎医科大学で教えていた優秀な女性で、独身だった。

 倉敷に住んでいたが、横須賀で行われる高校の同期会には、必ず泊まりがけで来て、出席していた。

 お母さんを早く亡くし、継母を看取って数年だと言うのにあろうことか、今度は彼女が肺ガンになってしまったのだ。喫煙もしていないのになぜ?

 手術の出来ないところにガンが出来ていて、抗ガン剤治療をされていた。

 最近は緩和ケア病棟に入院したとのことだが、メールのやりとりなら出来るというので、羊蹄山のご来光の写真や11月に行われた同期会の写真をメールで送ったら、とても喜んで返事が返ってきた。

 しかし、先日姪ごさんから電話があり亡くなったとのこと。

 親しかった3人の友達も、親の介護や自分自身の体調が悪かったりで葬儀には出席できないので、生花を贈って早すぎる死を悼んだ。

 先日の同期会でも、永年幹事を務めてくれていたNさんが亡くなったと言うことで、全員で黙祷したばかりだ。

 この年齢になれば何があってもおかしくはないと悟った。

 何があっても良いように、毎日を大切に、そして少しずつ身辺整理もしなければと思う師走

 です。