大学を卒業して40年以上になりますが、O女子大児童学科卒の私たち20数人はとても仲が良く、「おとずれの会」という同窓会を毎年1回ひらいて旧交を温めてきました。
北は北海道から南は沖縄まで、全国から入学し、また卒業後全国に散って、仕事をしたり家庭を築いたりしている仲間です。いつも東京近辺で開催するのでは、地方の人が参加するのが大変なので、東京近辺在住の人と地方在住の人が交互に幹事を務めることししています。
今回は3年前千葉県に移り住んだ人が幹事になってくれて、南房総の旅になりました。
10月25日15時半にJR館山駅集合で、そこからシャトルバスに乗り、宿は「いこいの村館山」です。
神奈川と千葉は東京湾を隔てて隣ですが、意外と遠く、インターネットで調べたら、横浜駅からアクアラインを通る高速バスでJR木更津駅に向かい、そこから特急で館山へ、というルートが時間も早く、経費も安いことが分かりました。
未だ、仕事をしていて忙しい人もいて、23人中参加者は10人。今回は津市と伊那市に在住の人が遠路参加してくれました。
夕食はさすが海の近くだけあって、お刺身はプリプリと新鮮で、生きたアワビを目の前のコンロで焼いて頂いたり、カサゴのフライ・松茸ご飯など食べきれない程の御料理に舌鼓を打ちました。
夕食後、おふろに入ってから、大きな部屋に集まり、順に近況報告をすることに。
老人会でお世話役をしている人、自転車にはねとばされ腰椎を骨折して治療中の人、くも膜下出血で後遺症を抱えながら、声楽を始め、ご主人と二人のコンサートをした人、壊そうとしていた味噌蔵を茶室に作り替えた人、などなど様々の人生が語られました。
私は、昨年来登山の会に入り、八甲田山や尾瀬至仏山・羊蹄山など苦しいが故に感動も大きかった登山の話をしたことは言うまでもありません。
来年の「おとずれの会」は、20代の若さで二人の子どもを残して亡くなったNさんのお墓参りをしながら浜松で開催しようと言うことになりました。
翌日は南房パラダイスで温室の花々を観賞し、野島崎灯台を見学して散会しました。