お二人さまの老後

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能登半島をめぐる旅 その1 千里浜から能登金剛を経て輪島へ

2015-07-31 16:27:53 | インポート
この夏の山酔会の山行は涸沢から奥穂高岳だったのですが、体力的に無理と判断し、夫と「大人の休日倶楽部」の「能登半島ぐるり周遊 能登2大温泉 輪島・和倉でくつろぐ旅」に参加することにしました。

日程は7月15日(水)東京を9時44分発の北陸新幹線「はくたか557号」に乗車。ホームに若い女性の添乗員さんが待っていて、参加者は17名。指定席に座ると「はくたか」はいつの間にか滑らかに走り出していて北陸新幹線は振動が少ないということを実感しました。
昨年、白山山行で白山尾口に前泊した時には9時半前の上越新幹線で越後湯沢までいき、特急「はくたか」に乗り換えて金沢着は13時半頃だったと記憶しています。
北陸新幹線の「はくたか」は高崎から長野県に入り、軽井沢に到着。窓外に軽井沢らしい風景が広がっていました。(写真を撮りたかったのですがすぐにトンネルに入ってしまい残念)

さらに佐久・上田・長野と停車し、新潟県に入って上越妙高・糸魚川に止まり、富山県に入って黒部宇奈月温泉・富山・新高岡を経て金沢着が12時55分でした。
貸し切りバスに乗車し最初に訪れたのは兼六園です。
専任ガイドが園内を案内してくれましたが、兼六園は花の季節も終わり緑一色で暑かったです。兼六園は冬の雪つりの風景が一番風情があるように思います。

バスは能登半島に向かいました。能登半島の西の海沿いの高速道路「のと里山海道」を走り、最初の観光地は千里浜(ちりはま)渚ドライブウエイです。ここは砂浜ですが砂の粒子が小さく湿り気があるため砂浜を乗用車だけでなく大型バスも走ることができます。対向車があるのに車線もないので何か心もとない感じもしましたが運転手さんは手慣れたものでした。

渚に海鳥が沢山群れていました。
次の観光地は能登金剛・巌門です。日本海の荒波が岩を侵食し荒々しい風景が見られる景勝地です。
観光船に乗って海側からの風景を眺めることにしましたが、遊覧船代が1,000円ということで私たち以外は希望者がいませんでした。ガイドさんと3人だけでも船を出していただけて20分ほどの贅沢な貸し切りの遊覧船観光を楽しみました。

バスは国道249号を輪島を目指して北上し、途中今は停止している志賀原発なども通り過ぎ、輪島温泉・ホテル高州園についたのは17時50分頃。
温泉で汗を流し夕食は18時40分から。お造りの他アワビの踊り食い・ウナギの柳川風など満載の海の幸に舌鼓を打ちました。
夕食後、売店を眺めていると「蔵出し・一律6,000円」という表示でガラスケースの中に輪島塗の器が並んでいます。旅行をすると必ず何か記念になるものを求めてくるのですが、輪島塗は高価でとても手が出ないと思っていました。ちょうど欲しいと思っていた高坏の菓子器があり「これはお買い得!」といただくことにしました。食器としては高価ですが、茶道具になると安価に感じてしまいます。箱はないそうで、店員さんが薄紙とプチプチの緩衝材に丁寧に包んでくれました。
21時10分から地下のステージで「ご陣乗太鼓」の実演があるとのこと。料金は1,500円です。
越後の上杉勢が攻め入ってくるのに対抗し、村人たちが木の皮でつくった面をつけ、海藻の髪の毛を振り乱した異様な格好で太鼓を打ち鳴らし、上杉勢を追い払ったという伝統のある太鼓です。20分ほどの演技でしたがとても迫力がありました。