お二人さまの老後

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大雪山・山行  その1 黒岳 暴風雨 後 満天の星空 

2010-08-08 14:29:12 | 日記・エッセイ・コラム

 この夏の山酔会の泊を伴う山行は8月1日~3日の大雪山の黒岳・旭岳でした。

 8月1日(日)、羽田6時55分発(羽田が混雑で実際は30分ほど遅れ)のADO機に乗り、旭川空港に8時35分に到着。

 ここから貸し切りバスで層雲峡・黒岳登山口に向かいます。

 今回の大雪山山行にはベテランのガイドさんを頼んであり、3名のガイドさんと北海道のFさん、青森のMさん、既に車で北海道入りしているK夫妻も合流し計40名での山行です。

 途中スーパーマーケットでおにぎりや水・携帯食などを購入。

 層雲峡の「銀河の滝」と「流星の滝」を見物してから、ロープウエイの黒岳山麓駅でバスを下り、団体装備のお米や野菜を分担。私は25リットルのザックを新しく買ったのですが、自分の着替えや食べ物などでいっぱいになってしまい、ベテランのMさんに持って頂きました。

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 ロープウエイに乗り、終点の5合目駅で食堂をお借りして昼食。 装備を調えて、さらに7合目まで15分間リフトに乗りました。

 登山届けを出して、いよいよ登山開始。小雨は降っていましたが、2年前の羊蹄山も雨でしたから、慣れたもの。ガイドさんから、道端に咲いている花について、シナノキンバイ・ダイセツトリカブト・オトギリソウなどの説明をききながら、登っていきました。

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 やがて奇岩が見えてきて、「あれは「『招き岩』。あれが見えたらあと一息です」とのこと。

 しかし、ようやく黒岳山頂(1,984m)にたどり着くと、突然雨や風が強くなり、雹も降ってきてぱらぱらと顔に当たり痛いほど。記念撮影どころではなく、眼下に見える避難小屋・石室を目指して、ひたすら早足で下っていきました。

 昨年あったトムラウシの遭難もこのような状況が長く続いた結果なのかも知れないと思いました。私たちにはベテランのガイドさんが付いているので、不安はありませんでしたが、正直言って、他の人を気遣う余裕はありませんでした。

 ゴアテックス製のカッパ上下を着ていましたが、防水機能が落ちていたのか、中までびっしょり!石室で全部着替えました。羊蹄山の教訓が生きて、ザックの中の荷物は全部ポリ袋に入れてありましたので、濡れていなかったのが幸いでした。

 その後、別棟で、ガイドさん達が運んで下さったお鍋に、同じく運んで下さった天然水を沸かし、熱湯を入れて数分すると五目寿司が出来あがるという便利な非常食をいただいて夕食。同じく団体装備の胡瓜とトマトをかじりながら、めいめいが持参した蒲鉾などのおつまみやお酒・ワインなども出て、和やかな夕食会になりました。

 20時頃終了し、外に出てみると、先ほどまでの風雨が嘘のように、空には満天に大小無数の星が光っていました。星ってこんなにたくさんあったんだあ!!皆さん、口々に感動の声を上げていました。

 その後、山酔会貸し切りの小屋に戻って、皆で山の歌を歌い、ガイドさん達からお話を聞いてから、9時頃、石室から借りたシェラフにくるまって就寝。今回はみなさんの寝息も静かで、ゆっくり眠ることが出来ました。

   


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