お二人さまの老後

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福島の桜めぐりの旅 その2

2013-04-17 15:13:44 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も晴れ。ホテルの窓からは磐梯山と猪苗代湖が見渡せました。

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 2日目の訪問地は会津です。鶴ヶ城には2千本のソメイヨシノがあるそうですが、会津は盆地で寒いのでまだ開花していないということです。確かに外に出ると空気はひんやりしていました。

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 最初に訪れたのは飯盛山。石段を150段ほど登りました。

 戊辰戦争で白虎隊が官軍との戦いに敗れ、飯盛山まで敗走して目にしたのは会津城から上がる煙。落城したと勘違いした若者たちは自ら命を絶ちます。その場所が飯盛山です。

 17歳くらいの若者たちの墓石が立ち並んでいました。

 山を下り、茶店で娘剣舞を見学し、天ぷら饅頭とお茶をご馳走になりました。土産物を見つくろい、流紋焼きの一輪挿しなどを求めました。

 次に鶴ヶ城公園に向かいました。ここはNHKの大河ドラマ「八重の桜」の舞台になっているところです。残念ながら全く桜は咲いていませんでした。

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 天守閣に登り、四方の景色を楽しんでから、向かい側の庭園内にある茶室を訪ねました。

 千利休が秀吉から切腹を命じられた後、その子・少庵は会津の蒲生氏郷にかくまわれたとのことで、少庵が氏郷に贈ったとされる茶室が移築されています。

 ここでお庭を見ながらお抹茶をいただきました。

 

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 次に大河ドラマ館に行きました。大河ドラマ「八重の桜」撮影に使われたセットの一部や俳優の色紙などが展示され、撮影の裏話をビデオで流していて、それを椅子に座って見ることができます。

 昼食は温かい「わっぱ飯」とおそばなどのセットを広い土産物店の2階でいただきました。

 なかなか美味しかったです。

 ここで茶道のY先生へのおみやげの干菓子やお茶のお稽古に使うクルミ柚餅子などを求めました。

 最後の訪問地は南会津の大内宿です。

 茅葺屋根の民家が保存されていて、それぞれが蕎麦屋や土産物を商っていました。

 高台に上ると大内宿が一目で見渡せました。

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 ここを後にしたのは16時頃。新白河駅には17時前に到着しました。

 新幹線の時間まで1時間以上あるので、駅近くのホテルでコーヒーを飲んで寛ぎ、 18時22分発の「なすの280号」で帰路につきました。

 自宅に戻るのは21時頃になってしまうので、夕飯は車内販売の駅弁と缶ビールで済ませることにしました。

 売りに来た駅弁は大船軒の「鯵の押しずし」と小田原東華軒の「金目鯛のあぶり焼き寿司」で、神奈川県の駅弁が東北新幹線にも進出しているのはちょっと驚きでした。金目鯛のあぶり焼き寿司は初めてでしたが、これがなかなか美味しかったです。

 天候に恵まれ、念願だった三春の滝桜を間近に眺め、花見山で美しい花々を堪能し、霞ヶ城という新しい発見もあって、なかなか良い旅になりました。

 

 
 

 

 

 


福島の桜めぐりの旅 その1

2013-04-16 14:06:06 | 日記・エッセイ・コラム

 4月12日(金)~13日(土)に福島県の桜めぐりの旅をしてきました。

 福島を応援したいという思いと一度は三春の滝桜を見たいという願いがあって、適当なツアーを探していたところ、JTBの旅物語「三春の滝桜と鶴ヶ城・会津若松 春の南東北めぐり2日間」というツアーがあることを知り、夫と二人で申し込んだのです。

 参加者は39名。7時44分東京発のやまびこ205号で出発しました。

 新白河には9時5分に到着。そこから貸し切りバスに乗り込み、最初に目指したのは三春の滝桜です。東北自動車道を北に向かい、郡山JCから磐越自動車道を東に10キロほど行ったところにあり、10時半頃到着。

 インターネットで毎日桜開花情報で調べ案じていましたが、幸い6分咲きといったところで見頃でした。紅しだれ桜が青空をバックにまさに滝が流れるように花を咲かせていました。

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 樹齢は1,000年とのこと。日本三大桜の一つで、国の天然記念物に指定されています。老木なので幹を多くの柱で支えられていました。

 ここで1時間ほど過ごし、さらに東北道を北上して福島市にある花見山公園に向かいました。

 昼食は注文しておいたお弁当とお茶をバスの中でいただきました。

 花見山公園は個人の山ですが一般に開放されています。震災で2年間は公開されませんでしたが除染も済んで今年再び公開されたとのこと。大勢の観光客が訪れていました。

 三春の滝桜は入場料が300円かかりますが、ここは無料です。山全体に様々な木が植えられていて、A・B・Cの3コースがあり、体力や時間に応じて歩いて観賞するようになっています。

 私たちはBコースを巡り、登ったり下りたりしながら1時間ほど様々な風景を楽しみました。

 淡いピンク色の桜・濃いピンク色の桃・鮮やかな赤色のボケ・燃えるような黄色のレンギョウ・黄緑色の若葉などまさに桃源郷でした。

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 帰り道バスの駐車場を目指して下っていくと、土手にたくさんの土筆が生えていました。土筆を見るのは本当にひさしぶりです。

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 次にバスは南に戻って福島と郡山の間にある二本松にある霞ヶ城址公園に向かいました。

 二本松にも会津の白虎隊と同じように12歳からの少年で編成された少年隊がいて、幕末の戦争に立ち向かい、命を落としたとのこと。城址公園の入り口にその姿をしのばせる銅像が立っていました。

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 桜はほぼ満開で、大きな池や藤棚、見事な笠松(枝が傘を広げたようになっている赤松)などがあり、高台を目指して登っていくと、はるかかなたに安達太良山を眺めることができました。

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 霞ヶ城はよく手入れされ、地元がとても大事にしていることがうかがわれる素晴らしい城址公園でした。土産物店で薄皮まんじゅうを求めました。震災以来訪れる観光客がめっきり減ったと店の老主人が嘆いていました。

 一日目の観光はこれで終わり、猪苗代湖の近くにあるホテルについたのは4時半頃でした。

 

 

 


一年ぶりのお花見のお茶会

2013-04-04 17:26:10 | 日記・エッセイ・コラム

 3月30日(土)のお茶のお稽古は、昨年まで茶道教室に参加していた生徒さんをお招きしてお茶会形式で行い、Nさん母娘が参加してくれました。Yちゃんはこの春から中学生。妹のKちゃんは小学1年生で、1年ぶりの再会でした。

 春には炉の五徳を取り除いて、天井から下げた鎖で釜を吊り、お棚は旅箪笥を用います。

 野外で行うお花見の茶会のしつらえです。

 掛物は円覚寺前管長・円覚慈雲さんの「弄花香満衣」

 花は竹の筒花入れに花蘇芳と白侘助・胡蝶侘助を入れました。

 炭点前でもちいる香合は隅田川です。

 濃茶茶碗はお客様が多いので今高麗と黒楽茶碗の重ね茶碗にしました。

 薄茶茶碗は昨年茶道教室を閉じたときに生徒の皆さんから記念にいただいた桜の絵の茶碗を初めて使わせていただきました。替えは白楽にしだれ桜の絵茶碗にしました。

 席入りをしていただき、挨拶のあとH.Aさんに炭点前をしていただきました。

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吊り釜の炭点前では、釜を鎖から外す前と後に釜を左手で持ち上げながら鎖をずらす難しい所作があります。写真は無事に炭点前が終わり、拝見に出した香合を下げに来たところです。

 次に、Nさんに重ね茶碗で濃茶を点てていただきました。初釜に次いで2度目なのでスムーズにできました。幼いKちゃんは濃茶は無理なのでお菓子だけでした。

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 次にK.Aさんに芝点の薄茶をしていただきました。芝点というのは旅箪笥の中板を取り出し、炉縁とお棚の間に斜めに置き、その上に棗と茶せんをのせて薄茶を点てるお点前です。

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 最後にSちゃんに同じ芝点の薄茶を点ててもらい、合間にYちゃんにも2服点てて頂きました。

 Yちゃんは4年間も稽古していましたのでとても美味しく点てられていました。

 4時頃閉会。懐かしく楽しいお茶会でした。秋にもいらしてくださるようお誘いしました。

 Aさんご夫妻が帰られてから気付いて集合写真を撮りました。

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