お二人さまの老後

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苦しくそして楽しかった雨飾山山行

2017-08-29 22:06:30 | 登山

 8月19日から21日まで山酔会の「パート山行 雨飾山~飯縄山」があり、参加しました。

 パート山行とは毎年この時期に行われているベテランの人たちが参加する少人数の山行です。

 私には無理と今まで参加してきませんでしたが、昨年のパート山行の鹿島槍の記録写真を見て「やっぱり山は北アルプスだ!」と若い頃に登った北アルプスの感動が甦り、なんとか参加したいと思いました。

 長野県の北・新潟県に近いところにある雨飾山はガイドブックや地図で調べてみると、厳しい山のようですが「一般向き」とのこと。羊蹄山や大雪山でお世話になった札幌在住のSさんとその山仲間が参加されるということも背中を押し、何とかチャレンジしてみようと幹事のSさんに参加を願い出て、宿で抹茶を振る舞いたいとお願いしました。

 横浜出発は19日(土)17時。参加者は男性10人と女性5人です。マイクロバスなのでとても家族的な雰囲気なのもうれしい。天候不順で8月に入ってから半月はお日様を見ない日々でしたが、幸い出発時の横浜は晴れていました。中央道の途中でにわか雨に遭いましたがそれも止み、双葉S.Aで南アルプス市在住のSさんを乗せ、塩尻の信州健康ランドに9時半過ぎに到着。ここで入浴し軽食と4時間ほどの仮眠をとりました。

 20日(日)4時半に健康ランドを出発。故郷の南アルプス市で果樹栽培をしているSさんから丹精込めた大きな李「太陽」を頂きました。ジューシーで甘ーくこのように美味しい李は初めてです。

 中央道を松本で下り、朝食は安曇野のコンビニに幹事のSさんが予約しておいたお弁当を温めてもらい、留めたバスの中で済ませました。天候はうす曇りです。国道147号線を北に向かって走ります。6時34分、大糸線の白馬駅を通過。右手に姫川を見ながら進み、小谷村で右折して数年前泊まったことがある山田旅館を過ぎ、登山口の雨飾高原キャンプ場に到着したのは7時半頃でした。

 幸い青空が見えています。

     

 Sさんの音頭でストレッチしてから登山開始。リーダーのKさんと幹事のSさんの後をA班の女性5人が続きます。

 前日までに降った雨で泥んこ道がかなりあり、スパッツをつけてくるべきだったと後悔。

 雨飾山は400メートル歩くごとに標識があるので目星が付けやすい。7時51分、11分の2を通過。登山口から800m歩いたことが分かる。 橅の森の登山道を行く先頭の3人。緑が美しい。

     

 8時40分。班長のH.Sさんと。      8時48分。ブナ平の標識を通過。

   

  葉が赤みを帯びた花が咲いている。    ヤマアジサイの紫が鮮やかだ。

   

 前方の視界が開け、白い山肌が見えてきた。上の方はガスがかかっている。(9時25分)

                     白い花はトリアシショウマとKさん。

    

11分の6(2400m)を過ぎて荒菅沢まで下る。水辺は癒しだ。渓流の上の方は雪渓が残っている。ここで休憩し水や行動食を補給する(9時42分)下った分を登り返しさらに急登を登る。10時12分、11分の7を通過。

   

この後はストックは使えず木の根や枝を頼りに登るなどの急登が続き写真を撮る余裕はなくなった。

雨飾山の山頂?が見えてきた(11時)手前の花は藤袴か?トリカブトにトラノヲ。花が増えてきた。

  

 11時31分、11分の9を通過。      先頭を行くリーダーのKさん、Sさん。

   

   H.Sさん、E.Sさんも続く。            シャジン

   

 ウツボグサ 礼文島にも咲いていた花だ。 ようやく笹平に到着。(11時41分)ここで待っていたいとも思ったが、あとひと踏ん張りだ。頑張ろう。

   

   11時51分、11分の10を通過。あと400mだが最後の急登が立ちはだかっている。

    

  白い花はゴゼンタチバナ?          やっと山頂に到着!(12時30分)

      

 Sさんが前回登った時は晴れていて佐渡島や北アルプスも望めたとのことだが、あいにく視界は悪かった。雨が降らなかっただけよしとしよう。

 昼食となったが疲れて食欲がなく、安曇野のコンビニで求めたサンドイッチを少しだけ口にした。

 集合写真を撮ってから下山開始。ストックが邪魔なのでAさんに預け、自分の足だけで下りようとしたが、早速腿の後ろが硬直してしまった。急いで漢方薬の68番を飲む。

 写真はその急な下り坂を振り返ったところ。しんがりを下りてくるYさんとSさんが写っている。

 

 笹平への軽い上りで木の根に足が引っかかって転倒し顔を打ってしまった。足が上がっているようで上がってなかったようだ。怪我が無くて良かった。

 この後はひたすら下るのみ。とても長かった。15時20分、ようやく荒菅沢に到着。沢の水で顔を洗い、沢の水を飲む。美味しかった。    登り返して振り返ると深山幽谷の風情が素晴らしい。

      

 この後、登山口までが遠かった。ひたすら下って雨飾高原キャンプ場に着いたのは17時半頃だった。水道でドロドロの靴やズボンの裾を洗う。

 Yさんと雨飾山登山を果たせたことを喜び合い、明日の飯縄山は見合わせ、戸隠古道散策コースにしようと話し合う。3時間も前からバスを回して待ってくださっていたドライバーのOさんは真っ暗な道を飛ばして戸隠の宿まで運んでくれました。宿到着は7時半頃。

 遅れているので先に夕食にし、ビールで乾杯し、豊かな食事を頂きました。

 入浴後9時半から幹事の部屋で抹茶を振る舞いました。茶道仲間のAさんとSさんがほとんど準備をしてくれました。楽しいひと時でした。その後は北海道の人たちのお土産のマッサンで有名になったウイスキー「余市」や南アルプス市のSさんが苦労して手に入れた「白州」などを頂いて23時近くまで歓談しました。

 畳の上で眠れる幸せを感じながら就寝。

 

 

  

 

 

 

 

 

 


憧れの尾瀬を満喫 その3 竜宮小屋から尾瀬ヶ原を歩いて山の鼻へ

2017-08-06 15:14:24 | 登山

  朝食は5時半からなので4時半頃起き準備する。

 至仏山登山はK会長、H副会長に元気なKさんの男性3人と若く元気なS、K、Rさんの女性3人が挑むことになった。山の鼻からの登りは蛇紋岩が滑りやすく大変な登りだが、幸い天候は曇り。登山組は6時半頃出発して行った。続いて散策組21人も出発。出発を温かく見守るご主人。山酔会は良いグループだと褒めてくださった。

    

  いつもしんがりを引き受けてくださるYさんが先頭で木道を歩いていく。途中左の木道に入り、水が湧きだし渦を巻いて三方向に流れている珍しい場所を見学する。

 木道の脇に所々休憩するスペースがあり、コーヒーを沸かし朝食を摂っているカップルがいた。

 同じような休憩所で、Aさんが写真を撮ってくれた。後ろは燧ケ岳。青空が雲間から覗いている。

  

 池塘に小さなサンショウウオがかたまっているのを見つけた。 

 燧ケ岳が映るという「逆さ燧の池塘」を眺める。湖面には映っていないが雲の下に燧ケ岳の裾野が見えている。                                        青いイトトンボを見つけた。

        

         ギボシ               ヒオウギアヤメ

       

      クガイソウ                  ワレモコウ

        

        コオニユリ      

      

 花を観賞しながら歩いているうちに、8時頃山の鼻に到着。

 ビジターセンターの外の椅子にザックを置いて、植物見本園の1時間周回コースを歩くことにする。

 蕗の葉に似ているが赤紫の蕾が付いている。なんだろう? 赤とんぼが花の先に止まっている。

         

  木の実がなる頃にはクマが出没するそうで熊よけの鈴が設置してあり、鳴らして通る。

        

 木の葉にモリアオガエルの卵がたくさん付いていた。実物を見るのは初めてだ。

 胴の黒い小さなトンボが肩に止まっていたようで、Tさんが写真を撮ろうとしたら逃げて、次にWさんの肩に止まった。

     

 クリーム色の可愛らしい花が咲いている。       この白い花はモミジカラマツ?

     

 登山組が上っている至仏山の方向を見上げると雲に隠れたままだった。

    

  存分に尾瀬が原の生き物や花々を楽しむことができた。

 この後竜宮小屋で作っていただいたおにぎり弁当で早めの昼食を摂り、鳩待峠を目指して 登っていく。

 途中雨が降り出しザックカバーを掛けたりレインウエアを着たり大変だったが、無事休憩所に到着する。

 登山組が到着するまで1時間半ほどあるというのでお土産をみつくろい、夫に「尾瀬の雫」というお酒を買う。 さらに、女性陣数人で生ビールを飲むことにした。「かんぱーい!」 登山組を待っていたYさんすみませーん!

 貸し切りバスの待っている戸倉スキー場の駐車場まではジャンボタクシーに分散して乗っていくというので、一足早く乗ることになった。

 登山組も無事合流し、「わたすげの湯」で汗を流し髪も洗い、生ビールで乾杯し、美味しいトマトと胡瓜・うどんセットを頂き、野菜をお土産に買って、帰路につく。横浜着は20時30分を過ぎた頃だった。

 雨に降られ、燧ケ岳登山は叶わなかったが、尾瀬の魅力を十分満喫した山行でした。

 役員さん、幹事さん方ありがとうございました。みなさんお世話になりました。

 

    

 

 

 

 

 

 

 


憧れの尾瀬を満喫 その2 尾瀬沼の北側をトレッキングして竜宮小屋へ

2017-08-04 13:12:33 | 登山

 

 朝になっても小雨が降り続いている。こんな状況でも燧ケ岳登山に挑戦することにしたのはK会長・幹事のSさん、若手のHさん、いつも声の元気なKさんの4人の男性とAさん・H.Sさんら8人の女性たちの計12人でした。

 右の写真は6時過ぎ玄関に集まった人たちの身支度を支援するM.Kさん。12人は土砂降りに近い雨の中、出発していきました。左の写真は朝食前に自室でくつろぐ女性陣。

 

 散策組は時間がたっぷりあるので、喫茶室で豆から挽いたコーヒーを頂きながらおしゃべりを楽しみました。  そして売店で帽子につける水芭蕉のバッチと14種類の尾瀬の花をプリントした赤いバンダナを求めました。

 散策組の男子5人・女子10人は玄関にザックを置き、9時半からのビジターセンターのスタッフによるレクチャーに参加しました。植物についての説明のほか、尾瀬の歴史についても写真を見せながら話してくれました。

  

 左の写真は花の小さな尾瀬アザミ。現在尾瀬沼の南側に新たに木道を作る計画が進んでいて、右は丈夫なカラマツで作る木道で1メートルで10万円する。費用は国と尾瀬に接する福島県・群馬県・栃木県・新潟県のほか、尾瀬に土地を所有する東京電力が負担するとのこと。

 昔の尾瀬は観光客がゴミを置いていくためゴミの山だった。今はマナーが浸透してゴミは持ち帰るようになった。道路を開通する計画もあったが、平野長靖さん平野長蔵さん等3人が貴重な尾瀬の自然保護を訴え阻止したとのこと。彼ら3人は3本カラマツの向こうの小高い丘に眠っている。

  

  

レクチャーは30分ほどで終了し、散策組15人は副会長のHさんを先頭に尾瀬沼の北側をトレッキングして竜宮小屋を目指す。雨は相変わらず降っているが登山組が出発した時より小やみになっていた。大江湿原を左折し沼尻を目指す。標識通過が10時21分。ニッコウキスゲが咲き誇る湿原の木道を歩いていく。左手に尾瀬沼が見えてきた。

   

   

 白い花はギョウジャニンニクとHさん。写真係のHさんは花の名前にも詳しい。礼文島にも咲いていた花だ。

沼に生えるフトイの群生も美しい。  

やがて景色を広く見渡せる場所に到着。(11時34分)

沼尻のようだ。ここで昼食となる。幸い、雨は止んでいて、小屋跡の材木に腰かける場所を確保した。

Yさんがトランスシーバーで燧ケ岳登山組のSさんに連絡を取るとすでに昼食を終え、下山にかかっているとのこと。我々も12時10分頃竜宮小屋を目指して出発する。

シャクナゲが咲いている。モウセンゴケの生えている池塘や小さな水芭蕉が咲いている池塘があって感激。

        

 上りや下りの木道では滑って尻餅をつく人が続出。雨も降って来て歩きに専念するため写真は撮れなくなった。

 2時半頃見晴らし十字路に到着。無料休憩所でザックを下ろし休む。ゼリー状のアミノバイタルを他の人にも分けて飲んだ。重いので早く飲めばよかったのに、小屋の食事が豊かで残さず食べたので欲しくなかったのだ。

 燧ケ岳登山組も近づいているというので、先に着いて皆さんを迎えようと急ぐ。ミズチドリ・キンコウカ・トキソウ・アザミが咲いているがニッコウキスゲはあまり見かけなかった。

   

 後ろを振り返ると燧ケ岳がうっすらと見えていて感激。

    

 15時11分、竜宮小屋に到着! 竜宮小屋の主人が一人一人にスポーツタオルを配り、濡れたレインウエアや傘・ザックカバーなどを拭いてから上がるようにとのこと。廊下や階段を濡らさないためで、その後、乾燥室で乾かすようにとのこと。配慮が有難かった。

  会長たちが到着していないのだが、与えられた部屋が十畳二つと八畳一つというので、八畳は燧ケ岳登山組の女性8人に、十畳の一つは男性9人に、もう一つは散策組の女性10人に割り当てた。手際よく決めたので小屋の主人が感心していた。こういうことは職業柄お手のもの。レインウエア・帽子などに名札を付け、ハンガーや洗濯ばさみに挟んで乾燥室のロープにつるした。

 着替えてから下りていくと、登山組が到着していた。屈強なK会長もS幹事も疲れ切った様子。滝のように雨が流れる上りの後、下りの見晴新道が泥んこ道で靴もズブズブ潜ってしまい、何度も転んだとのこと。大きな荷物を背負って転ぶのだから起き上がるのも大変だ。事故渋滞が無く、雨が降っていなければ長蔵小屋で3時頃使うはずだった利尻島土産の昆布ラーメンなど食料をすべて背負っての登山だったのだから、本当に申し訳なかった。

 登山歴の浅いSさん(女性)は靴底が剥がれ、ポンチョも裂けてしまい大変だったようだ。よく頑張ったと感心する。

 お風呂で汗を流しさっぱりしてから表に出てみると至仏山が姿を見せていた。

  

 竜宮小屋の食事も豊かだった。登山客より尾瀬沼や尾瀬ヶ原散策の観光客が多いせいだろう。長蔵小屋もそうだがトイレも洋式でとてもきれいだった。

 スマホの電池切れが近いので、有料でも使わせてほしいとご主人に頼むと、洗面所の壁の下方のコンセントを自己管理で使ってよいとのこと。ありがたい!

 夕食後部屋で横になっていると、蛍の見られる場所があるというので出かけた。数分木道を歩いていくと湿原の中に小さな光が見えた。ヘイケボタルだ。見慣れたゲンジボタルより小さいが良い思い出になった。

 9時頃には就寝。白いシーツや枕カバー、掛け布団の襟カバーもあって気持ちよく眠ることができたが、さすがに十畳に10人は暑かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


憧れの尾瀬を満喫  その1沼山峠から長蔵小屋へ

2017-08-03 22:00:51 | 登山

 7月28日(金)~30日(日)山酔会の尾瀬山行があり、参加しました。

 初日は横浜を朝出発し、福島県の桧枝岐の御池でシャトルバスに乗り換え、沼山峠から徒歩1時間半で尾瀬沼湖畔に到着し、長蔵小屋に宿泊。

 二日目は燧ケ岳登山班と尾瀬沼散策班に分かれ、どちらも竜宮小屋に到着し、宿泊。

 三日目は至仏山登山班と尾瀬ヶ原湿原散策班に分かれ、全員鳩待峠に集合しバスで入浴施設に寄った後、横浜に戻るという内容でした。

 至仏山は数年前山酔会で草紅葉の美しい頃登っているので、今回はできたら燧ケ岳に登りたいと地図を求めてルートや所要時間などを調べました。

 「山と高原地図 尾瀬」によると、燧ケ岳は東北と北海道を合わせた最高峰で柴安グラ(2,356m)と俎板グラの双耳峰で、尾瀬の中央部にそびえる独立峰のため抜群の眺望がある人気の山とのこと。しかし下山することになる見晴新道は大きな岩の急坂やぬかるみの多い熟練者向きの上級コースと説明書きがありました。

 高校・大学と山岳部やワンゲルで登山経験のある甥のR君が30年前小学5年生の時父親に連れられて上り、登山を始めるきっかけになった燧ケ岳ですが、お父さんがかなりへばっていた。最近運動不足の僕も今登ればバテてしまうと思うと助言をくれました。

 山小屋連泊ですからすべて大きなザックに入れてそれを担いで登ることになります。最近参加している山酔会の山行では大きな荷物はバスに置いて、小さなデイパックで登ることが多かったので、衣類や食料を詰めた30Lのザックを背負った段階でとても無理だと悟りました。

 さて、尾瀬山行の参加者は男性9人、女性18人の計27人。天気予報で雨模様なので天候を心配しながら、横浜を6時20分に出発しました。

 最初は朝食タイム、次に恒例の「山酔会の歌」を皆で唄い、会長挨拶、幹事のSさんによる行程説明の後、全員の近況報告や決意表明などがあり、和やかに時は過ぎていきました。

 しかし東北自動車道で渋滞に巻き込まれてしまいました。ノロノロ運転が続き事故現場を通り過ぎたのは10時10分。25分ほど前に利根川を渡ったばかりでまだ埼玉県です。

  

 バスは西那須野塩原ICを下りて道の駅でトイレ休憩し、南会津の桧枝岐村を目指しました。しかし間もなく雨が降り出しました。御池でシャトルバスに乗り換え、登山口の沼山峠に着いたのは14時55分頃。予定では長蔵小屋に到着している時間です。ザックカバーをかけ、雨合羽をつけて長蔵小屋に向かって歩き始めました。緩やかな登りの木道です。

     

 やがて同じような木道の下りになりました。木道は雨に濡れて滑りやすいので慎重に下っていきました。

 しかし、前方を歩いていたHさんが足を滑らせて木道に顔をぶつけて?傷を負い出血してしまったのです。

救護係のKさんが救急箱をもって駆け付け、同じく救護係のIさんが傷を消毒して手当てをしてくれました。

 写真係のHさんは木道を歩いている仲間たちの写真を撮ろうとしたようです。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 やがてワタスゲやニッコウキスゲの咲く湿原に至りました。ここは20代の頃、職場の同僚で登山のベテランが連れてきてくれた思い出の場所。山の素晴らしさに目覚めた懐かしい原風景です。

   

    

 16時25分頃、予定より1時間半ほど遅れて長蔵小屋に到着!可憐な姫小百合が迎えてくれました。

 後の建物はビジターセンターです。

    

 長蔵小屋は食事も豊かで山小屋のようではありませんでした。石鹸は使えませんがお風呂にも入ることができました。

 夕食後、向かいのビジターセンターで尾瀬の鳥についてのスライド上映と説明があるというので参加しました。

 ビジターセンターは環境省の管轄ですが、運営は環境保護団体に任されていて、若いスタッフがシーズン中はここで寝泊まりして活動しているとのことでした。

 夜になっても雨は降り続き、燧ケ岳登山はすっかり諦めました。