山酔会の8月パート山行は18日(日)~20日(火)に甲斐駒ヶ岳(2,967m)・仙丈ケ岳(3,033m)でした。
18日6時20分過ぎに貸し切りバスで横浜を出発。芦安で南アルプス市在住のSさんが合流し、シャトルバスに乗り換える予定でしたが、9人乗りのジャンボタクシーがあり、一人当たり70円高くなるだけというので、18人は2台のジャンボタクシーに分乗し、会長のKさん、副会長のHさん、今回の運営委員のYさんは甲府在住のMさんを待って、シャトルバスで広河原に向かうことになりました。
広河原のバス待合所で持ってきたお昼ご飯を食べ、南アルプス市営のシャトルバスで北沢峠に到着したのは予定より30分早く12時半頃でした。
連泊する「こもれび山荘」は北沢峠のバス停のすぐそば北側の高台にありました。
林の中の「こもれび山荘」 到着した仲間たち。久しぶりの再会に会話も弾みます。
2階の大部屋に布団が敷いてあり、山酔会の割り当ては左側の奥から女性10名、続いて男性11名でした。
ズボンをスカートに履き替え、小屋の前のテーブルとベンチでいつものくつろぎタイムです。
故郷の南アルプス市で果樹栽培をしておられるSさんから、見事な李「太陽」を頂き、早速賞味させていただきました。新鮮でとても美味しかったです。
夕飯は5時から。山小屋にしてはお洒落なメニューで、たっぷりの生野菜がうれしく、ポタージュスープ、トマトソース味のマカロニ、メインディッシュは鮭のムニエル・タルタルソース、ブルーベリーをあしらったデザートまで出ました。
夕食後、小屋の前の道を長野県側に散歩に出ました。青空が見えて明日の天候に期待が持てます。
明日はいよいよ甲斐駒ヶ岳です。5時朝食で6時には出発予定なので、19時には横になりました。消灯は20時でいつの間にか眠りについていました。
8月19日(月)3時半頃起床し、洗面を済ませ、身支度を整え、4時半前から皆さん食堂に集まり、朝食のバイキングを頂く。卵焼きと塩鮭は一切れずつと管理人さんに言われたことを思い出しながら、ご飯や味噌汁はセルフサービスで自由に頂きました。
予定より30分早く5時25分頃には出発準備OK。K会長と今回の運営委員のYさんを先頭に、静かな樹林帯を登っていきます。
手つかずの自然が残っていて、苔がとても美しい。(6時12分)
6時48分、仙水峠(2264m)に到着。北沢峠は2030mですから230mほど登ったことになります。
ここから駒津峰までは急登が続きます。7時57分、雲の向こうに山が見えてきました。仙丈ケ岳でしょうか?
8時40分、駒津峰(2740m)に到着。北沢峠から700m余り登ったことになります。「ここで待っていようかしら」とつぶやいたらリーダーのYさんに「いくんだよ!」と叱られてしまいました。考えたら往復2時間半から3時間かかるのだから、じっと待っていられるわけがありません。
8時52分、雲の隙間から甲斐駒ヶ岳の山頂が見えました!
やがて巨岩の六方石が立ちふさがり、若いカップルが「楽しい!」と言いながら直登コースを登っていきましたが、我々は巨石の右側をたどり、砂礫コースを登ります。 難所を通り過ぎてをほっと一息。9時40分。
9時44分、甲斐駒ヶ岳の全容が見えてきました。終始、サポートしてくださったAさんと楽しいSさん。
砂礫コースを慎重に登っていきました。奥に見える特異な山容は摩利支天です。10時23分。
甲斐駒ヶ岳山頂に到達! バンザーイ!
Sさんと喜びの記念撮影。(10時59分) ライチョウが3羽いてちょこちょこ歩いていました。
山酔会のラインにアップすると、間もなくMさんとSさんから「おめでとうございます!」とコメントが送られてきました。甲斐駒ヶ岳は遮るものがないので電波が届いたようです。
北海道からはるばる見えて横浜に前泊し参加したFuさん、Kaさん、Kiさん
Hさんに集合写真を撮っていただき、小屋で作ってもらったお弁当を食べ、同じ道を駒津峰まで下りました。 駒津峰到着は12時57分。
ここから体調のすぐれないなどの3人に今回の運営委員のYさん、常にサポート役を果たしてくださるYoさんが付き添って、上りと同じ道を下ることになり、それ以外の人はK会長を先頭に予定通り双児山経由で下山することになりました。私たち女性グループには運営委員のSさんも付き添って下さり、ひたすら下って二合目で初めて休憩しました。(14時32分)
「こもれび山荘」に帰着したのは15時~15時半だったと思います。
運営委員のYさんの叱咤激励とAさんはじめ仲間のサポートを受けて、甲斐駒ヶ岳に再び(50年ぶりに)登ることができました。リーダーの叱咤激励と仲間のサポートのお陰と深く感謝しています。
翌日の仙丈ケ岳は6合目の先まで登り、強風が吹き付けて低体温症になりそうと仲間3人で下山したのですが、16人は頑張って2日間で百名山二つの登頂を果たしました。H.Sさんは「山酔会の仲間と一緒だったからこそ頑張れた」と言っていました。
予定通り13時30分発のシャトルバスで帰路につき、芦安で入浴・休憩し、農協の売店でコルビーという高級なぶどうを夫へのお土産買い、横浜着は20時30分頃でした。