お二人さまの老後

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賑やかで楽しかった初釜

2015-01-25 14:22:48 | 日記・エッセイ・コラム
 平成15年の初釜は1週間前の1月18日(日)でした。
 山酔会のお仲間のTさん・Sさん・Mさんの3人がお客さまでいらして下さることになり、張り切って準備を進めました。
 本来なら初釜の中で懐石料理もお出しするのですが、残念ながらそこまではできませんので、初釜を済ませてから、近くの日本料理店で懐石料理をいただく計画です。
 初釜の開始は10時。お稽古に来てくださって4年目になるAさんと姉の孫で高校2年生のSちゃんは9時過ぎには見えて準備を手伝ってくれました。他の皆さんも三々五々集まってくれました。
 席入りの前に蹲で手を浄めますが、初釜では手桶に入れた湯で口も漱ぎ、席入りとなります。お客はまず床の間を拝見し次に炉とお棚を拝見してから自分の席に座ります。
 お正月なので床には初日の出を表す結び柳と紅白の椿が入れてあります。お掛物は円覚寺の前管長・足立大進老師筆の「蓬莱五彩の雲」。炉縁は輪島塗の扇面蒔絵。お棚は紹鴎棚。棚の上には炭点前に使うブリブリの香合と犬鷲の羽を飾ってあります。
 皆さんと新年のあいさつの後、Aさんに炭点前をしていただきました。
 初釜では奉書を敷いた炭台に炭を入れ、和紙を重ねた紙釜敷を用います。いずれもお正月らしいお道具です。
 今回、鎌倉のY先生から拝借した「ぶりぶり」の香合は昔、宮中で子どもが紐をつけて引っ張って遊んだおもちゃを象ったもので、金色の木地に松竹梅や翁などのおめでたい蒔絵が施してあります。写真は拝見に出されたぶりぶりの香合を拝見するSさんとTさん。
 次にNさんに嶋台で濃茶を点てていただきました。嶋台というのは内側が銀色で高台が六角形の大きな赤楽茶碗に内側が金色で高台が五角形のやや小さい赤楽茶碗を重ねたものです。これもお正月らしいお道具になります。Nさんには金の茶碗で3人分、銀の茶碗で4人分濃茶を点てていただき、美味しくいただきました。
 
濃茶のお菓子は表千家の初釜は薯蕷饅なのですが、今回は漉し餡を包んだ紅梅を象った上生菓子にしました。それを三段の縁高(重箱のようなお菓子器)に入れました。縁高も初釜などのあらたまった席に用います。
 次に山酔会のお仲間で表千家の茶道経験の長いSさんに紅白の梅の絵茶碗と宝尽くしの絵茶碗で薄茶を点てていただきました。Sさんは秋からお稽古に加わってくださり、今回が2回目でSさんの着物姿は初めてでしたがとても素敵でした。

 薄茶のお菓子は鎌倉彫の干菓子盆に2種類入れました。お菓子もお茶も次の人に「お先に」といってから頂きます。写真はNさんに「お先に」をしているSちゃん。
 Sさんに4人分点てていただいた後、Sちゃんが替わって残りの4人分を点てました。Sちゃんは左利きなので右手でするお点前には苦労していますが、回数を重ねるうちにできるようになってきました。

 終了したのは12時半を回っていました。夫に頼んで記念の集合写真を撮ってもらいました。 
 この後、急いで歩いて数分の日本料理店に移動し、素敵なお正月らしい懐石料理を賞味しながら楽しく談笑しました。
 お茶の稽古の前にはいつも庭や蹲・玄関の掃除を手伝って応援してくれる夫も誘ったのですが、「遠慮する」といって同行しませんでした。
 好天にも恵まれ、皆さんのお蔭で賑やかでとても楽しい初釜でした。
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