お二人さまの老後

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

古稀のお祝いで箱根の宿へ

2011-12-13 16:13:08 | 日記・エッセイ・コラム

 今月、私が古稀を迎えるので、夫が11日(日)~12日に温泉に連れて行ってくれることになりました。母は最近とても元気で、10日から12日までショートステイにいってくれるので心おきなく出かけられます。

 1週間ほど前にJTBに頼んで、箱根・湯河原・伊東あたりで、部屋に露天風呂のある宿を探してもらいました。結構ふさがっていましたが、箱根湯本のK荘を予約することが出来ました。

  夫が宿に着く前にハイキングをしたいというので、箱根登山鉄道の入生田で下車し、ハイキングコースを探しました。駅員に尋ねても分からず、仕方なく、しだれ桜で有名な長興山・紹太寺を目指しました。苔むした石段をかなり登るとみかん畑があり、右に折れてさらに登っていってから少し下ると天然記念物のしだれ桜がありました。しかし、以前、桜の咲く頃に見たしだれ桜とはどこか異なるような気がしました。

                         004

 木の前に日当たりの良いベンチがあるので休憩し、小田原駅で求めた駅弁を食べました。

 帰りは舗装道路を下り、入生田駅の前に「本間寄せ木美術館」の案内があったので行ってみることにしました。800メートルほど裏道を歩いて国道を渡ったところに美術館がありました。寄せ木細工の作り方のビデオを見てから、寄せ木細工で作られた古い調度品や静御前と和歌を刻んだ衝立と最近本間氏がつくったという雪の吉野山での源義経と和歌を刻んだ衝立などが展示されていました。

 そこから湯本の温泉場入り口まではバスに乗りました。K荘はバス停から歩いてすぐのところにありました。

 部屋は6階で、10畳ほどの畳部分とカーペットを敷いたフロアがあり、ソフアーやテーブルが置かれてテレビが見られるようになっていました。

 早速部屋の露天風呂で汗を流しました。

 古稀のお祝いに、宿が用意したちゃんちゃんこを着た姿を写真に撮ってくれるとのこと。

 紫色の頭巾を被り、ちゃんちゃんこを着て二人で写真に収まりました。

                              Photo

 お料理は伊勢エビ・サザエ・中トロ・鯛などのお造りや海老真丈のお吸い物・海老と帆立の白和え・蟹や焼き白子などの口代わり・甘鯛の蕪蒸し・ズワイガニの酢の物・岩塩で頂く野菜の揚げ物などとても美味しかったです。湯葉などの煮物・牛肉の朴葉焼きなどは食べ切れませんでした。ビールの他に熱燗のお酒も頂いてリッチな晩餐になりました。

 7時半から、クラブワールドカップ・柏レイソルとメキシコのクラブとの試合を見ました。(夫は途中で熟睡)柏は結構がんばり、後半レアンドロのゴールで先制した後すぐに追いつかれましたが、1対1のまま、延長戦でも決着が付かず、PK戦へ。

 相手の一人目のキックしたボールをキーパーの菅野が止め、その後一人ずつ失敗して4対3で柏が勝利!

 翌12日も快晴。朝も温泉に入り、朝食も色々なお料理が出たので、また、ビールを飲みました。お風呂上がりだったので美味しかったです。

 チェックアウトの後、久しぶりに富士山の展望が素晴らしい成川美術館に行くことにしました。箱根町行きのバスに乗り、元箱根港で下車するとエスカレーターがあり、美術館まで容易に上がれます。

 予想通り、展望室から芦ノ湖の向こうに富士山がスッキリとした姿を見せていて素晴らしい展望でした。

                          012  

 展示のメインは手塚雄二や田渕俊夫等の平山郁夫に連なる芸大出身の画家の日本画でした。

                        Photo_2

                              手塚雄二 「陽黄」 

                        Photo_3

                                  田渕俊夫 「春萌ゆ」

 他にも、斎という若手の日本画も展示されていて、子どもを描いたほのぼのした絵が良かったです。

 記念に絵はがきを7枚求めました。上の絵はその絵はがきからスキャンしたものです。

 展望室には様々の工夫をこらした万華鏡も展示してあって楽しく見ることが出来ました。

 この後、バスで小田原に向かい、帰路につきました。

 夫と旅に出たのは久しぶりで、お陰で楽しいひとときを過ごすことが出来ました。