お二人さまの老後

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

水戸偕楽園・弘道館と袋田の滝への研修旅行

2018-02-27 15:08:48 | 旅行記

 退職者の会・S会で2月20日(火)から1泊2日で茨城県へ研修旅行に出かけました。

 この所、寒い日が続き、数日前の天気予報では雨か雪だったのですが、幸い予報がずれて温かな春の陽気になりました。

 参加者の男性12名・女性4名を乗せた貸し切りの小型バスは横浜を午前8時に出発。

 お隣のIさんと現役時代の事などについておしゃべりをしているうちに、バスは湾岸線から常磐道に入り、気づくと車窓にはのどかな田園風景が広がっていました。水戸大洗ICを下り、11時頃大洗海岸に到着。磯前神社の駐車場にバスを留め、磯前神社を参拝しました。

                   

 神社をバックに集合写真を撮ろうとしていると若い神主さんが出てきてシャッターを押してくれました。そして奥に藁ぶきの古い神殿があるので奥に回ってご覧くださいと教えてくれました。それが下の左側の写真です。歴史のある神社であることが実感できました。

 石段を下って海岸に出ると海の中に鳥居が見えました。初日の出がこの鳥居から昇るので有名だそうです。

                

 この後、水戸IC近くのドライブインで昼食を摂り、水戸の偕楽園に向かいました。偕楽園はパンフレットによると水戸徳川家・九代斉昭公が共に楽しむために開いた遊園で、100種3,000本の梅が咲き誇る梅の名所として知られ、金沢の兼六園、岡山の後楽園と共に日本三名園の一つに数えられています。バスを下りて石の橋を上がっていくと仙波湖を臨む高台に偕楽園はありました。紅梅・白梅が咲いていました。

           

 時間に限りがあるのでAさんと共に、見晴らしが良いという好文亭に行って見ることにしました。

 2月17日から梅まつりが始まっていて、丁度、梅大使の女性たちと水戸黄門に扮した老人が取材に応えていて、その後一緒に記念撮影をどうぞと誘ってくれたので写真を撮っていただきました。

               

 好文亭は梅の別名「好文木」に由来しているそうです。各部屋の襖に梅や竹林・桜などが描かれ、また3階の窓からの仙波湖や庭園の眺望が素晴らしかったです。

                     

 この後バスで弘道館に向かいました。弘道館ではボランテァガイドが詳しく説明しながら案内してくれました。

 パンフレットによると弘道館は9代藩主斉昭が藩政改革の重要施策として開設された藩校で藩士やその子弟が学んだそうです。藩校として全国一の規模を誇る敷地には学問を学ぶ文館、武術を習練する武館、医学館、天文台、馬場などがあり総合大学のような施設だったとのこと。

 水戸藩は徳川御三家の一つくらいしか知識がありませんでしたが、徳川御三家には参勤交代が免除されていて、殿様はずっと江戸にいて水戸に戻ったのは数回だった。第15代将軍・徳川慶喜は斉昭の七男などのことが分かりました。

         

 上の写真が文館の中心の正庁・至善堂で重要文化財になっています。正庁は藩主が臨席して文武の大試験が行われたところ、至善堂は徳川慶喜が大政奉還の後に恭順謹慎生活を送ったところだそうです。 

 この後、今晩の宿・筑波山麓にあるホテルに向かいました。ホテルは7階建てで私たちの部屋は6階、窓から筑波の平野が見渡せました。

 「雲上の湯」と謳う温泉は7階で、同じく見晴らしが良かったです。

                   

 翌22日は袋田の滝の見学です。袋田の滝は茨城県の北部の大子町にあり、8時半につくばを出発したバスが袋田の滝に到着したのは11時近くになっていました。袋田の滝入り口の橋を渡り上がっていくと新しい立派なトンネルができていて、エレベーターが2機もありました。

           

 滝は3段ほどになっていて上の方が凍っていましたが、目の前の滝は糸のように水が落ちていました。

 展望台に上がって眺めると滝の上部も見えました。それが下の中の写真です。

        

 帰りは上の左の写真の釣り橋を渡って渓流の反対側を戻りました。雪景色もなかなか良かったですが、新緑の頃や紅葉の季節も素晴らしい景観が楽しめそうです。

 バスを留めた滝入り口近くの土産物店の2階で昼食を頂きました。鮎の塩焼きが美味しかったです。

 午後は常陸大宮にある根本酒造に寄りました。雑菌が入るといけないということで酒蔵の外で当主が説明してくれました。江戸時代から続く酒造で幕末の内乱で当主が天狗党だったため殺されてしまった。家の柱にその時の刀傷が残っている。子どもが生き残ったので今の自分もあると話してくれました。

       

 試飲させてもらって美味しかった大吟醸酒はあいにく在庫が一升瓶しかなかったので、夫へのお土産は当主に聞いて別の大吟醸酒にしました。

 渋滞に巻き込まれないように早めに帰路についたので、常磐道から湾岸線も順調で17時前には横浜に着きました。

 天候にも恵まれ、歴史の重みを感じたとても良い研修旅行でした。

           

   


早春の江の島と富士山

2018-02-19 13:33:46 | 日記・エッセイ・コラム

 多くの方が訪れてくださっているのに2月に入ってブログを更新していないことに気づきましたので、少し前のことになりますが表記の内容で報告します。

 この冬は厳しい寒さで早朝トレーニングはおろか昼間も家に閉じこもっていることが多かったのですが、運動不足を感じ4日(日)に亡き母の7回忌を済ませてほっとしたので、6日(火)午後1時過ぎに夫を誘って江の島に出かけました。

 弁天橋からの雪をかぶって神々しい富士山。手前は片瀬漁港です。海は荒れ模様でした。

            

 夫は人と会う約束があると言って富士山を見てから引き返しました。

 富士山や海の表情を写真に収めながら江の島神社を目指します。丹沢も雪化粧しているようです。

              

                 富士山の隣に小さく尖っている山は矢倉岳、その左は金時山です。

               

 参道の中頃左手にある蛸せんべい屋はいつも行列です。辺津宮も観光客や参拝客でにぎわっています。

 中津宮下の展望台はヨットハーバーが見渡せる人気スポットです。

             

 さらに石段を登りコッキングエンを過ぎて石段を下ると「山二つ」です。

すっきり晴れていると水平線の向こうに大島が見えるのですが今日は見えませんね。

             

  石段をさらに下り、再び登って歩いていくと突き当りが奥津宮です。今日は通り過ぎて稚児が淵まで急な石段を下ります。

  稚児が淵と富士山。右に目を転ずると大山と丹沢の山々。

              

  さらに下ると岩屋に通じているのですが、昨年秋の高潮で欄干や岩屋が破壊されてしまい、いまだに通行止めになっています。

  春から秋までの早朝には多くの釣り人のいる磯。向こうは箱根連山と富士山です。ここで同じ道を戻りました。

                

 中津宮展望台のベンチに座って富士山の写真を山酔会のラインにアップすると、いつもコメントを寄せてくださるSさんから「今日は柏でも富士山がちびっと見えました!感動」とコメントをくださいました。富士山はだれにも特別な山なのですね。

  帰り道、辺津宮の手前の広場にある河津桜を見上げるとほころんでいましたが、昨年より開花が遅れているようです。

                     

 帰宅は3時半近く。トレーニング不足を痛感した江の島ウオークでした。