お二人さまの老後

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トレーニング登山で鍋割山から大倉尾根へ

2019-07-23 16:19:56 | 登山

 今年の山酔会の7月山行は立山、8月のパート山行は南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳が計画されています。

 その登山を達成するためにはトレーニングが必要と担当のYさんが7月15日(月)海の日にトレーニング登山を計画してくれました。丹沢の鍋割山から塔ノ岳に登り、大倉尾根を下山するルートで8時間ほど歩かなければなりません。

 立山には参加しないのですが、8月の甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に登りたい一心で参加しました。

 梅雨の曇り空に時々雨が降るはっきりしない天候が続いていて心配しましたが、ネットの予報で「塔ノ岳の天候はAの登山に適している」なので予定通り実行しますと前日昼頃、Yさんから連絡があり、覚悟を決めました。

 7月15日(月)海の日。小田急渋沢駅に6時50分に集合した参加者は男性3人女性7人でした。

    渋沢駅から大倉行のバスに乗り、12~13分で大倉に到着。トイレを済ませ、身支度を整えて、7時半頃出発しました。

 Yさんを先頭に霧に包まれた西山林道を登っていきます。初めは霧雨が落ちてくるので傘をさしたりフードを被って歩きました。

         

 いくつか沢を渡りました。長細い写真はラストを歩いてくださったHさんの撮影です。

     

 8時55分二俣に到着。標識の前にヤマビル対策用の塩が箱に入っておいてありました。丹沢はヒルが多いのです。大倉でYさんが塩水を足元に噴霧してくれました。そういえば3年ほど前に霧の深いジタンゴ山でヒルにかまれたことがあり、もう丹沢にはいきたくないと思ったことを思い出しました。

 二俣からは急登が続きます。

          

 後沢乗越に着いたのは9時53分でした。二俣からの標準タイムは45分なので10分余り遅れています。

             

 Sさんがエネルギー切れのようで苦戦しているようです。それを見て、Sさんと私の二人をHさんに任せ、リーダーのYさんは元気な6人を先導して登っていきました。昨年も同じ鍋割山に登ったのですが、ここから鍋割山までが昨年より遠く感じました。

 ギックリ腰の後、江の島岩屋へのウオークを控えていたので、トレーニング不足のせいでしょうか。

 山頂が近づき薄日が差してきて、鶯が仕切りに鳴いて歓迎してくれました。かわいらしい声をスマホに記録。

                   

 山頂近くでIさんが「足がつったので先に行ってください」と休んでいました。間もなく、リーダーのYさんがIさんを気遣って戻ってきました。

 ようやく太陽光発電パネルの並んだ鍋割山荘に到着したのは11時45分頃。山荘の前にベンチがありそこで昼食になりました。

 昨年食べた名物の鍋焼きうどんは1,500円に値上がりしていました。もちろん暑い時期に食べる気はしません。

 コンビニで買った塩鮭おにぎり1個と作ってきた卵焼きを何とか食べました。

 自称「ワインの好きなSeさん」はお昼を食べ、缶ビールを飲んで元気になったようです。

             

  12時頃、塔ノ岳方面に向かって出発。尾根歩きが続き12時40分、小丸尾根分岐に到着。

             

 登山道脇の草むらのあちこちに薄紫色の花が咲いています。木々の中に白い花もみえます。天気予報通りの天気になりました。

      

 13時10分頃、「金冷シ」に到着。面白い名前ですが塔ノ岳と大倉尾根の分岐点とのこと。

 ここで塔ノ岳に登る人と登らずに大倉尾根を下山する人に分かれることになりました。

 元気な女性3人と男性2人は塔ノ岳に登ることになり、Iさん、Seさん、Suさんと私の女性4人は下山組になり、リーダーのYさんが付き添ってくださることになりました。それぞれのグループを記念撮影しました。

 番号を書いた標識が立っています。何かあった時、場所を知らせるために設置されているそうです。目の前の番号は42。

  これが1番になるまで下らなければなりません。気が遠くなりそう!

               

 13時20分、黒い犬を連れた人が昇ってきました。甲斐犬だそうですが、人懐っこい犬でした。

 13時31分、花立山荘に到着。記念撮影しました。皆、笑顔で写真に納まっています。まだこの辺りまでは楽勝でした。

  大倉尾根は若い頃、夫と下って苦労した覚えがあります。今は木道が整備されていますが、延々と下らなければなりません。   また一人で登ってくる人に出会いました。この大倉尾根を登る人は余程体力のあるベテランなのでしょう。

  歩幅が制限される木道やごつごつした岩の道が続き、やがて左の膝が痛くなってきました。こらえきれずにザックの底に入れてきた膝のサポーターをつかうことにしました。みなさんを待たせてザックの底から出して膝に巻きました。

 それでも痛みは治まらず、やっとの思いで足を運びました。(翌日、整形外科のトレーナーから膝のサポーターは痛める前に巻く方が良いと教わりました)リーダーのYさんは3人に先に行くよう指示し、私の後ろからゆっくり歩いてくれました。

 地図によると大倉尾根には金冷シから花立山荘、堀山の家、見晴らし茶屋、駒止茶屋があるようですが、ひたすら止まらずに下りていきました。

 15時10分、霧に包まれた林道に達しました。           15時33分、分岐を左に下りる。

                   

 手作り牛乳羹が名物という観音茶屋?で初めて休憩して牛乳羹を頂きました。フルーツも入っていて美味しかったです。

   平らな道になって膝の痛みはなくなりました。16時18分、ようやく登山口(大倉バス停まで0,6キロ)に到着。やれやれ!

                

 大倉のバスの停留所は広場になっていてトイレの前に登山靴を洗えるように水道と流しがありブラシが置いてありました。

 膝痛でブレーキになっていたので、塔ノ岳登山組に追いつかれると思っていたのですが、なかなか戻ってきません。

 金冷シから塔ノ岳まで上りは25分、下りは15分と地図にありますが、塔ノ岳までの往復の後の大倉尾根はやはり大変だったことでしょう。

 塔ノ岳組が到着し間もなく16時55分頃、渋沢行のバスが出るところで、若いSさんは休みもせずに「スイミングに行くからお先に」と小走りにバスに乗っていきました。元気だなあ!

 山酔会では下山の後は温泉で汗を流すのが恒例ですが、タクシーもないので17時過ぎの次のバスで渋沢に戻り、小田急で鶴巻温泉まで行って、駅近くの「弘法の里湯」で汗を流すことになりました。

 化粧道具など荷物が重くなるので温泉には入らず帰ると夫に言って出てきたのですが、大汗をかいたので温泉に入って帰ることに変更しました。化粧水兼乳液はSuさんに提供して頂きました。念のため着替えを持ってきたのが正解でした。

 温泉で汗を流し疲れを癒した後、休憩室で生ビール(一部の人は冷酒?)で「かんぱーい!」至福のひと時でした。

 19時過ぎの小田急で帰路につきました。

 YさんやHさんにサポートしていただいたおかげで、丹沢トレーニング登山をなんとか終えることができました。

 大倉尾根には二度と行きたくないというのが本音ですが、Yさんが8月10日にも西丹沢でのトレーニング登山を計画してくださっていますのでまた、参加したいと思います。

 

  

 

 

 

              


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