お二人さまの老後

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千曲川の源流を辿って甲武信ケ岳へ

2019-10-10 14:51:45 | 登山

 

 

 9月28日(土)~29日(日)は山酔会で日本百名山の甲武信ケ岳(2,475m)に登りました。

 過去2年間計画がありましたが、台風の影響で中止になり、3度目の正直で実現しました。

 運営幹事のYaさん作成の案内によると、甲斐(山梨)、武蔵(埼玉)、信濃(長野)の三国境に位置する甲武信ケ岳は千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、荒川の分水嶺でもあるそうです。

 我々は信州側の毛木平から千曲川の源流を詰め、山頂に至るコースを登り、甲武信小屋に宿泊し、戸渡尾根から徳ちゃん新道を経て西沢渓谷入り口に下ります。

 参加者の男性11名・女性12名は横浜を28日、6時半ごろ貸し切りバスで出発。野辺山高原を通って川上村に入り、登山口の毛木平に到着したのは10時40分頃でした。

 K会長を先頭に、千曲川の源流を目指して上っていく。渓流沿いの快適な登山道だ。様々な渓流の表情が見られた。

 「千曲川源流まで4キロ」の標識を通過。(11時12分)     小さな滝つぼがある。(11時20分)

           

   苔むした倒木の間の道を登っていく。(11時35分)     やがて滑滝に到着。(13時9分) 

         

   流れが細くなり源流に近づいたようだ。(14時15分) 14時48分、源流に到着。水源の水をいただく。美味しい!

                           

 「千曲川水源地」の標識の前で班ごとに記念撮影していただく。14時50分頃。

                                  

  この後は厳しい急登が待っていた。甲武信ケ岳の厳しさを実感しながら、ひたすら一歩一歩登る。

 やがて尾根道に出てしばらく歩くと右手に富士山が見えた!(15時29分)

          

           山頂直下で北海道から参加のFさんを撮影。(15時48分)

                      

   最後の急登を登って、バンザーイ!山頂だ。15時50分頃。

  北海道のFさんが作成してきてくださった「祝 甲武信ケ岳 三度目の正直!2019.9.28 横浜山酔会」を掲げて、記念撮影。

 撮影はいつも重いカメラを持って登り、写真を撮ってくださるHさん。

            

 山頂から甲武信小屋まで急坂を下りていく。山頂から小屋まで15分ということだったが長く感じた。

 甲武信小屋の主「徳ちゃん」が迎えてくださって、Sさんと一緒に記念撮影させていただいた。16時22分。

                   

 甲武信小屋は歴史を感じさせる山小屋だった。

 山酔会の寝床は梯子のような階段を上がった2階の奥。右手が男性、左手が女性に割り当てられた。

          

  夕飯は名物の「徳ちゃんカレー」。とても美味しかった。

          

             以上小屋内部の2枚の写真はHさんの撮影。

 夕飯の後、山小屋スタッフによるビデオ上映があり、甲武信ケ岳の四季の映像を見た。濃いピンク色のアズマシャクナゲの花が見事!NHKの日本百名山「甲武信ケ岳」の上映もあり、新緑の美しい季節の風景も楽しむことができた。

 テーブルの下に足を投げ出して見ていたが、起き上がろうとしたら、右のふくらはぎと腿がつってしまって硬直し強烈な痛み!

 E.SさんやスポーツインストラクターのMさんが一生懸命にマッサージしてくださり、リーダーのYaさんが漢方薬の68番を持ってきてくださって飲み、ようやく収まりました。皆さんありがとう!

 水道使用料は会計係のAさんに払って頂いたが、大切に使わせていただき、洗面と歯磨きを済ませ、20時の消灯前に就寝。

 夜中1時半ごろトイレに起きた。「星がきれいだった」そうだが残念ながら見損なってしまった。

  9月29日(日)晴れ

  5時半から朝食なので4時半頃起床。洗面し荷物をまとめる。

  朝食にはご飯・味噌汁・茶碗蒸し・佃煮が出た。温かい茶碗蒸しがうれしかった。

  以下の4枚の写真は出発前の山小屋の風情と仲間の様子、視線の先に見えた風景です。6時15分~16分。

     

      

 徳ちゃんに見送られ、予定より早く6時20分頃出発。木賊山に向かって急登を登る。

 次の写真は視界が開けて、振り返って見えた風景です。6時30分。

               

 6時42分、木賊山(2468m)に到着。甲武信ケ岳登山の運営に獅子奮迅の働きをしてくださったYaさんです。

               

                戸渡尾根からの甲武信ケ岳です。Hさん撮影。

               

        7時9分、富士山が見えました。         左下に白く光るのはダム湖のようです。

          

 この後、戸渡尾根から徳ちゃん新道1,200mを延々と下る厳しい行程が待っていました。余裕がなくこの間の写真はありませんがアズマシャクナゲの林が続きました。6月ごろ美しいシャクナゲが見られることでしょう。

 先頭はK会長。その後は女性のA班とB班が続きます。我がB班の班長のTさんが、我々が先の時はK会長の後を歩くと歩きやすいからと配慮してくださって有難かった。しかし下りは木の根っ子の露出する急坂で、足を引っかけないように細心の注意が必要。でも疲れていて足に力が入りません。必死で一歩一歩足を運びました。我がB班が2番目の時はA班の後に運営のYaさんが歩いてくださって心強かったのですが、後ろのC班の男性にアクシデントがあったようでそちらに行ってしまいました。

 間もなく班長のTさんの足がつってしまいました。仲間が介包してくれて私には「構わず先に行くように」という言葉に甘えて、必死にK会長の後を下っていきました。

 9時21分。針葉樹の林に達する。

                

 麓に近づき道の傾斜がなくなって気が緩んだのでしょう。疲れて注意も散漫になっていたと思います。足元の木に躓いて前のめりにバッタリ転んでしまいました。起き上がる元気も残っていません。AさんとSさんが私のザックを持ってくれて、ようやく歩き出すことができました。その後はSaさんとMaさんがバスの待つ「道の駅 みとみ」までザックを運んでくださって助かりました。

 西沢渓谷入り口に達したのは11時11分。「道の駅みとみ」の駐車場に着いたのは11時半頃だったと思います。

              

 この後、バスで山梨市の「ぷくぷく温泉」に移動し、汗を流し、休憩してから帰路につきました。

 みなさんに気遣っていただき、お陰で厳しい甲武信ケ岳登山を果たすことができました。

 K会長、運営委員のYaさん、みなさん、大変お世話になりました。

 

                 

  

 

   

  

 

      




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