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取り囲まれたソヌとアロ。
ソヌはアロを部屋の中に入らせました。
スホたちが加勢に来たので、戦う態勢に入りました。
その時、彼らの前にジディが立ちふさがりました。
相手は武器とも言えないモノを持ってるだけの民だ・・・と言って。
結局、民たちはじりじり引きさがり、そのまま逃げ去ってしまいました。でも、百済への贈り物、食糧等が全て奪われてしまったのです。
襲ったのは、飢えた民たちでした。
ジディが止めるからだと、スホは怒りをぶつけました。
ソヌも、縁もゆかりもなり者たちを何故生かした?・・・と聞きました。
「平凡な農民なんだろ?民だろ?神国には殺しても良い民などいない。」
と、ジディ。王としての言葉ですね。
贈り物が奪われたからと言って、このまま引き返したら、百済の昌太子は好戦的な人物故、戦争になる恐れも出て来ます。
このまま百済まで行く事にスンミョンは決めました。
宿賃も無く、食糧も無い状況でしたが、アロが昔取った杵柄で、村の人たちに物語を聞かせて食べ物を分けて貰い、ソヌたちもなんとか寝床を作りました。
この事で、花郎たち、スンミョン付きの侍女のトンべクや護衛たちはぐっと親しくなりました。
スンミョンは、アロのいつもと変わらない態度を不思議に思いました。自分が命を狙ったにもかかわらず、主として仕えてくれることを。
「王女さまと住む世界は違いますが、私たちはこれを“情”といいます。いくら憎くてもお世話をすること。それに私は主治医です。お体を気遣うのは当然です。」
この言葉、スンミョンの心に響いたようです。
アロも気になっていることがありました。スンミョンの気持ちです。
「何故私を同行させたのですか?兄を連れて来たがため、私を利用したのですか?」
お前の知ったことではない・・・とスンミョン。
「私の兄は、王女様の兄上ではありません。」
スンミョンは兄であるチヌン王と結婚するようジソ大后から言われています。
だから、ソヌがチヌン王だったら何も問題は無いけど、万が一そうじゃなかったとしても、ソヌを傍に置きたいと思う気持ちは確かでした。
ジディは、ソヌに、アロへの想いを告げました。真剣だ・・・と。
そして、ソヌが羨ましくもあるし気のどくでもある・・・とも。
「あんな妹がいて羨ましいし、妹だということが気のどくでもある。」
まさにソヌの気持ちですな。
アロを、かけがいのない人だから、必要なんだとジディは言いました。
すると、ソヌは言ったのです。
「俺にとってアロは全部だ。必要だからではない。今俺が生きている理由があいつだからだ。」
く~っなんて感動的な台詞なんざんしょ
ジディは、その意味を計りかねているようです。
その頃、パク・ヨンシルは百済の聖王の誕生祝いの贈り物を用意していました。
あれは、スンミョンたち一行から奪ったモノなのかしら?それとも、自分が用意したモノ
とにかく、正式な新羅の使節団とは別に、密かに百済側とつながりを持とうとしています。
スンミョンたちはやっと百済に到着しました。
すぐさま、昌太子と面会しました。
が、昌太子は、彼らを無視して食事を続けたりしてますよ。完全に見下した態度です。
ソヌたちは、怒りをぐっと我慢しました。
ジディは、これが新羅の現実だと思い知ったようです。
スンミョンが昌太子と2人で和解の交渉に臨みました。
昌太子は、王女が使節として来たのは、婚姻によって和議を結ぶつもりなのかと言いました。自分にはその気は無いが・・・とあくまでも新羅を貶める言い方です。
スンミョンも悔しさを我慢するしかありませんでした。
そんな時、アロが泥棒の一味と間違われて捕えられてしまったのです。新羅の貧しい民が、百済の領内で盗みを働く事が多々あったようです。
それを知ったソヌが、思わず駆け出したため、4人の花郎と百済の兵とで争いに発展してしまいました。
で、4人とも捕われてしまったのです。
新羅では、ジソ大后も不安な時を過ごしていました。
不仲とはいえ、やはりチヌンが心配です。彼女にとっては王位を我が子に継続して行くことこそ、生きる目的なのですから。
権力を握り、大勢の家臣にかしずかれていても、彼女は孤独でした。
そんな時、アンジ公が暇を告げに来ました。
主治医を辞めるということです。ジソ大后が泣いて止めても、無理でした。
次にやって来たのは、彼女の兄フィギョン公。
ソヌがチヌンだとか?・・・と言いました。
生きて帰って来たら、ソヌに譲位を・・・と。
ソヌはフィギョン公の息子ですよね?公にしてはいないけど。
それを隠して、噂を信じたフリをして、ソヌをチヌン王として即位させよと言うのです。
勿論、ジソ大后は、拒否しました。ソヌはアンジ公の息子だと。
百済の昌太子に、パク・ヨンシルの使いの者が拝謁していました。
贈り物を渡し、望みは別途・・・と。
その別途というのが、パンリュに託した密書だったのです。
パンリュは、既に昌太子に渡していました。
なんとそれには、4人の花郎の中にチヌン王がいると書かれてあったのです。意のままにせよ・・・と。
王を殺してほしいのか?・・・と昌太子。
スンミョンは、ソヌたちの騒動を責めました。自分が如何に屈辱を味わわされたか知らず、勝手な行動を・・・と。
「ならば戦えば良い。」
と、ソヌが言いました。
屈辱を感じるなら戦えば良い。民を思うならなおさら戦うべきだろう。耐えるのではなく戦わねば。神国の代弁者なら恐れたり誰かを責めたりせず直談判すべきだ・・・と。
スンミョンはソヌの言葉で決心しました。
すぐさま、昌太子の元に一人乗り込みました。
国境を越えて罪を犯したからと言って、殺すのはむごすぎる。外交で解決すべきだ・・・とスンミョン。
和睦で解決したいのなら、婚姻はどうだ?・・・と昌太子。
「私には許婚がいる。」
ここで昌太子は、花郎の中にチヌン王が居ると聞いた・・・と切り出しました。全員を殺せば、許婚もいなくなる・・・とね。
言い返す事が出来ず、そのまま帰ろうとしたように見えたスンミョン。
でも、次の瞬間、傍にいた兵の剣を取りあげ、昌太子に向かって投げつけたーっ
剣は昌太子の足元に刺さりました。
「よく聞け。太子には嫁がぬ。そして神国の王が殺されることもあり得ぬ」
昌太子は、スンミョンの態度に刺激されたようです。
チヌン王をあぶり出そうと考えたのです。
捕えられてる新羅の民を殺されたくなかったら、名乗り出よと4人の花郎に告げたのです。
まさか・・・ですよね。
でも、目の前で民が無残に殺されるのを見たら、じっとしてはいられなくなったジディ。
ソヌも同じです。
次に引きずり出されたのは、アロ。
もう、我慢できなくなりました。
ジディが名乗り出ようと口を開いた時、一瞬先にソヌが言ったのです。
「私が王だ。私が神国の王だ」
言っちゃったね・・・。
こうなると思ったよ。
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