レビュー一覧は、こちらから。
ここに至っても、ドハンは何とか誤魔化そうとしました。
でも、グァンウが止めたし、スジが次々と挙げた事実が、もう言い逃れできない事を示していました。
おまけに、スジが、自首すると捜査本部に連絡を入れことから、警察が教会に押し寄せてくるのは確か。そうなったら、この状況をどう説明してもドハンの正体はばれるでしょう。
「チーム長が迎えに来てください。気が変わらないうちに。」
と、スジは、イチーム長に言いました。
すぐさま、警察が出動。連絡して来た携帯の位置情報を掴んでいました。
しかし、そのあたりは計算の内。
スジの声は、ギョンスやボミの携帯を通していたのです。つまり、捜査本部にかけて来た携帯は、スジのではなく、ギョンスたちが用意した別の携帯だったってわけ。当然、位置情報は、全く別の位置を示します。
ドハンは、それをスジの芝居だと思いました。
でも、その時、イチーム長から、スジの電話があった事の報告が入ったのです。
本当だと分かりました。
もう、腹をくくるしかありませんでした。
で、ドハンは、事情を打ち明けようとしたのですが、ここで一つスジたちの計算が狂いました。
キム検事です。
キム検事は、ドハンとスジが何らかの理由でつながりがあると推測していました。
だから、位置を追跡した携帯が、おびき寄せる罠だったと聞いて、すぐに、ドハンとスジが一緒にいると思ったのです。
わざとドハンに電話をかけ、ドハンの携帯の位置情報を調べさせました。
一気に警察が教会に押し寄せて来ました。
グァンウが時間稼ぎをしている間に、ドハンとスジ、そしてボミとギョンスは逃げ出しました。
が、なにせ、警察の動きが早かった。
ボミが捕まってしまいましたよ。
でも、ギョンスが機転を利かせて、どーにか逃走する事が出来ました。
ところが、ドハンとスジは、取り囲まれてしまったのです。
咄嗟に、ドハンに銃を突きつけたスジ。
1年前のスジの娘ユナの事件のことでドハンに恨みがあるようだ・・・とドハン。
そのまま、ドハンを人質にして、スジは、逃走。
結局、ドハンは後に、手錠をかけられた状態で、発見された・・・という状況に。
逃走中、スジは、ドハンに、ユン検事長の指示で、ユナの事件をもみ消したと公表しろと言いました。
ドハンはスジの考えが甘いと言いました。
ユン検事長という人間は、そんな程度じゃ、ドハンに全ての責任を押し付けて逃げると言いました。自分の父親にした事を考えると、そんな生半可なやり方じゃ、復讐することはできないということです。
ドハンの父親は、スパイ容疑で6年もの間、刑務所に入っていました。
この事件の時、脅されて嘘の証言したのが、ギョンスの母親でした。ドハン父の会社で働いていた女性だったのです。
ギョンスがお腹にいる状態だった母は、子供を守るためにも、従うしかなかったのです。
出所して、やっと穏やかな毎日が戻って来たと思った頃、ユン検事長が現れました。
意図しての事だったのかどうかは定かじゃありませんが、何事も無かったかのような表情のユン検事長を見た時、ドハン父には拷問の恐怖が甦って来たのです。
その時から、酒びたりになり、結局、妻を殺してしまったと言うわけです。
拷問による後遺症だと主張しても、スパイだとみなされていたから、無駄だったようです。
何度も再審請求したけど、それも棄却されたようです。父親が書いた陳述書のあったし証人もいたが、拷問を証言する刑事が見つからなかったから。
「なのに、ユン・スンノはもうすぐ検事総長になる。」
スジは、ドハンの恨みの深さを知りました。
スジは、ドハンをアジトに連れて行きました。
「全員集まったから、本格的に始めよう。」
と、ドハン。
でも、まだギョンスとボミは疑わしげな目を向けています。
ドハンはギョンスの母の関わりを説明しました。
事件後、ギョンス母は、ドハンの求めに応じて、真実を証言する約束をしていたようです。
そのおかげで、再審が認められたんだとか。
そしてもう一つ。
“毒蛇”というあだ名を持つ刑事というのが、ナム刑事だとドハンは言いました。まだ確認は出来ていないので、スジたちが確認しろと言いました。
そして、ナム刑事を人事聴聞会に証人として立たせるのが自分の役目だと。
その頃、キム検事は、パク検事とチェ議員に、車載カメラの映像が入ったメモリーを渡していました。
あいやぁ・・・。まだキム検事は、パク検事たちを信用しているのねぇ。
“真の正義をある人に見せたい”なんて、青い台詞を吐いてますが・・・。
あっという間に、メモリーはパク検事からユン検事長の手に渡ってしまいましたよ。
ユン検事長は、流石に衝撃を受けたようです。怒りが湧いて来たような感じです。でも、彼の場合、殆ど表情にはでないんです。
だからこそ、却って怖いわ。
ドハンには一切疑われていると気付かせずに、ナム刑事を使ってドハンを追いこもうとしています。
ドハンが、スジ逮捕の策として、スジの母親を利用することを提案。
あっさりとそれを承認したユン検事長は、ドハンの裏をかいて、ドハンとスジの二人まとめて捕まえようと考えたようです。
作戦が開始される前に、母親に会わせてあげたいと、ドハンは思ったようです。で、ドハンの車に潜んで、母親に会いに行ったスジなんですが。
その帰り、ナム刑事に行く手を阻まれてしまいました。
後部座席を覗きこむナム刑事。
見つかっちゃう
直前に、罠だと察したドハンが、慌ててスジを連れ帰ろうとしたんですけどね。
ところで、シワンとセウォンは、すっかり仲良くなりました。
セウォンはシワンを信用しきっているようです。
でもね・・・。やっぱりシワンは見かけどおりの人間では無いようです。
言葉巧みにセウォンを信用させ、イチーム長の娘であることを最大限に利用しようとしているようですね。
何を企んでいるかはまだ分かりませんが、混乱させようとしている事は確かです。