大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

ノウゼンカツラとトランペットフラワー

2024年06月30日 | 植物
先日四天王寺への途次、ノウゼンカツラとトランペットフラワーに出会いました。
ノウゼンカツラを見ると、大阪の夏祭りの始まりの愛染まつりを思い出します。理由は愛染まつりは聖徳太子が建立した勝鬘院で行われ、境内に大きなノウゼンカツラの樹があり、何度か相棒と出かけました。

ノウゼンカツラ
ノウゼンカツラ科。中国原産で平安時代には日本に渡来。
古名は「ノウセウ(陵苕)」または「ノセウ」で、それが訛って「ノウゼン」となり、蔓が他の木に絡み攀じ登るため「カズラ」の名がついた。漢名の凌霄花は「霄(そら)を凌ぐ花」の意。
花の形がトランペットに似ていることから英語では、「トランペット・フラワー」と呼ばれる。

愛染まつりは、593年に聖徳太子が建立した勝鬘院で、毎年6月30日から3日間に渡り行われる祭り。大阪に夏の訪れを告げる祭りとして人々に親しまれている。
また天神祭、住吉祭に並ぶ大阪三大夏祭りの一つとして数えられ「大阪の夏祭りは愛染さんで始まって住吉さんで終る」といわれる。。


トランペットフラワー
ナス科。原産地は、熱帯アメリカ。日本には江戸時代に薬用植物として伝来。
白,ピンク,オレンジ,黄色の大きなラッパ状の花がぶら下がるように開花する熱帯花木。
花・葉・樹液全てに毒性があり江戸末期の医師、華岡青洲が使った麻酔薬は、この花の別名チョウセンアサガオから精製したものである。

くしくも二つのトランペットフラワーに出会い、どちらも夏の花というイメージで猛暑の近いことが思われ、熱中症にならないよう注意をしようと思っています。
コメント (2)
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