大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

セイヨウヒイラギの実

2021年07月05日 | 植物
司馬遼太郎記念館近くの民家の裏庭の塀越しに、目立つ赤い実がありました。
葉の形から見てヒイラギ(セイヨウヒイラギ)の木の様で、よく見ると径1センチ弱の赤い実の隣に緑の実も生っていました。

セイヨウヒイラギ
モチノキ科。ヨーロッパ西部・南部、アフリカ北西部、アジア南西部の原産。

葉は互生し長さ5~12cmで、若い枝や下の枝では葉の縁が数箇所鋭く尖るが、古い枝や上の枝では刺の数が少なく、葉先のみ尖る。雌雄異株。花は虫媒花で5~6月に小型で白く4枚の花弁を付ける。果実は丸く径6~10mmで赤く熟し、4個の種子を含む。
晩秋に熟すが非常に苦いので、冬の間も鳥に食べられることは少ない。

冬になる赤い実が美しく、葉のトゲには悪魔を払う力があるとされクリスマスの装飾の定番としても使われる。園芸用にも人気があり黄色い実やトゲのない葉など、多数の園芸品種が育成されている。
材は白く堅いので、細工物、特にチェスの白駒(黒駒は黒檀など)に使われる。

日本に在来のヒイラギはトゲの出た葉の形がよく似ているので混同されやすいが、モクセイ科に属する種で葉は対生し実が黒紫色に熟し、全く別の植物である。

緑の実は今年生ったもので、赤い実は昨秋のものがまだ残っているようですが、実は苦くて鳥からも敬遠(鳥に味が判るのか?)されているようで納得しました。
コメント
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