大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

第3回花の寺 子安地蔵寺・金剛寺・船宿寺・当麻寺西南院

2017年04月26日 | 関西花の寺
昨日、難波発8時40分、参加者47名が満員のバスで阪神高速湾岸線経由和歌山へ。

まず、行基開基の子安地蔵寺へ、門前の藤も咲きだし藤娘と共に出迎えてくれます。
藤の寺で有名らしく境内は藤の樹が多く白花は5分、藤色は3分、珍しいピンク色はまだつぼみでした。
しかし、ツツジ・アヤメ・白や黄の山吹、シャクナゲやミヤコワスレ、日本タンポポ等草花は満開で八重桜もまだ重たげに花を垂らしていました。

相棒は、タブレットで撮影に夢中です。
少し早目の昼食、今回も皆さんから歓声が上がるほどの料理の数々。
相棒は、オカズが多く御飯はほんの少し手をつけただけ、私も満腹でした。

食後奈良県へ戻って、立派な茅葺の庫裏(元禄4年再建)を有する金剛寺(平重盛創建)へ。
仏教伝来と共に施薬として輸入された牡丹を、江戸末期薬草として境内に植えたのが牡丹寺としての始まりです。
牡丹と共に大手鞠の薄緑の花や藤の花も咲きだしていて、もう初夏が間近い事を感じさせます。
また、開花直前の黄色の木蓮に出会えたのはラッキーでした。

次は、山の斜面に建つ行基開基の船宿寺へ。
小堀遠州作の庭園を有し、このお寺の大手鞠の枝を挿し木して広めたという原木にも薄緑の花がたわわにつき、満開の霧島・久留米ツツジやシャクナゲ・シャガが山腹に望めました。

最後は、当麻寺の裏鬼門を守る寺院として創建された塔頭西南院。
庭園の水琴窟の発する澄んだ音に耳を澄ませ見晴らし台へ行ってみましたが、手前の西塔が屋根吹替え中で見ることができず東塔のみ望んできました。途中の脳天仏では脳梗塞の再発防止をお願いして来ました。

庭園には、日除けの番傘を被った色とりどりの満開の牡丹の花やシャクナゲと共に珍しいハンカチの木やハナイカダをゆっくり鑑賞して帰途へ。

今回も各寺院にてご住職から法話をお聞きしました。
印象に残ったのは西南院でお聞きした、
「阿字(仏)の子が 阿字の古里 立ち出でて また立ち帰る 阿字の古里」
人間死は平等に訪れる、寿命を全うしてあの世へ往くまで勉強、勉強は会話をするすべての人の良い所を学び良くないところは学ばない。学んだことは他人にも伝える(徳を積むこと)、ことを実行することにより世の中は良くなる、とのことでした。

今回のガイドさんの時間配分は素晴らしく、各寺院では見るべきところは全てゆっくり見学することができました。
有難うございました。
コメント
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