ぶらぶら人生

心の呟き

庭に咲いたサンシュユ(山茱萸)

2007-03-20 | 散歩道
 昨日、散歩途中にある豪邸の主(ぬし)が分かり、前庭、横庭、裏庭のすべてを案内してもらった。
 家も大きな構えだが、周囲の庭も広い。
 怠け者の私は、すぐ管理が大変だろうと思ってしまう。

 昨日までは、誰の所有物ともわからない庭に、のこのこ入ってゆく気にはなれず、遠めに臘梅、紅梅、白梅と咲き続く庭を眺めてきた。木々のすべてが、歳月を経て雅趣に富むものばかりだ。
 昨日は、ご主人の許しを得た形で、堂々と庭木を眺めさせてもらった。
 今は、また新たに黄色い花が木を賑わせている。(写真)
 「あれは?」
 「サンシュユです」
 「これが、サンシュユなのですね」
 私は名前だけ知って、実物を知らないものが多い。

 <サンシュユ>は、漢字で書けば<山茱萸>である。
 別名<春黄金花(はるこがねばな)>ともいうらしい。黄金色の花を沢山咲かせた木の雰囲気をよく表している。
 枝が直線的にまっすぐ伸びて、なかなか威勢がいい。何となく若々しい。古木の多い庭にあって、この木はまだ若木なのかもしれない。
 「和花」という本によると、<実は、はやばやと夏に赤熟し……>とある。
 薬用にもなるという、その赤い実に出会えるのも、今から楽しみだ。

 春は、黄色い花が多いのだろうか。
 山茱萸、黄梅、ミモザ、万作、三椏、連翹、菜の花、黄水仙などなど。

 昨日は町に出た。車窓から木々を眺めていたところ、途中お寺の庭先に、山茱萸らしい木を見つけた。一度目にすると、次々同類が見つかるのは不思議である。
 この春は、ミモザの花にも、随分出会った。
コメント
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