前回に続いて、今日は、小さな会社の経営のポイントって? という疑問に答える第二弾です。
幸福の科学の大川隆法先生は、『経営入門』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
組織づくりに限らず、経営における判断でも、同じようなことが言えます。
毎日、経営環境は変化し、時々刻々、さまざまな情報が入ってくるので、「新しい情報に基づいて、自分の考えを変えるべきだ」と思うときには、「朝令暮改だ」と批判されることを恐れず、大胆に変えていくべきです。
そういうやり方に対して、「節操がない」「哲学がない」などという批判も出るかもしれませんが、小さな会社の経営においては、「結果がよければ、すべてよし」と思うことです。
成功する方向へ、成功する方向へと、選択を重ねていくことが大事なのです。結果がよい方向へ向かっていけば、やがて従業員たちも批判をしなくなり、社長についてくるようになります。
したがって、組織のスタイルや、自分がいったん出した命令、社訓といったものにはあまりとらわれず、成功を目指すことが必要です。朝令暮改でもかまいません。大切なのは、成功していくことなのです。
たとえ朝と夕方では言うことが違っても、夕方に言っていることのほうが正しいのであれば、それを押し通すべきです。結果として、そのほうが成功するのであれば、そうすべきなのです。
従業員からは「うちの社長は頼りない」と言われるかもしれませんが、本当に頼りないのは、会社を倒産させてしまう社長のほうです。倒産しないで黒字になるのならば、その人は「頼りがいのある社長」と言うべきでしょう。
初期においては、人材にも恵まれず、情報も経営の力量も十分ではないので、試行錯誤をすることはやむをえません。とにかく、少しでもよい結果に導くための方法を考えていくことが必要です。一時間前に考えたことよりも、さらによい方法が見つかったならば、迷わずそちらを採るべきなのです。
そして、実績をあげ、その実績によって、人々の信頼を得ることが大事です。
経営者は、少しでもよい結果を導くための方法を考え続けることが必要であり、こういう悩みで夜も眠れなくなって、初めて一人前だと言えるでしょう。
(146~148ページ)
新しい情報に基づいて考えを変えるべきだと思うときには、批判されることを恐れず、大胆に変えていくべきである。
小さな会社の経営においては、結果よければすべてよしと思うこと。大切なのは、成功していくことである。
経営者は、少しでもよい結果を導くための方法を考え続けて夜も眠れなくなって、初めて一人前である──。
大きな会社になってきたら、組織もあるわけで、そうそう方向転換が簡単ではないでしょうから、小さい会社に限定したアドバイスなんだろうと思います。
たしかに、自分の美学にこだわると、“男に二言はない”とかカッコつけたくなります。
けれども、それで方向転換できずに会社を倒産させてしまうのがいいのかというと、そんなことはないはずですよね。
私のような者にもできそうな気がしてくる、小さな会社の経営のポイントのアドバイス。この続きは、また次の機会に!
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『経営入門』
大川隆法著 |
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