若い人はパワーがあるんだろうけど、やっぱしベテランの味は、経験の長さだよね。人間、人生経験があってこそなんじゃないかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『不動心』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
人間はいろいろな知識を学びます。また、数多くの経験をして、そこから教訓を得ます。こうしたことは、単に自分のためだけにあるのではありません。単なる知識のための知識ではないのです。
たとえば、自分が仕事をして得た金銭は、そのままでは何の価値もありません。それを使うことによって意味が出てきます。そうすることによって、「自分が働いて得た糧が、他の人の働きのための糧となっていく」という循環があるのです。
経験もこれと同じです。ある事件を通して自分が経験したこと、あるいは悟ったことは、それを単に自己満足で終わらせるのではなく、他の人びとの悟りへと再生産していくことが大切です。
みなさんは人生からいろいろな教訓を学ぶでしょう。その教訓の蓄積を、単に自分だけのものとせず、いろいろなかたちで世に現わしていくべきです。家族や友人に対してもそうでしょうし、人生の途上で出会うさまざまな人たちに対してもそうなのです。
(67~68ページ)
数多くの経験をして得た教訓は、自分のためだけにあるのではない。
経験を通して悟ったことは、他の人びとの悟りへと再生産していくことが大切である。
人生から学んだ教訓の蓄積を、家族や友人に対して、人生の途上で出会うさまざまな人たちに対して、いろいろなかたちで世に現わしていくべきである──。
長く人生を送ってきた方は、さまざまな経験に基づく智慧を貯えておられるんだと思います。
それを自分だけのものにすることなく、他の人のために使っていくこと。
そのために、さまざまな機会にそれを他の人に伝えていく。
たとえば後輩に、ちょっと恥ずかしい失敗で学んだ教訓を話してあげる、とか。
何かの書物の形にまですることができたら、それは凄いでしょう。
でもそんなに気張る必要はなくって、たとえばちょっとブログやツィッターに書いてみるだけでもいいのかも。
“奪う愛”になるような自慢話ではなく、純粋に他の人のために、そういった形で愛を与えていくって、それはそれは素晴らしいことではないかと私は思っているのです。
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『不動心』
大川隆法著
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