いま、いじめ問題が世間では大きな話題です。学校でのいじめって、何が原因なんだろう?
幸福の科学の大川隆法先生は、1989年に発刊された『幸福への道標』(幸福の科学出版)で、こう教えておられました。
いじめられっ子がいじめられる特質というのは、やはり観察するかぎり、本人の魂が呼び込んでいるところが、そうとう大きいように思います。すなわち、転生の過程で得た、魂の生地のなかに、そうしたいじめられっ子的なところがあるように思われるのです。
こうした先天的な性質と、もう一つは後天的なもの、この両者があることは事実です。(中略)
生まれもってある程度その傾向がある人がいることは事実だということを指摘しておきたいと思います。(中略)
この原因は二つあるように、私は思います。
第一は、失敗を重ねることによって、つくっていく性格です。(中略)
もう一つの場合はどういう場合であるか。これは、ただ失敗を通して、そういう性格が形づくられるというだけではなくて、本来的には偉大な性格の方、優秀な性格の方が自虐的になることがあります。
(74~81ページ)
いじめの問題は、やはりまず最初に、いじめられる側の心の傾向性の問題として解決をはかれないのかを考えるのが、基本であるべきでしょう。
ただ、現代日本で起きている深刻ないじめの問題というのは、今の大人が子供の頃のいじめのレベルとは違っていて、個人の心の問題と考えるだけでは解決できないことが多いのだ、ということも知る必要があります。
恐ろしいことに、悪霊に支配された子供が跋扈(ばっこ)して、学校の中にミニ暴力団ができているような異常な状態になった上に、そのいじめを学校が隠ぺいし、教育委員会でさえ宛てにならない実態が、教育の現場で起きている・・・。
月刊「ザ・リバティ」2007年2月号では、『「いじめ隠ぺい」が子供を殺す』と題して、大川隆法先生の新しい法話「いじめ問題について」を軸にして、28頁もの総力特集を組んで、現在の教育現場の問題点、これをどう改善していけばいいかについて、提言しています。小中学生のお子さんを持っている方は、必読文献! だと思いますね。
|
月刊「ザ・リバティ」2007年2月号
幸福の科学出版
|
|
『幸福への道標』
大川隆法著
|