肉親が不治の病の床に。親しい人が、交通事故で危篤になって、もう帰天まぢか。そういう、死に瀕した方に対して、何をどうしてあげればいいのかなあ? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『運命の発見 説法自由自在②』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
ひとつ考えていただきたいのは、人間のこの世の生命は有限であるということです。(中略)どうしても死なない肉体だと、五百年も、千年も、一万年も生きるけれども、まったく魂が進化しないことがはっきりしたのです。どうやら地上にずっといるだけでは、どんどんどんどん地上的な、物質的なものに染まっていって、魂としては向上しない。こういうことがはっきりして、転生輪廻の法則というのをひとつの方法として確立したのです。この世とあの世を循環することによって、人間が永遠の魂の進化を享受できるような方法を確立したわけです。(中略)
ですから家族としては、生命を延ばすことは、もちろん延ばしたいと思うでしょうけれども、いちばん大事なことは、その人が調和した姿で旅立てるように心を整えてあげることです。寿命の長い短いは、ある程度、予定はあるわけです。たいていの人は百歳までいかないで死んでしまいます。(中略)結局、死に方とか、死ぬ年齢とか、それだけでは決まらないということです。大切なのは、どういう心を持って死んだかです。
ほんとうのことを知っている人は、死は怖くないはずです。死ぬ時期はそれぞれの人にあるけれども、一瞬一瞬、一日一日が一生だと思って生きていくことです。どこかで終着駅が来るわけですが、大事なのは一日一日完結した生き方をすることです。そしてまわりの人は、その方が調和できるように、思い残すことがないかよく考えて、ひっかかりがあるようなら、そのひっかかりをなくしてあげるようにすることです。
亡くなっていく人にとっていちばん気がかりなことは、残された者たちのことです。残された者たちが、たとえば生活はちゃんとしていけるか、仲よくしていけるかどうか。また、家がちゃんと続いていくかどうか。こうしたことが気にかかります。これが気にかかると、やはり執着になって、この世に引き止める原因になります。ですから、そうした執着がないように、まわりの者たちは絶対大丈夫だ、心配ない、というかたちを作ってあげることです。
そして亡くなるまでに、できるだけ本人の心が調和するように、あたたかい言葉と笑顔でもって、そういう波動でもって接してあげること。病人のまわりの人が仏法真理を知って、悟っていくと、光が出てきますから、それで生命を延ばせることもあるし、ないこともあるけれども、すくなくとも亡くなっていく方は心が調和されていきます。それがいちばん大事なのです。
(88~92ページ)
まず、あの世があるという事実を知り、信じることが出発点ですよね。
あの世から、私たちはやってきて、短いこの世の旅を終えたら、必ず、あの世に還るのだ。
あちらこそが、私たちのいた世界なのだ。
だから、死は、怖くない。
私たちは、その事実をしっかりと腑に落とすこと。
そして、帰天していく方には、これを前提に、愛の念いで接してあげることが大切だ、ということなのだろうと私は思うのです。
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『運命の発見 説法自由自在②』
大川隆法著 |
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