私たちって、天国からこの世に降りて来たんでしょ。でも、現代人は、半分くらいは天国に還れないんだって聞いたよ。どうやったら、天国に還ることができるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『復活の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
天国に還るための第一段階の基準として、「心の清らかさ」というものがあります。
これがあれば、五次元善人界に還れます。(中略)
「心の清らかさ」を判定するためには二つの判定基準があります。
一つは、「自分自身に、ほんとうの意味での幸福感があるか」ということです。ほんとうの意味での幸福感とは何かというと、心の安らぎと、「自分は他の人の役に立っている」という実感があることです。
これが最低限の幸福感です。「心が安らいでいる」という感覚と、「自分が生きていることが、他の人にとって、よい意味を持ち、他の人に喜びを与えている」という実感、この主観的な幸福感が基準の一つです。
もう一つの判定基準は、「自分の置かれている状況や環境、自分の生き方を客観的に見て、幸福と感じられるか」ということです。
世の中には、顔だけは笑顔をつくっている人がたくさんいます。ものすごく悲惨な人生を送っているのに、顔だけは喜びに溢れていて、笑顔を絶やさない人がいるのです。しかし、そういう人が、あの世に還ってみると、意外に駄目で、天国へ行けないことがあります。幸福感には、ある程度の客観性が必要なのです。(中略)
要するに、自分の人生を振り返ってみて、「いま死んだとしても満足がいくかどうか」ということを考えるのです。これが、客観的に自分の過去を振り返ることなのです。
「いま、自分は人生を終え、死んだ」と考えて、「まずまずの人生であった」と言えるならば、天国に入る可能性は高いでしょう。
ところが、「悔しい。残念だ。やり直したい」と、あまりにも強く思う人は、この世にそうとう執着が残っていると言わざるをえません。
二番目の判定基準にも、多少、主観的な部分はありますが、主観と客観の両方の基準から考えてみる必要があります。
主観的には、「心が安らいでいるかどうか。そして、『自分が生きていることが他の人の幸福に役立っている』という実感があり、うれしく感じるかどうか」ということです。
客観的には、「三十年、四十年、五十年と、自分が過去に生きてきた道筋を振り返り、実際に起きた事件と、そのときの自分の心のあり方を、心の履歴書に書いていき、『これが最後の一行である』となったときに、どう思うか」ということです。「あなたの人生は、こういうものだった」と言われて、「まずまず、よくやった」と思えるような人生であったか、それとも、「しまった」と思うような人生であったかということです。
この両方を振り返っていただきたいと思います。
そういうことが、ある程度クリアできた上で、真理知識を学び、しっかりと精進していれば、六次元光明界までは行けるのです。
(153~157ページ)
天国に還るためには、まずは「心が清らかであること」。そう言えるためには、二つの判定基準がある。
第一に、自分自身に、ほんとうの意味での幸福感があるか。すなわち、心の安らぎと、自分は他の人の役に立っているという実感があるか。
第二に、自分の置かれている状況や環境と自分の生き方を、客観的に見て、幸福と感じられるか。すなわち、自分の人生を振り返ってみて、いま死んだとしても満足がいくか。
この2点を振り返り、点検すればよい──。
ここで「天国」と言われている世界の最初の段階が、「五次元善人界」だと教えていただいてます。
ここに還るための2つの判定基準ということですが、これだけでも、そんなに低いハードルじゃないのではないでしょうか。
その先にあるのが、「六次元光明界」ですが、その世界に至るためには、この2つの基準をクリアした上で、さらに、真理知識を学び、しっかりと精進している必要があるわけで、ハードルはさらに上がります。
でも、そこに私たちが還るための目標を、今日はこんなにはっきりと教えていただいたわけで、これは努力することで誰もがクリアし到達できる目標であるのだと、改めて確認できた気が私はしているのです。
|
『復活の法』
大川隆法著 |
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)