うちの子、ゲーム機ばっかり毎日毎日やって、全然勉強しないんだよね。やりすぎだって、いくら注意しても、ストレス解消だとかなんとか言って、言うこときかないの。どうしたらいいのかしら? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福へのヒント』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
子供のころ、テレビゲームに熱中していたとしても、それ以外のところに才能のある人ならば、その才能は必ずどこかで出てきます。才能というものは、チューリップの球根のようなところがあり、時期が来ると芽が出ます。そして、黄色いチューリップの芽は黄色い花を、赤いチューリップの芽は赤い花を、必ず咲かせるようになるのです。
したがって、「いまは、まだ才能が芽吹く時期ではない」と思ったならば、しばらく静観することが大事です。そして、どのような芽が出てくるか、様子を見るのです。
要は、「親子であっても魂は別である」という観点を忘れないことです。子供は親の自由にはなりません。その子がどのような魂であるかは、その子自身が知っています。その子が何の球根であるかは、芽が伸び、花が咲けば、明らかに分かることなので、しばらく見つめてみることです。
本来の個性が出てくる前の子供が、ほかの子供たちのあいだで流行していることをするのは、やむをえないと思います。(中略)
結局、大切なのは、あなたが自分の子の才能をどのように見るかということです。「将来、テレビゲーム業界などに進むほうがよい」と思うのであれば、話は違いますが、「うちの子は、勉強に打ち込んで道を開いていくタイプだ」と思うならば、テレビゲームで遊ぶ年限を定めることも一つの方法です。
たとえば、「中学生のあいだはテレビゲームをやってもよいけれども、高校に入ったら(あるいは中三の夏には)、テレビゲームをやめて勉強しなさいよ」と、いつも言っておくのです。そうすると、親子であっても一種の契約関係のようなものが生じます。一定の期間だけ許されたことによって、子供の側は、「親から譲歩を受けた」と感じ、「お返しが必要だ」と考えるのです。(中略)
子供があまりにも熱中しているものを急に取り上げると、反動が大きいと思います。また何かほかのことを必ずやりはじめます。しかし、「いまはよいけれども、そのときになったら切り替えなさいよ」という言い方をしてあげると、むげに禁止したのとは違い、ストレートな反発は返ってこないものです。このように、切り替え時期を教えてあげることが大事です。
さらに、勉強に見込みのある子供なら、一日のうちのゲームやマンガの時間を決めて、勉強は何時間やるか計画させてもよいでしょう。
また、最後は 「諦める」という手もあります。
どのような花かは別として、咲く時期が来れば花は咲きます。しかし、チューリップに桜の花を咲かせようとしても、そうはいきません。最後は子供自身の力を信じるしかないのです。
「親にできるのは水と肥料を与えること。世間の評価が光。花そのものを咲かせることはできない」ということを知っておいてください。親がいくら努力しても、子供が別の花に変わったりはしないのです。
(130~145ページ)
まず、才能がどちらの方向かが分かる前の子供が、子供たちのあいだで流行していることをするのは、やむをえないことだと認識すること。
その上で、自分の子が、勉強に打ち込んで道を開いていくタイプだと思うなら、ゲーム機で遊ぶ年限を決めて、「今はいいが、そのときになったら、切り替えなさい」といつも言って、切り替え時期を教える。
また「親子であっても魂は別である」という観点を忘れず、最後は、子供自身の力を信じて、見守ることにするのも一つの考え方である──。
引用部分は、まだ携帯型ゲーム機(PSPやDS)が流行る前になされた質疑応答が、活字に起こされて書籍化されたものです。
据え置き型のテレビゲーム(ファミコンやプレステ)だけが念頭に置かれていますが、今であれば、携帯型も含んだ「ゲーム機」全般に関する質疑応答と理解してかまわないと思います。
要するに、親としては、自分の価値観で子供を自由にできるという考え方は誤りだってこと。
子供というのは、たとえばチューリップの球根のように、時期が来ると必ず芽が出るものだ、何らかの才能を持っているのだと信じて、水と肥料ではぐくんであげることも、親としての大切な役割なのだと私は理解しているのです。
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『幸福へのヒント』
大川隆法著 |
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