円高が続くのかな。それって、やっぱり不況になるんだよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『この国を守り抜け』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
私は、円高そのものの基調は変わらないと見ています。(中略)先を見通すと、将来的には「一ドル五十円」になっていくでしょう。すぐには行きませんが、その方向に向かっていくと推定しています。(中略)
マスコミは、円高になると、いつも「不況になる」と言って騒ぎますが、一、二年そういうことはあっても、必ず乗り越えることができます。一九八〇年代にも円高不況がありましたが、数年間で克服しています。
考えてみると、日本はすでに輸出立国ではありません。私が小中学生のころは、社会科で、「日本は輸出立国である」と習いましたが、今は、国のGDP(国内総生産)に占める輸出の割合は十五パーセントぐらいしかないのです。
しかも、日本原産品を輸出して海外に売る場合であれば、「円高になると値段が高くなり、売れなくなって不況になる」という論理が成り立つのは分かりますが、今は、(中略)工業製品等に関しては、原産品がほとんどなく、たいてい輸入を伴っています。例えば、トヨタが自動車を売るにしても、鉄板の原材料の鉄鉱石はオーストラリアなどから輸入しているわけです。
ですから、円高になれば、当然、原材料の輸入代金が下がって、鉄板代金が下がりますし、鉄板代金が下がれば、自動車の製作代金も下がります。その結果、より安く自動車を輸出できるようになります。このように、輸出入をトータルで見れば、差額は調整されるのです。(中略)したがって、円高だからといって、それほど大きく心配する必要はないと考えます。(中略)
「一ドル五十円」の世界というものを考えてみると、実は日本側から見れば、アメリカ経済の規模が、今の半分になります。逆に、アメリカ側から見ると、日本経済の規模が、今の二倍になるのです。これは予想されていないシナリオですが、日米の経済力が接近してきて、本当にイコールパートナーになってくることを意味しています。(中略)
先行きは、まだまだ予断を許さない状況が続きますが、総理大臣や財務大臣、あるいは日銀総裁は、ここ一、二年、おそらく、正解とは正反対のことを言い続けるだろうと思います。これは、彼らが実体経済を知らないために起きる現象です。
やはり、やるべきことは、「円高でも生きていける方法」をつくることです。(中略)今後、円高はさらに加速していくでしょうが、それは、必ず日本全体の資産価値を上げることになります。
また、今、ユニクロを中心として、「中国等で生産し、日本で安売りする」というスタイルが流行っていますが、これは、もうピークに来ています。やがて、曲がり角が来て、下がっていくと思われます。
今、盛り返してきているのは、安売り店とは逆に、百貨店系のブランドものです。円高を背景にして、高級品が復活しつつあります。(中略)つまり、「高付加価値のものが安く買えるようになるので、今後、円高による消費景気の拡大が起きる」という、予想外の展開が出てくる可能性が極めて高くなっているのです。
(73~79ページ)
円高基調は変わらない。将来的には1ドル50円になっていく。
円高不況は、必ず乗り越えられる。日本はすでに輸出立国ではないし、工業製品に関しては原産品がほとんどなく輸入を伴っているので、輸出入をトータルで見れば差額は調整される。
1ドル50円になれば、アメリカ側から見れば、日本経済の規模が今の二倍になり、日米の経済力が接近して、イコールパートナーになることを意味する。
今後、円高による消費景気の拡大が起きる可能性が極めて高くなっている──。
まさに、目からウロコの経済見通しの解説がなされています。
この国師・大川隆法先生のお教えは、まずもって最初にマークしておくべき、最重要経営情報、なんですよね!
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『この国を守り抜け』
大川隆法著
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