もうぜったい不況だよね。未来は暗いだけなのかな。未来を開く鍵みたいなものって、見つけることできないのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『国家の気概』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
世界は、二〇〇八年の秋より同時不況に入り、恐慌もささやかれています。
ただ、私は、あなたがたに述べておきたいのです。悪い未来ばかりを心に描いて、深層心理でそれを求めていないでしょうか。そういう集団心理ができていないでしょうか。それを、一度、チェックしていただきたいのです。
民主主義は、良識が支配してこそ機能するものです。
すべての人が恐怖を心に描いたならば、素晴らしいものが現れてくることはありません。人々の心が実践を生み、その実践が世界をつくり出していくのです。したがって、あなたがたは恐怖に打ち負かされてはいけません。
過去の歴史を見ても、追い風の時代ばかりがあったわけではありません。地震、津波等の天変地異もあれば、戦争もありました。飢饉のときもあれば、未知なる病が流行った時期もありました。ある時代には、宗教戦争によって、国家の人口の半分ぐらいが死に絶えた国もありました。
そうした、人類のさまざまな苦難や困難を、私自身、地上に肉体を持つ前に霊天上界から長らく見守ってきました。
今、世界の人口が、六十億人を超え、百億人に向かって増えていこうとしています。
ただ、順調に百億人を超えることはないでしょう。あなたがたに対して、これから幾つかの試練が立ちはだかってくるであろうと思います。それをストレートに避けることは、難しいことかもしれません。(中略)
しかし、いかなる苦難・困難のなかにおいても、未来を開いていく鍵というものは必ず見つかるものです。その鍵は、あなたがた一人びとりの心のなかにあります。
それは何であるか。「信念」です。「未来をどうしたいのか」「どういう未来を私たちは求めているのか」ということについての信念を持つことです。その信念が未来を切り開いていきます。
予言者のごとく、悪い未来を言い当てることは、そう難しいことではありません。しかし、悪い予言が当たったとしても、それによって人類が幸福になることはありません。一方、未来に悪いことが起こらないようにしたからといって、その成果が認められ、ほめられることもありません。
しかし、「どちらかを選べ」と言われたならば、たとえ、世の人々からその活動を認められたり称賛されたりすることがないとしても、私たちは、世界の人々が、幸福になる道を開き、「まるで何事もなかったかのように、幸せな生活を享受できる」ということを、希望したいと思います。
不幸な出来事が起きることを事前に止めて、悪い未来を変えてしまうこと。そして、それを幸福の科学の手柄にはせず、人々が気づかなくてもかまわずに、世界を変えていくために地道な努力を積み重ねていくこと。こうしたことが大事であると思います。
(178~181ページ)
悪い未来を心に描いて、深層心理でそれを求めてはいけない。
人々の心が実践を生み、その実践が世界をつくり出していく。
いかなる苦難・困難のなかにおいても、「未来を開いていく鍵」は、一人びとりがもっている「信念」である──。
本書は、2009年に発刊されました。
本書で大川隆法先生は、人々が気づかなくても、何の手柄にならなくとも、世界を明るい方向に変えていくために地道な努力を積み重ねていくことを宣言しておられました。
世界の人口は、当時の60億人あまりから現在の77億人まで、十数億人も増え続けてきたことに気がつきます。
そして、世界同時不況があっても、決定的に不幸な出来事は起こらないまま、世界はなんとか平穏に推移してきたわけです。
ところが、それから11年を経た今、コロナ・ウィルス禍で、大恐慌がやってくるとささやかれ、暗いニュースばかりが目についています。
こんなときこそ、本書の教えを改めて思い起こしたいと思います。
つまり、未来を明るくしていきたい。
繁栄・発展する日本にしていきたい。
そのために私たちは活動していきたい。
間違いなく、大川隆法先生は、そして幸福の科学は、そういう前向きな「信念」で、未来を切り開いていくために、日々、活動を展開しているのです。
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『国家の気概』
大川隆法著 |
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