台湾と中国の関係って、微妙だよね。でも、香港だとかは中国領に戻ったけど、イギリス領だったときと同様に言論活動も自由だっていうし、経済は発展してるんだから、台湾が中国に併合されても問題ないんじゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『温家宝守護霊が語る大中華帝国の野望』(幸福の科学出版)で、中国の温家宝首相の守護霊を呼び出し、その霊言を、月刊「ザ・リバティ」の綾織編集長との対話の形で、次のように伝えておられます。
綾織 (中略)中国のいちばんの目標は台湾だと思いますが、アメリカは、「最後の最後には台湾を護る」という意志を持っていると思います。その点について、どういう戦略を立てておられるのでしょうか。
温家宝守護霊 君も甘いなあ。中国では、台湾は、もう「台湾省」として、みんな認識しているんだよ。台湾省だ。一部、反乱分子がいて、まだ平和裡にうまく併合できずにいるだけで、もう台湾省として認識されている。
「すでに台湾省だが、『経済的な自由を保障してくれなければ一緒になれない』とごねているだけだ」と認識している。だから、中国の南部のほうで経済的繁栄をなるべくつくって、「中国と一緒になっても、一切、問題はありませんよ」ということを示そうとしているわけだ。
まあ、香港なんかも、もっと弾圧したいんだけど、我慢している。「台湾を取るまでは、香港では、できるだけ何もするまい」と思って、われわれは、忍耐に忍耐を重ね、必死に、我慢してるんだよ。
ほんとは、やりたいことがいっぱいある。言論統制もかけなきゃいけないし、いろんな活動にネット(網)をかけなきゃいけないんだが、まあ、香港を“野放し”にして、「一緒になっても大丈夫だ」と言って、今、台湾を引き寄せているところだ。(中略)
綾織 現時点では、米軍のほうが、まだ台湾周辺でも強いと思います。それに対して、中国は、今、潜水艦を増強したり空母を建造したりしていますが、この軍事バランスを、どの時点で逆転させていこうと考えておられるのでしょうか。
温家宝守護霊 うーん。まあ、君は、中国の軍事費用が二重底であることぐらいは、知ってるよな。
発表されている数字と、実際に使っているカネの量は全然違うからね。国家予算のすべてに、実は軍事費の一部が組み込まれている。例えば、公共工事の予算として組んでも、その一部は軍事費として使われているわけだ。だから、本当の軍事予算は、アメリカも、あなたがたも、まだ知らない。本当の軍事予算は、あなたがたがつかんでいる額の五倍以上はある。
その溢れる軍事予算で、あなたがたが知らないものが、たくさんつくられている。ハッハッハッハッハ。大国っていうのは、そういうものなんだよ、君。君らみたいに、細かく、「ここの予算を削りましょう」とか、「このダムは潰しましょう」とか、そんなばかげたことはやらないんだ。こんな小国とは話にならんわ。
(106~110ページ)
何度かご紹介しましたが、いま生きている人の守護霊の霊言というのは、その方の本心を語っていると考えるべきものです。
そうすると、香港の今の自由な状態というのは、台湾を吸収合併するためのいわば「おとり」だというのが、中国という国家の本音ということになりそうです。
も一つ、中国の軍事予算の拡張の凄さというのは、幸福実現党がしばしば指摘しているところですが、ここで温家宝首相の守護霊が語っているのは、本当の軍事予算は表に出ている額の5倍以上だという、とても恐ろしい話です。
こういった中国という国家の本音を知った上で、わが日本も国家戦略をたて、外交を組み立てていく必要があることを、一人でも多くの日本人に知っておいていただきたいと、私は切に願うのです。
|
『温家宝守護霊が語る大中華帝国の野望』 大川隆法著
|
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)